【沖縄の葬儀】沖縄で行う葬儀費用の目安は?規模の大きな一般葬と家族葬、2つの体験談

2022.12.09
【沖縄の葬儀】沖縄で行う葬儀費用の目安は?規模の大きな一般葬と家族葬、2つの体験談

沖縄で行う葬儀の費用は、昔ながらの会葬客を広く受け入れる一般葬と、現代増えた会葬客を限定する家族葬で大きく変わります。今回は沖縄での葬儀費用目安として、196人の会葬客が訪れた上原家、30人限定の家族葬を行った比嘉家の体験談をご紹介します。

現代の沖縄で行う葬儀の費用は、昔ながらの会葬客を広く受け入れる一般葬と、現代増えた会葬客を限定する家族葬で大きく変わります。

新聞のお悔み欄で家族の訃報を知らせる場合、広く会葬客を受け入れるため、沖縄では200人規模の葬儀になることも少なくはなく、その分会場や祭壇も大きくするでしょう。

・100人以上の一般葬の費用目安は?
・50人以下の家族葬の費用目安は?
・葬儀費用はどのように賄えば良い?

ただ葬儀では会葬客が御香典を持参しますし、葬儀費用は故人の遺産からの支払いが可能ですので、この点も考慮した予算立てができます。

今回は沖縄で行う葬儀費用の目安として、196人の会葬客が訪れた上原家の体験談、そして30人限定の家族葬を執り行った比嘉家の体験談をご紹介します。

50万円祭壇セット、40万円祭壇セット

50万円祭壇セット、40万円祭壇セット
●葬儀社との打ち合わせでは、「○○万円祭壇セット」の提案が多いです

…沖縄で葬儀費用の打ち合わせをすると、多くの葬儀社で約40万円の祭壇セット、約50万円の祭壇セットを提案されますが、この違いは祭壇の大きさや棺などの葬具のグレードになるでしょう。

某沖縄の葬儀社で費用と内容を確認したところ、内容自体に違いはありません。
けれどもご遺族の希望に合わせ、必要ない葬具は差し引くことはできるでしょう。

<沖縄の葬儀費用:祭壇セットの内容>
●基本的には①祭壇、②棺、③骨壺です。この他、下記のようなものが含まれます。
祭壇セット

葬儀社との打ち合わせでは、祭壇のグレード、棺のグレード…、と、それぞれのグレードから決めていくパターンもあり、このような場合は、結果的に割高になることもあるでしょう。

そのため沖縄で葬儀社と打ち合わせを進める時には、予め葬儀費用を設定し、最初に担当者に伝えておくと安心です。

100人以上の一般葬

昔ながらの沖縄の一般葬、葬儀費用は?
●沖縄で100人以上の葬儀を行う場合、荼毘広告を依頼するご遺族が多いでしょう

荼毘広告(だびこうこく)」とは、新聞のお悔み欄に訃報を掲載することです。
沖縄では沖縄タイムスと琉球新報の2社に依頼しますが、近年ではネットによる荼毘広告も併せて依頼するご遺族も増えました。

それでは沖縄で100人以上の葬儀を行った、上原さんの費用をお伝えします。

<100人以上:沖縄で上原家の葬儀費用>
●祭壇セットは大きい種類の、約50万円のタイプを選びました。
[1]葬儀全般
・祭壇セット…50万円
・返礼品(香典返しとして)…14万円(700円×200名)
・会葬礼状…2万2千円(110円×200名)
[2]荼毘広告料…約16万7千円
[3]お布施
・お布施…6万円
・お車代…5千円
[4]斎場使用料…約15万円
[5]火葬費用…4万5千円
————————————–
合計…約108万9千円

荼毘広告料はご遺族の掲載人数が8名、琉球新報と沖縄タイムスそれぞれ72,600円でした。
斎場使用料も約10万前後の料金からありましたが、翌日の葬儀で安置費用が必要なかったことで、少しグレードを上げて依頼しています。

●ネットのお悔み欄にも掲載を依頼し、料金は2万2千円でした

また上原家は南部の火葬場を利用し4万5千円でしたが、那覇市内では2万5千円ほどの地域もあるでしょう。

30人限定、比嘉家の家族葬

(1)現代沖縄で増える葬儀「家族葬」とは
●30人限定の家族葬では荼毘広告がなく、自宅葬を選んでいます

比嘉家は広く会葬客を受け入れない家族葬を選びました。
高齢の父親が亡くなり、ごく近しい身内や知人友人へ電話をしましたが、広い範囲では四十九日法要後、納骨を済ませてから事後報告とするつもりです。

そのため荼毘広告は必要なく、翌日に自宅で葬儀を行っています。

<30人限定:沖縄で比嘉家の葬儀費用>
●祭壇セットは約30万円のコンパクトなセットを選びました
[1]葬儀全般
祭壇セット…30万円
・返礼品(香典返しとして)…2万1千円(700円×30名)
・会葬礼状…3千円(100円×30名)
[2]荼毘広告料…0千円
[3]お布施
・お布施…6万円
・お車代…5千円
[4]斎場使用料…0円(自宅葬)
[5]火葬費用…4万5千円
————————————–
合計…約43万4千円

祭壇セットは18万円のグレードからありましたが、①棺や骨壺のグレードを上げたい、②お花をたくさん飾ってあげたい、との想いから30万円のグレードを選んだそうです。

まるで自宅のような一棟貸し切りの葬儀会場も提案されましたが、父親は長く老人ホームで暮らしてきたため、「帰りたい」と言っていた自宅で葬儀を行うことに決めました。

沖縄では葬儀後の費用支払いも可

沖縄で御香典を包むマナー。中袋やお札の向き、連名で出す注意点
●沖縄の規模の大きな葬儀は費用も高くなりますが、会葬客の御香典による相互扶助も期待できます

このように沖縄の一般葬と家族葬、2つの体験談を確認すると、100人以上の葬儀費用は100万円を超え、予算面で大きくはなりますが、その分会葬客の御香典が大きいです。

今回、沖縄で100人以上の葬儀を行った上原家では会葬客が196人、人数限定で行った比嘉家では会葬客が30人でした。

<上原家と比嘉家の御香典費用>
[1]上原家(連名/郵送あり)/参列者196人
・千円…78人(7万8千円)
・3千円…65人(19万5千円)
・5千円…36人(18万円)
・1万円…11人(11万円)
・5万円…1人(5万円)
・10万円…1人(10万円)
※郵送3万円…3人(9万円)
—————-
合計…80万3千円[2]比嘉家(郵送あり)/参列者30人
・3千円…5人(1万5千円)
・5千円…20人(10万円)
・1万円…3人(3万円)
・5万円…1人(5万円)
・10万円…1人(10万円)
※郵送3万円…3人(9万円)
—————-
合計…38万5千円

…ただ、ひと昔前の沖縄では御香典返しは当日の返礼品で賄うことが一般的でしたが、現在では御香典金額が大きい相手に向け、四十九日法要後の2週間ほどを目安に、改めて御香典返しを送る習慣もあります。

目安としては1万円~2万円以上の御香典をいただいた相手に対し、御香典金額の約1/3~1/2ほどの目安で品を選ぶため、この点にも配慮して予算決めをした方が良さそうです。

 

沖縄で葬儀費用の賄い方

沖縄で葬儀費用の賄い方
●御香典により後払いを行う他、①故人の預貯金財産より引き出す、②ローンを利用する、方法があります

沖縄で葬儀費用は後払いが可能ですので、沖縄では葬儀費用の後払いを利用し、足りない分は遺族のひとりが立て替えるケースが多いですが、故人の遺産から葬儀費用を出すか、ローンを利用する方法もあるでしょう。

<沖縄の葬儀費用:2つの賄い方>
[1]故人の預貯金財産から出す
…故人の銀行口座は凍結されますが、葬儀費用は故人の遺産からの支払いが可能です。
[2]ローンを利用する
…故人の遺産で支払えない場合、ローンの利用もできます。

なかには喪主が高齢で「(多目的ローンなど)一般的なローンを利用できない」などの相談がありますが、沖縄の葬儀社から提案があれば、高齢でもメモリアルローンの利用ができるかもしれません。

ただ喪主がひとりで負担することのないよう、遺族で協力しながら葬儀費用を支払う、御香典の範囲内で執り行える葬儀にするなど、ムリのない予算立てをおすすめします。

最後に

以上が沖縄で行う葬儀費用の目安、100人以上の一般葬50人以下(30人)の家族葬、2つの体験談です。

沖縄の葬儀社への支払いなど、まとまった費用は上記の金額でしたが、この他にも細かな出費がありました。

例えば葬儀会場や火葬場スタッフに渡した心付けや、火葬場で同行者に振る舞った軽食など、仕出し業者へ支払った費用は別に支払っています。

心付けは3千円/1人のスタッフを目安に、「」の表書きでポチ袋に入れます。
特に家族葬を行った比嘉家では、火葬時間が丁度お昼時にあたったため、仕出し弁当を振る舞いました。

お布施をお渡しする際のマナーは、下記をご参照ください。
沖縄の法要でお布施を包む。僧侶へ渡す時の準備やマナーとは

 

まとめ

沖縄の葬儀費用目安、2人の体験談
●100人以上の一般葬
[1]葬儀全般
・祭壇セット…50万円
・返礼品…14万円(700円×200名)
・会葬礼状…2万2千円(110円×200名)
[2]荼毘広告料…約16万7千円
[3]お布施
・お布施…6万円
・お車代…5千円
[4]斎場使用料…約15万円
[5]火葬費用…4万5千円
———————–
合計…約108万9千円

●30人限定の葬儀費用
[1]葬儀全般
・祭壇セット…30万円
・返礼品…2万1千円(700円×30名)
・会葬礼状…3千円(100円×30名)
[2]荼毘広告料…0千円
[3]お布施
・お布施…6万円
・お車代…5千円
[4]斎場使用料…0円(自宅葬)
[5]火葬費用…4万5千円
————————–
合計…約43万4千円


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