【2025年版】沖縄の七五三|日程・年齢・神社・衣装レンタル・撮影まで完全ガイド

【2025年版】沖縄の七五三|日程・年齢・神社・衣装レンタル・撮影まで完全ガイド

2025.08.20

2025年沖縄の七五三は11月15日(土・仏滅)。本記事では対象年齢の早見表や祈祷できる神社、衣装レンタルや撮影スポット、費用相場が分かります。また十三祝いとの違いや出張フォト・会食プランなど、沖縄ならではの七五三の祝い方も紹介しています。

七五三は子どもの健やかな成長を願う日本の伝統行事です。

2025年の七五三は11月15日(土・仏滅)ですが、沖縄では六曜にこだわらず、家族の予定や子どもの体調に合わせてお祝いをする家庭が多く見られます。

本記事では、2025年に七五三を迎える子どもの対象年齢早見表、祈祷ができる神社、衣装や撮影スポット、費用の相場まで詳しく解説。

さらに沖縄独自の「十三祝い」との違いや、出張フォトなど最新の祝い方も紹介します。家族に合った七五三の準備にお役立てください。

七五三の意味と由来

七五三は、子どもの健やかな成長を感謝し、これからの無事と幸福を祈る日本の伝統行事です。

男の子は3歳と5歳、女の子は3歳と7歳でお祝いするのが一般的で、それぞれの年齢に通過儀礼としての意味が込められています。現代では全国的に広く定着していますが、元々は平安時代から続く宮中行事に由来し、江戸時代を経て庶民にまで広がったといわれています。

七五三は、平安時代に行われていた三つの儀式がもとになっています。


 ● 髪置(かみおき)…3歳前後で子どもの髪を伸ばし始める儀式
 ● 袴着(はかまぎ)…5歳の男の子が初めて袴を身に着ける儀式
 ● 帯解(おびとき)…7歳の女の子が大人用の帯を結ぶようになる儀式

当時は医療が発達しておらず、子どもが無事に成長すること自体が大きな喜びでした。そのため、節目の年齢で無事を感謝し、社会の一員として認められる通過儀礼として行われていたのです。

やがて江戸時代になると武家を中心に定着し、明治以降は全国的な子どもの祝い事として広まりました。

沖縄では、もともと七五三の風習は一般的ではありませんでした。

その代わりに「十三祝い(じゅうさんうゐ)」と呼ばれる行事が根付いており、数え年13歳になった子どもが、知恵や学問の成長を感謝し、これからの幸福を祈願します。旧暦3月13日前後に行う地域が多く、特に本島南部や八重山地方で盛んです。

近年は本土の文化が取り入れられたこともあり、沖縄でも七五三を祝う家庭が増えています。ただし「十三祝い」が地域の伝統として重んじられているため、七五三とあわせて二度にわたり成長を祝う家庭も少なくありません。

沖縄の七五三は、本土の慣習に倣いつつも、十三祝いとの組み合わせによって「より手厚く子どもの節目を祝う」特色が見られるのです。

十三祝いは、沖縄で古くから盛んに行われてきた行事で、子どもが知恵や学問を授かり、健やかに成長することを願う大切な節目です。

基本は 数え年13歳 で祝うのが伝統ですが、近年は七五三と同様に 満年齢で行う家庭も増えています。学校の進級や春休みのタイミングに合わせる家庭も多いため、柔軟に考えて差し支えありません。

 2025年に十三祝いを迎える子ども
 ● 数え年13歳:2013年(平成25年・巳年)生まれ
 ● 満年齢13歳:2012年(平成24年・辰年)生まれ

 2026年に十三祝いを迎える子ども
 ● 数え年13歳:2014年(平成26年・午年)生まれ
 ● 満年齢13歳:2013年(平成25年・巳年)生まれ

沖縄では、十三祝いを旧暦3月13日や春分のころに行う地域が多く、家族そろって神社や御嶽に参拝し、その後に会食を開くのが一般的です。

七五三と同様に、祖父母や親戚からお祝い金やプレゼントをいただくことも多く、子どもの節目を華やかに祝う機会となります。

七五三のお祝いは、毎年 11月15日 に行うのが慣習です。2025年の場合は 11月15日(土) にあたります。

ただし、この日は「仏滅(ぶつめつ)」であり、六曜の考え方ではお祝いごとにはあまり適さない日とされます。そのため、全国的には日程をずらして祈願する家庭も多いでしょう。

沖縄でも、フォトスタジオや神社の混雑を避けたい家庭は、前後の週末や平日に日程を調整する傾向が増えています。ここからは、六曜の意味と2025年のおすすめ日程について詳しく見ていきましょう。

七五三を含め、結婚式や引っ越しなどのお祝い事では「六曜(ろくよう)」を気にする方が少なくありません。六曜は1日ごとの吉凶を示す暦注で、次の6種類があります。

 ● 大安(たいあん)
… 六曜の中で最も吉日。慶事全般に選ばれる人気の日。

 ● 友引(ともびき)
… 「友を引く」とされ、午前と夕方が吉。結婚式や七五三には向くとされる。

 ● 先勝(せんしょう)
… 「先んずれば勝つ」。午前は吉、午後は凶。午前中のお参りに適している。

 ● 先負(せんぶ)
… 「先んずれば負ける」。午前は凶、午後は吉。午後のお参りが安心。

 ● 赤口(しゃっこう)
… 午の刻(11〜13時)のみ吉、それ以外は凶。七五三では避けられやすい。

 ● 仏滅(ぶつめつ)
… 万事に凶とされる日。慶事には不向きだが、混雑を避けたい家庭があえて選ぶケースもある。

六曜は科学的根拠のある暦法ではなく、あくまで民間信仰として広まったものです。近年は「家族が集まりやすい日を優先する」という考え方も一般的になっています。

とはいえ、祖父母や親戚を招く場合は「大安や友引に合わせたい」という希望も多く、配慮して日取りを決めると安心です。

2025年の七五三本来の日取りである 11月15日(土) は「仏滅」です。そのため、翌日の 11月16日(日・大安) に参拝者が集中することが予想されます。

 <2025年11月前後9日間の六曜>

 ● 11月10日(月) … 大安
 ● 11月11日(火) … 赤口
 ● 11月12日(水) … 先勝
 ● 11月13日(木) … 友引
 ● 11月14日(金) … 先負
 ● 11月15日(土) … 仏滅
 ● 11月16日(日) … 大安
 ● 11月17日(月) … 赤口
 ● 11月18日(火) … 先勝

この中で特に混雑が予想されるのは、 11月16日(日・大安) です。週末かつ大安であるため、全国的にも人気が集中するでしょう。

逆に、比較的落ち着いて参拝できるおすすめ日程は以下の通りです。

 ● 11月10日(月・大安)
 … 平日なので混雑が少なく、祈祷もスムーズ。

 ● 11月21日(金・大安)
 … 週末前の平日で、比較的空いている。

 ● 12月前半の平日
 … 寒さ対策は必要だが、混雑を避けてゆったり参拝可能。

沖縄では特に那覇市内の大きな神社(波上宮や普天間宮など)が混雑しやすいため、小さなお子様の体力を考えると「必ずしも大安にこだわらず、家族にとって無理のない日程を選ぶ」のが安心です。

2025年の七五三本来の日取りである 11月15日(土) は「仏滅」です。そのため、翌日である 11月16日(日・大安) に参拝希望者が集中することが予想されます。

<2025年11月前後の主要な六曜一覧>

 ● 11月3日(月・祝・文化の日) … 仏滅(お祝いには避けられがち)
 ● 11月10日(月) … 大安
 ● 11月15日(土) … 仏滅
 ● 11月16日(日) … 大安

この中で特に混雑が予想されるのは、11月16日(日・大安)です。週末かつ縁起の良い日ということで、多くの家庭がこの日に参拝される可能性が高いでしょう。

一方、比較的静かに参拝できるおすすめ日程は以下の通りです:

 ● 11月10日(月・大安) … 平日のため混雑が少なく、祈願も比較的スムーズ。


 ● 11月21日(金・大安) … 週末前の平日であり、比較的余裕を持って行動できます。


 ● 12月前半の平日 … 本来の七五三シーズンより落ち着くため、余裕を持ってお祝いできる選択肢です。

沖縄の場合、小さなお子様の体力を考慮して「必ずしも六曜を優先せず、家族が無理なく集まりやすい日を選ぶ」というスタンスも大変合理的です。

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年齢は?

…ただ2025年現代では七五三を満年齢で行う家族も増えています

現代では沖縄でも全国的にも、「七五三をお祝いするのは数え年が良い?満年齢が良い?」と戸惑うご両親が増えました。

昔ながらの考え方で言えば、沖縄も全国も変わらず「数え年」で七五三を迎えるのが良いとされますが、現実的には満年齢での七五三祝いが増えつつあります。

<七五三祝いの年齢調査結果>
(1)数え年…45%
(2)満年齢…55%

雑誌「VERY」のアンケート調査によると、2022年度に七五三祝いを迎える世帯において、満年齢でお祝いをする世帯が55%、数え年で祝う世帯が45%と、満年齢(実年齢)での七五三祝いが、数え年を上回りました。

けれども現代では、七五三の御祈祷だけではなく、フォトスタジオなどで家族写真を撮影する家族が多いですよね。

数え年は満年齢(実年齢)よりも1歳小さいため、長時間の着物を着せたり、大人しくしてもらうことは、子どもにとって大変な作業であるとともに、両親にとってもお世話が大変です。

<2025年(令和7年)数え年の七五三:生まれ年>
[年齢][男女別][生まれ年][干支]
●数え年3歳・男の子
・女の子
・2023年
(令和5年)
・卯年
[うさぎ]癸卯
●数え年5歳・男の子・2021年
(令和3年)
・丑年
[うし]辛丑
●数え年7歳・女の子・2019年
(令和元年)
・亥年
[いのしし]己亥

そこで、祖父母など両家が揃い、大人手が多かったり、フォトスタジオでの写真撮影は別日に行う家などでは、数え年でのお祝いが多いでしょう。

※この他、沖縄では数え年7歳(実年齢6歳)で七五三をお祝いして、祖父母がランドセルなどの入学準備品をお祝いに贈る事例も多くあります。

特に1月~3月までの早生まれの子ども達は、数え年になるととても小さいため、満年齢(実年齢)でのお祝いを選ぶ傾向にあります。

<2025年(令和7年)満年齢の七五三:生まれ年>
[年齢][男女別][生まれ年][干支]
●満年齢3歳・男の子
・女の子
2022年
(令和4年)
・寅年
[とら]壬寅
●満年齢5歳・男の子2020年
(令和2年)
・子年
[ねずみ]庚子
●満年齢7歳・女の子2018年
(平成30年)
・戌年
[いぬ]戊戌

また沖縄の七五三では、兄弟二人など、複数の子どもが七五三祝いの年齢に当たることが多いです。

この場合「弟は数え年3歳、兄は満年齢(実年齢)5歳」など、数え年と満年齢(実年齢)が混じることもあります。

七五三は、3歳・5歳・7歳という節目で行われますが、子どもの成長段階によって当日の過ごし方や注意点が変わってきます。お参りや撮影をスムーズに行うために、それぞれの年齢に合わせた工夫を取り入れると安心です。

 ● 3歳(男女共通)
 まだ体力や集中力が十分でなく、人見知りや着物を嫌がる子も多い時期です。無理をさせず、短時間でお参りや撮影を終えられるようスケジュールに余裕を持たせましょう。お気に入りのおもちゃやおやつを持参して機嫌を整える工夫も効果的です。

 ● 5歳(男の子)
 活発さが増し、走り回りたくなる年齢です。袴を着せる場合は、着崩れを防ぐ工夫が必要です。男の子らしい元気な姿を写真に収められる時期でもあるので、スタジオ撮影とあわせて屋外でのロケーション撮影もおすすめです。

 ● 7歳(女の子)
 着物やヘアスタイルにこだわりが出てくる年齢です。「この色がいい」「髪を結びたい」など本人の希望を尊重することで、より思い出深い七五三になります。集中力は増していますが、着物や帯で疲れやすいので、途中で休憩を挟みながら進めると良いでしょう。

沖縄では七五三と同時に「十三祝い」も大切にされているため、将来の十三祝いの節目も意識して、家族でお祝いのスタイルを話し合っておくのもおすすめです。

七五三は一度きりの行事ではなく、兄弟姉妹や従兄弟がいる家庭では、数年にわたって続けてお祝いするケースも多くあります。将来の予定を立てやすいように、2026年〜2028年に七五三を迎える子どもの生まれ年を整理しました。

 【3歳のお祝い

 ● 2026年
  数え年:2024年生まれ
  満年齢:2023年生まれ

 ● 2027年
  数え年:2025年生まれ
  満年齢:2024年生まれ

 ● 2028年
  数え年:2026年生まれ
  満年齢:2025年生まれ

 【5歳(男の子)のお祝い】

 ● 2026年
  数え年:2022年生まれ
  満年齢:2021年生まれ

 ● 2027年
  数え年:2023年生まれ
  満年齢:2022年生まれ

 ● 2028年
  数え年:2024年生まれ
  満年齢:2023年生まれ

 【7歳(女の子)のお祝い】

 ● 2026年
  数え年:2020年生まれ
  満年齢:2019年生まれ

 ● 2027年
  数え年:2021年生まれ
  満年齢:2020年生まれ

 ● 2028年
  数え年:2022年生まれ
  満年齢:2021年生まれ

数え年は「生まれた年を1歳とし、元旦で1歳加算する」方法、満年齢は「誕生日ごとに加齢する」方法です。

このような早見表をもとに、兄弟姉妹の予定を合わせて「同じ日に一緒に祝う」など、家族全体で効率よく計画を立てることができます。特に沖縄の家庭では、親戚一同で集まって祝うことが多いため、早めに予定を共有しておくと安心です。

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七五三の服装と持ち物

七五三は子どもが主役の行事ですが、当日の服装や持ち物を整えることで、一日を安心して過ごすことができます。

特に沖縄では気候が温暖なため、本州と同じ感覚で準備すると暑さや移動で子どもが疲れやすいこともあります。ここでは、子どもの衣装選び・家族の服装マナー・便利な持ち物をまとめました。

七五三といえば着物が定番ですが、最近では洋装を選ぶ家庭も増えています。

 ● 和装(着物・袴)
 伝統的で華やか。写真映えし、祖父母にも喜ばれるスタイルです。沖縄ではレンタル衣装が豊富に揃っており、フォトスタジオで着付けも依頼できます。ただし長時間は疲れやすいので、移動時間を短めにするのが安心です。

 ● 洋装(ドレス・スーツ)
 動きやすく、着崩れしにくいのがメリットです。特に3歳の子どもは長時間の着物が負担になるため、ドレスやスーツを選ぶ家庭も少なくありません。

 ● 衣装レンタルの活用
 沖縄のフォトスタジオでは、着物・ドレス・スーツを一式レンタルできるプランが多く、手ぶらで行けるのが魅力です。

事前に試着や写真カタログを確認して、子どもが気に入った衣装を選ぶとスムーズです。

七五三では「子どもが主役」であることを意識し、保護者や祖父母は落ち着いた服装を心がけましょう。

 ● 父親 … ダークスーツが基本。ネクタイの色を明るくすると写真に映えます。
 ● 母親 … ワンピースやセットアップ、訪問着など。動きやすさと上品さの両立がポイントです。
 ● 祖父母 … フォーマル感を意識しつつ、着物やスーツ、和装風の服も好まれます。

家族全体で色味を揃えると、集合写真がまとまりやすくなります。沖縄では気温が高い日も多いため、夏用素材や薄手のジャケットを準備して調整すると快適です。

七五三当日は長時間の外出になるため、子どもが快適に過ごせるように持ち物を工夫しましょう。

 ● 替えの靴(草履が疲れた時のスニーカー)
 ● ストロー付きの飲み物
 ● 軽食(小さなおにぎりやパンなど)
 ● ハンカチ・ウェットティッシュ
 ● 着物用クリップやヘアピン(着崩れ防止)
 ● タオル(食事や水分補給の際に衣装を汚さないため)
 ● カメラやスマホの充電器・モバイルバッテリー

沖縄では日差しが強い場合もあるため、日傘や薄手の羽織物があると安心です。特に小さな子どもは体温調整が難しいため、快適に過ごせる工夫を心がけましょう。

2024年七五三祝い:当日の流れ

2025年現代、沖縄の七五三祝いはフォトスタジオの写真撮影で祝う家庭が多いです。
フォトスタジオで貸衣装を着付けていただき、そのまま神社へ御祈祷へ行きます。

帰りに再びフォトスタジオへ立ち寄り貸衣装をお返しします。
貸衣装を着ている間、祈祷の前後で家族写真を撮影する流れが多いでしょう。

<沖縄に多い七五三祝い当日の流れ>
[準備]フォトスタジオ、貸衣装の予約
(1)フォトスタジオへ到着
(2)着付け
(3)神社へ御祈祷
(4)再びフォトスタジオへ
(5)家族写真の撮影
(6)会食

沖縄で七五三祝いの当日に家族写真の撮影が多い理由は、貸衣装を一日借りて、そのまま全てを済ませることができるためです。

その後、集まった親族でホテルなどでの会食を行ったり、沖縄では自宅で七五三お祝いを行います。

現代の沖縄では七五三祝いの衣装レンタルや着付け、家族写真撮影において、家族が家から特別に持参しなくても、手ぶらで受け付けてくくれるお店が多いです。

けれども子どもが疲れないよう、替えの運動靴やヘアピン、ウェットティッシュなどを持参すると便利でしょう。

<沖縄で七五三祝い、衣装レンタルもあるフォトスタジオ>
(1)スタジオチャーリー
[住所]沖縄県浦添市前田4-4-6
[TEL]・浦添本店…098-878-4649
・北谷店…098-926-4649
[HP]https://charley.co.jp/plan/753/
(2)きりんカメラ
[住所]沖縄県浦添市牧港2丁目18-5
[TEL]050-5326-9916
[HP]https://kirincamera.com/
(3)スタジオマリオ
[住所]沖縄県那覇市おもろまち3丁目7-16(那覇・新都心店)
[TEL]・那覇・新都心店…0120-753-700
・沖縄・北谷店…0120-774-116
[HP]https://www.studio-mario.jp/

ただ毎年11月15日から前後の週末は、沖縄でも大勢の七五三祝いで賑わうため、敢えて11月後半や12月前半に沖縄で七五三祝いを行う家庭も増えました。

貸衣装を依頼をしたフォトスタジオや貸衣装屋さんに予め相談・予約をしておくと、着付けまでしてくれることが多いです。

<貸衣装のポイント>
●ホームページなどで衣装の一覧を掲載している業者も多いので、予め決めておくと良いでしょう。

お化粧やヘアセットもしてくれるスタジオが多いですが、気になるようであれば、朝から自宅で整えて行ってください。

沖縄の七五三祝いでは、フォトスタジオで衣装を着付けていただき、そのまま神社などへ御祈祷へ行く流れが多いです。

子どもにとって着物はとても疲れます。
ストロー付きの飲み物やパンなど、軽食を用意しても良いでしょう。
また汚れないよう、首に掛けられるタオルなども用意しておくと便利です。

<沖縄で七五三祝いの御祈祷を受け付ける神社>
(1)波の上宮(なみのうえぐう)
[住所]沖縄県那覇市若狭1-25-11
[TEL]098-868-3697
[HP]http://naminouegu.jp/
(2)普天間宮(ふてんまぐう)
[住所]沖縄県宜野湾市普天間1-27-10
[TEL]098-892-3344
[HP]http://futenmagu.or.jp/
(3)沖宮(おきぐう)
[住所]沖縄県那覇市奥武山町44番地
[TEL]098-857-3293
[HP]https://okinogu.or.jp/okinogu-guide/
(4)沖縄県護国神社(ごこく神社)
[住所]沖縄県那覇市奥武山町44番地
[TEL]098-857-2798
[HP]https://www.okinawa-gokoku.jp/

御祈祷前後で車への移動では、替えの運動靴などを用意しておくと、子どもも足が痛くならずに済むでしょう。

2025年11月15日(土)に七五三の祈祷を行う場合、スケジュールも込み合っており、早めに受付が終了する神社もあるので、ご注意ください。

(4)再びフォトスタジオへ

神社参拝の前に写真撮影を済ませる家族もいますが、再びフォトスタジオへ戻り、家族写真の撮影を行うことが多い傾向です。

<2025年七五三の写真撮影:注意点>
●子どもの軽食や飲み物を準備
・撮影客で込み合いやすい
(長い待ち時間を要することもある)

ただ、お菓子やドリンクバーを豊富に供えているフォトスタジオもあります。
親族で高齢の祖父母などがいらっしゃるようであれば、近くで休める場所を選ぶのも一案です。

続いて家族写真の撮影を行います。
フォトスタジオにもよりますが、3つほどの衣装を選ぶことができ、そのなかのひとつで家族写真を撮る流れが多いです。

●そのため兄弟姉妹がいる家では、兄弟姉妹も正装で行きます。

兄弟姉妹も含めた衣装レンタルも可能ですが、追加料金が出ますので、この点も考慮して検討してください。

沖縄では最後に、親族で七五三祝いの会食を行う流れが多いでしょう。
ホテルでは「七五三祝いコース」なども見受けるので、このようなサービスを利用するのも一案です。

<沖縄の七五三祝い、会食一例>
(1)ホテルモントレ沖縄スパ’リゾート
[住所]〒904-0413 沖縄県国頭郡恩納村冨着1550番地1
[TEL]098-993-7111
[HP]https://www.hotelmonterey.co.jp/okinawa/restaurant/plan/915f8e5cafa74b2.html
(2)あいあいケータリング
[住所]沖縄県宜野湾市大謝名5-24-9(宅配エリア)
[TEL]098-870-911(受付:9:00~19:00)
[HP]https://happy-aiaicatering.com/
(3)ダブルツリー(ヒルトン那覇首里城内)
[住所]沖縄県沖縄県那覇市首里山川町1-132-1
[TEL]098-886-5464
[HP]https://family.kaijosearch.com/kyushu/F01836/plan/#plan

沖縄では七五三プランを提案するホテルは毎年多いので、チェックしてください。

ただ高齢の親族には外食が困難であったり、あまり好まないこともあります。
このような時は七五三当日はとても忙しいので、ケータリングを頼むと便利です。

七五三の記念撮影

七五三は子どもの成長を記録する大切な節目であり、写真撮影は欠かせない思い出づくりのひとつです。

特に沖縄では、フォトスタジオでのレンタル衣装や撮影サービスが充実しているため、記念写真を中心にプランを立てる家庭が多く見られます。

ここでは、前撮り・後撮りのメリットと、沖縄ならではの撮影スポットをご紹介します。

前撮りとは、七五三当日よりも前の時期に撮影を行う方法です。

 ● スタジオや神社が混雑する本番シーズンを避けられる
 ● 子どもの体調や機嫌に合わせやすく、余裕を持って撮影できる
 ● 当日はお参りと会食に集中でき、スケジュールにゆとりが出る
 ● 異なる衣装を前撮り用に選べば、写真のバリエーションが増える

沖縄では10月初旬まで気候が安定しており、屋外撮影にも適しています。紅葉が少ない分、青空や海を背景にした写真は沖縄ならではの魅力です。

後撮りとは、七五三のお参りが終わってから改めて写真を撮影する方法です。

 ● 行事の混雑を完全に避け、落ち着いた雰囲気で撮影できる
 ● 子どもの緊張が和らぎ、自然な笑顔を引き出しやすい
 ● 12月〜1月のスタジオは比較的予約が取りやすく、キャンペーン割引を利用できることもある
 ● 年末年始の帰省に合わせて祖父母と一緒に撮影できる

沖縄では冬でも比較的暖かく、外でのロケーション撮影が可能です。人が少ないため、ゆったりとした雰囲気で記念写真を残せます。

沖縄ならではの自然や歴史を背景に撮影できる「ロケーションフォト」は、七五三の思い出を特別なものにしてくれます。スタジオ撮影では得られない、開放的で自然な笑顔を残せるのも魅力です。

 ● 波上宮(那覇市)
 那覇市中心部にあり、琉球瓦の朱色が印象的な神社。海を望む立地で、七五三のお参りと撮影を一緒に楽しめます。

 ● 首里城周辺(那覇市)
 再建が進む首里城の城壁や石畳道は、沖縄の歴史を感じられる人気のロケーション。和装の撮影にも映えます。

 ● 知念岬公園(南城市)
 岬から望む青い海と空は圧巻。芝生広場もあるため、子どもが走り回る自然な姿を撮るのに最適です。

 ● 備瀬のフクギ並木(本部町)
 防風林として残るフクギの木々が作る緑のトンネルは、沖縄らしいノスタルジックな雰囲気。歩きながらの家族写真におすすめです。

 ● 百名ビーチ(南城市)
 白砂が広がる天然ビーチ。遠浅で安全性が高く、子ども連れの七五三ロケーションにも向いています。

 ● 東南植物楽園(沖縄市)
 亜熱帯の植物や動物に囲まれた楽園。鮮やかな緑の中での撮影は、沖縄ならではの開放感あふれる記念写真になります。

このほかにも、瀬長島ウミカジテラスのリゾート風景や、金城町石畳道の歴史的な町並みなど、七五三の撮影にぴったりのスポットは多数あります。天候や移動のしやすさを考慮して、事前に撮影場所を選ぶと安心です。

近年は、フォトスタジオだけでなく 出張フォトグラファー に依頼して屋外で撮影するスタイルも人気を集めています。プロカメラマンが神社や公園、ビーチなどに同行してくれるため、自然な笑顔や家族のありのままの姿を残せるのが魅力です。

 ● Our Photo(アワーフォト)
 全国対応の出張フォトサービス。沖縄在住カメラマンも多数登録しており、波上宮や普天間宮などの神社での七五三撮影にも対応。料金が明瞭で、撮影データをしっかり受け取れるのが安心ポイントです。
 ▶ Our Photo公式サイト

 ● ミツモア
 条件を入力すると、七五三撮影ができるカメラマンから複数の見積もりが届く比較サービス。予算や希望に合わせて選べるため、初めて依頼する家庭にも便利です。
 ▶ ミツモア公式サイト

沖縄では、青い海や赤瓦の街並みを背景にしたロケーション撮影がとても人気です。スタジオ撮影と併用して「屋内+屋外」の2パターンを残せば、子どもの表情もより自然になり、思い出の幅が広がります。

七五三は子どもの成長を祝う大切な行事ですが、祈祷や衣装、写真撮影、会食などを含めると意外と出費がかさみます。

沖縄では親戚や祖父母と一緒にお祝いすることが多いため、全国平均よりも費用が高めになることもあります。ここでは主な費用項目と相場を整理しました。

神社で七五三の祈祷を受ける際には「初穂料(はつほりょう)」を納めます。

 ● 祈祷料 … 全国的には5,000円〜10,000円が相場。沖縄の大社(波上宮、普天間宮など)でも同程度が目安です。

 ● 衣装レンタル … 着物や袴、ドレスなどの一式レンタルは10,000円〜30,000円ほど。着付け・ヘアセット込みのプランを利用する家庭が多いです。

 ● 写真代 … スタジオ撮影は30,000円前後が相場。アルバム作成やデータ納品を含めると50,000円を超えることもあります。出張フォトサービスを利用する場合は1時間10,000円〜20,000円程度が一般的です。

七五三当日は、お参りのあとに家族や親戚で会食するのが一般的です。沖縄では親戚一同が集まることも多いため、料理の準備にかかる費用も考慮しておきましょう。

レストランでの会食 … 1人あたり3,000円〜6,000円程度。ホテルレストランや和食店を選ぶ家庭も多いです。


ケータリング・仕出し料理 … 1人あたり2,500円〜5,000円程度。自宅でのんびり祝いたい場合に便利で、祖父母や小さな子どもにも安心です。


自宅での手料理+持ち寄り … 費用を抑えつつ、アットホームに楽しむスタイル。沖縄では「重箱料理」を手配する家庭もあります。

七五三では、祖父母から孫へお祝い金やプレゼントを贈る習慣があります。

 ● お祝い金 … 1人の孫に対して1万円〜3万円程度が一般的。兄弟姉妹がいる場合は人数分を用意するケースが多いです。

 ● プレゼント … 和装に合わせた髪飾りや小物、ランドセルや図書カードなど、子どもの成長に役立つ品が選ばれます。

 ● 地域差 … 沖縄では親戚付き合いが濃く、祖父母だけでなくおじ・おばからもお祝いが届く場合があり、その分ご祝儀のやりとりが多くなることもあります。

まとめ:2024年七五三は11月15日(金)です

七五三は、子どもの成長を祝い、これからの健康や幸せを願う大切な行事です。2025年の七五三は 11月15日(土・仏滅) にあたりますが、六曜にこだわらず、家族が集まりやすい日や子どもの体調に合わせて日程を選ぶ家庭が増えています。

沖縄では十三祝いなど地域独自の節目行事もあるため、七五三は「全国的な慣習」と「沖縄の伝統」を両立して祝える機会です。衣装や撮影スポット、会食スタイルも多様化しており、スタジオ撮影だけでなく出張フォトやロケーション撮影を選ぶ家庭も増えています。

費用面では、祈祷料や衣装レンタル、写真代、会食費用に加えて、祖父母からのお祝い金やプレゼントが加わることもあります。事前に予算を立てて準備をしておくと安心です。

七五三は「形式どおりにしなければならない行事」ではなく、家族にとって最も思い出深く、子どもにとって楽しい一日になることが大切 です。沖縄ならではの自然や文化を背景に、家族みんなで心に残る七五三を迎えましょう。

まとめ

[日程]
● 七五三本来の日程
… 11月15日(土・仏滅)
● 参拝おすすめ日程 … 11月16日(日・大安)や平日大安

[対象生まれ年]
● 数え年 … 3歳=2023年生/5歳=2021年生/7歳=2019年生
● 満年齢 … 満3歳=2022年生/満5歳=2020年生/満7歳=2018年生

[沖縄での七五三の流れ]
● 衣装 … フォトスタジオやレンタルで着物・ドレスを準備
● 祈祷 … 波上宮・普天間宮・護国神社・沖宮などでご祈願
● 撮影 … スタジオ撮影に加え、ビーチや首里城周辺でのロケーション撮影も人気
● 会食 … レストランやホテルの七五三プラン、自宅でケータリングを手配する家庭も多い

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