・2023年の那覇大綱引きはいつ・どこで?
・2023年の糸満大綱引きはいつ・どこで?
・2023年、沖縄の大綱引きは他にもあるの?
沖縄の旧暦8月15日、2023年9月29日(金)は十五夜(ジュウグヤー)です。
十五夜(ジュウグヤー)に沖縄で開催される、那覇大綱引きや糸満大綱引きは、全国や世界的にも有名になりました。
本記事では、沖縄の旧暦行事「十五夜(ジュウグヤー)」の奉納儀礼として開催される、沖縄の那覇大綱引きや糸満大綱引き、与那原大綱曳など、沖縄各地の大綱引き情報をご紹介します。
2023年の那覇大綱引きはいつ?
◇2023年度の那覇大綱引きは、10月7日(土)~9日(月)です
2023年の那覇大綱引きは、毎年全国・世界から多くの観光客が集まります。
以前は「那覇まつり」として親しまれてきましたが、2011年度からは「那覇大綱挽まつり」と名称を変え、全国的にも報道されるようになりました。
那覇大綱引きはは毎年スポーツの日を含めた3連休に行います。
そのため下記日程で行うことになるでしょう。
<2023年那覇大綱引き日程> | ||
●2023年那覇大綱引きは、10月7日(土)~9日(月) | ||
[日程] | [旧暦] | [スケジュール] |
・2023年10月7日(土) | 旧暦8月23日 | パレード |
・2023年10月8日(日) | 旧暦8月24日 | 大綱引き |
・2023年10月9日(月) | 旧暦8月25日 |
※コロナウィルスの影響により中止の可能性もあり
2020年の新型コロナ到来から、2020年・2021年は開催中止となりましたが、2022年には再開されていますが、パレードは行われていません。
2023年は沖縄では那覇ハーリーも無事に開催され、沖縄各地のローカルハーレー大会も復活していますので、2023年度の那覇大綱引きも開催が期待されます。
那覇大綱引きは何時から?
◇2023年も那覇大綱引きは16時頃~の開始が予想されます
まだ公式発表は行われていませんが、2022年度のスケジュールで予想すると、2023年10月8日(日)16時頃~、那覇大綱引きが開始されるでしょう。
同日には国際通りで旗頭行列「ウフンナスネーイ」も繰り広げられます。
「旗頭」とは、大きな旗を持ち上下に動かしながら練り歩く行事です。
●ウフンナスネーイ(旗頭行列)
[日時]2023年10月9日(日)11時30分~14時頃
[場所]国際通り
[那覇大綱引き]
[日時]2023年10月9日(日)16時頃~
[場所]久茂地交差点(国道58号線)
この他、国道58号線の隣りにある国際通りでは、ダンスイベントなどが毎年開催されてきました。
また少し離れますが、県庁前駅から2駅「奥武山公園」では、出店やイベントステージで盛り上がる「那覇フェスティバル」が3日間を通して開催されるでしょう。
(那覇フェスティバルについて、詳しくは後述します。)
・一般社団法人那覇大綱挽保存会
2023年那覇大綱引きはどこで開催される?
◇2023年度の那覇大綱引きは、久茂地交差点付近で開催されます
那覇大綱引きは観光客がアクセスしやすい場所、沖縄モノレール県庁前駅からすぐ、久茂地交差点付近を中心に盛大に行われるでしょう。
車社会の沖縄ですが、2023年も那覇大綱引きが行われる久茂地交差点付近は、毎年のように、数あるコインパーキングもすぐに満車になることが予想されます。
パーキングの予約サイトなどもありますが、2023年那覇大綱引き会場はモノレールからすぐ、パスターミナルからも歩いて行ける場所にあるため、公共交通機関の利用がおすすめです。
・ゆいレール:路線図
那覇フェスティバルはどこで開催される?
◇2023年那覇大綱引きの3日間、奥武山公園では那覇フェスティバルが開催されます
2023年那覇大綱引きの3日間は、大綱引き会場から少し離れた奥武山公園内にて、出店やイベントステージが開催されて盛り上がるでしょう。
那覇フェスティバルが開催される奥武山公園は、沖縄で「琉球八社」と呼ばれる沖宮があります。
天照大御神(アマテラスオオミカミ)様や天龍大御神(テンリュウオオミカミ)様が祀られていることでも知られているため、那覇フェスティバルとともに立ち寄ってみてはいかがでしょうか。
・天燈山奥武山:沖宮
2023年那覇大綱引き:コロナの影響は?
◇那覇ハーリー大会も開催され、2023年は那覇大綱引きも開催が期待されています
沖縄では2020年のコロナ襲来以降、2020年・2021年と2年間連続で中止になりましたが、2022年はパレードはなかったものの、那覇大綱引きが開催されました。
2023年は4月から新型コロナもインフルエンザと同じ扱いの第5類になり、那覇大綱引きも通常通りの開催が期待されています。
※コロナ感染拡大の状況を見ての判断となるでしょう。
那覇市:2022年度那覇大綱挽まつり開催について(縮小開催及び事前参加登録制)
2023年糸満大綱引きはいつ?
◇2023年糸満大綱引きは、9月29日(金)の開催です
沖縄の大綱引きは、もともと旧暦8月15日のジューグヤ(十五夜)で、集落の神様へ向けて行う奉納行事でした。
2023年現在は那覇大綱引きが観光行事として有名ですが、旧暦8月15日には、沖縄各地で大綱引きや相撲などの奉納行事が催されます。
このようなローカル大綱引きとして最も有名なイベントが、糸満大綱引きです。
<2023年糸満大綱引き日程> | ||
[日程] | [旧暦] | [スケジュール] |
●ジューグヤ(十五夜)行事として開催 | ||
・2023年9月29日(金) | 旧暦8月15日 | 糸満大綱引き |
・2023年10月1日(日) | 旧暦8月17日 | 真栄里大綱引き |
・2023年9月29日(金) | 旧暦8月15日 | 山城大綱引き |
●ルクグァッチカシチー(六月強飯)として開催 | ||
・2023年8月31日(木) | 旧暦7月16日 | 照屋大綱引き |
・2023年8月11日(金) | 旧暦6月25日 | 米須大綱引き |
・2023年8月11日(金) | 旧暦6月25日 | 大里カシチー |
・2023年8月11日(金) | 旧暦6月25日 | 座波大綱引き |
※コロナウィルスの影響により中止の可能性もあり
特に2023年現在、糸満大綱引きと真栄里大綱引きは、全国や海外からもローカル大綱引きとして観光客が訪れる旧暦行事になりました。
「ルクグァッチカシチー(六月強飯)」とは、沖縄に琉球王朝時代から伝わる農耕儀礼で、お米の収穫に感謝する奉納行事として、大綱引きが盛大に行われます。
・沖縄のウマチー・カシチーとは?2023年はいつ行うの?家計安泰!お供え物や拝み言葉
2023年糸満大綱引きは、どこで開催する?
◇2023年糸満大綱引きは、糸満ロータリーから白銀堂での開催です
2023年の糸満大綱引きは、例年通り糸満ロータリーから白銀堂に掛けて行われます。そのため当日は交通規制もあるでしょう。
白銀堂への奉納行事である練り歩きは、糸満小学校から続きます。
●2023年糸満大綱引きは、糸満ロータリーから白銀堂です。
[住所]白銀堂:〒901-0361沖縄県糸満市糸満23
●2023年真栄里大綱引きは、真栄里メーミチ広場です。
[住所]〒901-0362 沖縄県糸満市真栄里
新型コロナの影響により2020年~2022年まで開催中止を余儀なくされましたが、2023年の糸満大綱引きは、同じく中止が続いた糸満ハーレー大会が無事に開催されたため、復活が予想されます。
毎年旧暦8月15日のジューグヤ(十五夜)から、最初の日曜日に開催される真栄里大綱引きは、白銀堂からも近いので、数日間滞在して両方楽しむのも良いかもしれません。
・糸満市:白銀堂
2023年もディープな糸満大綱引き
◇2023年に開催が期待される糸満大綱引きは、集落行事です
毎年1カ月ほど前から、地域の人々が集会所に集まり、大綱引きの縄をない準備を進めます。
当日は地元の中学生が朝から大綱のセッティングなどを手伝い、地元の小中学校は午前授業!
糸満小学校から糸満ロータリーを経て、地元の産土神でもある白銀堂まで、エイサーや組踊りなどで練り歩きます。
●大綱の上には畳!
…リーダーが大綱の上に乗った畳の上に立ち、互いのチームの音頭を取ります。
●練り歩き
・エイサー
・組踊り
・旗頭
・八月遊び(踊り)
…など
また糸満だけでも、いくつかの集落で綱引き行事を行い、お隣り真栄里集落の大綱引きも人気です。
(日程が重なると、1日で2箇所の大綱引きに参加する人もいます!)
ある地域では角力(相撲)大会があったり、ある地域では奉納演舞が数日に渡り催されたりと、集落独自のルールがあり、地域によってさまざまです。
・糸満市:糸満の綱引き行事
2023年は那覇大綱引きだけじゃない?
[画像]与那原町観光ポータルサイトより
◇与那原町の「与那原大綱曳」も有名です!
このように2023年は那覇大綱引きや糸満大綱引きなど、各地で開催が期待されています。
ただこの他にも440年の歴史を誇り、規模が大きいことで知られる大綱引き行事が、沖縄県本島南部、与那原町の「与那原大綱曳」があります。
●旧暦6月26日の旧暦行事「アミシの御願」での奉納行事です。
・規模が大きい!豪華絢爛!
・大綱の準備に、集落外の人々も参加できる
・地元中学生による「金鼓隊」によるボラ(法螺貝)と太鼓!
・地元東西の女性によるメーモーイ(前舞)
・旗頭
などなど、糸満大綱引きに負けず劣らず、盛大に開催されるでしょう。
また、与那原大綱曳は旧暦6月26日の「アミシの御願」による旧暦行事です。
「アミシの御願」とは、農耕儀礼のひとつで、雨乞い祈願や、水を浴びて若返る「年浴み」行事でした。
下記コラムでも詳しく解説していますので、参考にしてください。
・【沖縄の旧暦行事】六月ウマチー・六月カシチーの日は、家計安泰を祈願する
与那原大綱曳はいつ、どこで開催される?
◇与那原町の「与那原大綱曳」は旧暦6月26日から、最初の日曜日開催です
2023年度の旧暦6月26日は、2023年8月12日(土)ですから、例年のスケジュールで行くと2023年8月13日(日)が予想されます。
2022年度は一度延期になり、2022年10月30日(日)の開催となりました。
2023年度も第五類にはなりましたが、新型コロナの影響も見守りながら、開催を待ちましょう!
・与那原観光ポータルサイト「与那原大綱曳について」
2023年は那覇大綱引き、糸満大綱引きの開催が期待!
2020年の新型コロナ感染拡大により、長く開催中止を余儀なくされた沖縄の大綱引き行事でしたが、2022年には那覇大綱引きが復活!
2023年は那覇大綱引きなど、沖縄各地のローカル大綱引き大会も復活が期待されています。
沖縄の大綱引きは南部が有名ですが、2023年の沖縄大綱引きは本島各地で復活が期待されるでしょう。
特に中城村の当間大綱引きな7年毎の「7年マール」、酉年と卯年のみ開催されるため、2023年の開催になれば必見です!