沖縄では新正月も旧正月もお祝い!鏡開きやしめ縄の片づけはいつ?

2022.01.04
沖縄では新正月も旧正月もお祝い!鏡開きやしめ縄の片づけはいつ?

沖縄では旧正月をお祝いしますよね。ただ今ではほとんどの家で旧正月だけではなく、新正月も祝います。そこで多いのが「お飾りはいつ片付ければ良いの?」と言う質問です。そこで今回は、旧暦行事が盛んな沖縄で新正月から旧正月まで、お飾りを片付けるタイミングなどをお伝えします。

旧暦行事が今も残る沖縄では旧正月をお祝いしますよね。ただ今ではほとんどの沖縄の家で旧正月だけではなく、新正月も祝います。

毎年暦は違いますが、旧暦と新暦ではだいたい1カ月ほどの違いがあるため、沖縄では新正月から旧正月まで、1カ月以上もの祈願が年末年始となる地域が多いです。

新正月も全国と同じようにスーパーを中心に地域で盛り上がりますが、沖縄では旧正月もスーパーにはお供え物や御馳走などが並び、年末年始ムードが続きます。

そこで多いのが「しめ縄や鏡餅など、年末年始の飾り物はどうすれば良い?」などの質問です。

今回は、旧暦行事が盛んな沖縄で新正月から旧正月まで、お飾りを片付けるタイミングなどをお伝えします。どうぞ参考のひとつにしてください。

新正月はお飾りをいつ片付けるの?

新正月はお飾りをいつ片付けるの?
沖縄では旧正月を祝う習慣がありますが、全国的な新正月も同じように祝います。新暦の年末からお飾りを飾り始め、沖縄の旧正月まで飾り続ける地域もありますが、最近では対応がさまざまです。

例えば、新正月には全国的なしめ縄を飾ってから全国的な風習に倣い片付けまで済ませた後、沖縄の旧正月には改めて、沖縄の昔ながらのしめ縄やお供え物などの飾り物を飾る家庭もあります。

では全国的な新正月のお飾りは、どのタイミングで片づけるのでしょうか。

【 沖縄は新正月も旧正月も祝う☆新正月のお飾り 】

● 実は全国的にもお飾りを片付けるタイミングは違います。

(1) 松の内の翌日(1月8日)→門松を飾る期間が「松の内」です。地域によって違いはありますが広くは「正月七日」と言って、1月7日の翌朝(8日)片づけるとされてきました。

※ 門松はその年(干支)の神様「年神様」が宿る場所であり、この門松を片付けることで翌日からは日常に戻ります。

(2) 鏡開き(1月11日)→鏡餅を開くタイミングでしめ縄や門松など、他の飾り物まで片付ける習慣です。鏡開きは片付けるよりも神様と共食することが大切なので、「お餅をいただく」までが儀式とも言えます。

※ そこで、アルミホイルに巻いたお餅を、しめ縄などのお飾りを焚き上げながら焼いていただく地域も多いです。(どんと焼き/お焚き上げ)

(3) 小正月(1月15日)→年が明けて初めての満月が小正月とされてきました。かつてはこの日が成人式でもありましたよね。この日までを「松の内」とする地域もあります。

※ 松の内(元旦~1月7日)までを「大正月」、対して1月15日を「小正月」と言いますが、年末年始で忙しかった女性達を労わる意味で「女正月(おんなしょうがつ)」とも言われてきました。

(4) 二十日正月(1月20日)→大寒に近いこの日は、新正月最後の締めくくりの日でもあります。地域によってお飾りを片付ける日はさまざまですが、多くはこの日までには片付けが終わり、日常生活に戻っているでしょう。

…以上が全国的なお飾りを片付けるタイミングです。そもそも「鏡開きは1月11日」としてお伝えしましたが、鏡開きの日程自体が違う地域も多く見受けます。

【 沖縄は新正月も旧正月も祝う☆鏡開き 】

● 一般的に「鏡開きは1月11日」とされていますが、例えば下記のような傾向が大きいです。

(1) 関東地方/九州地方/東北地方→1月11日
(2) 関西地方→1月15日
(3) 関西地方の一部地域→1月20日
(4) 京都など一部地域→1月4日

と言うのも、もちろん昔ながらの風習もありますが、最近では前述したお飾りを焚く「どんと焼き」や「お焚き上げ」は、地域の神社や寺院、集落などで行うことが多く、そのお焚き上げに合わせてお飾りを片付ける家も多いためです。

沖縄の旧正月でお飾りを片付けるタイミング

沖縄の旧正月で整えるお飾り
一方、沖縄では旧正月がありますよね。那覇市など都心部では沖縄でも旧正月を祝わない地域も増えましたが、沖縄で旧正月が根付く地域では、新正月~旧正月まで飾り続ける家も多いのではないでしょうか。

沖縄の旧正月も、旧暦で数えるだけで新正月と同じように、小正月や二十日正月があり、それぞれの家や門中で片づけるタイミングが異なります。

【 沖縄の旧正月☆お飾りを片付けるタイミング 】

(1) ソーグァッチグァー(小正月)…旧暦1月14日※2022年2月14日(月)
→ 沖縄県内では主に本島北部地域の習慣です。この日をウイミ(折目=節目)として、ンムニー(芋の練り物)や豚足などをお供えし、いただきます。

(2) ハチカソーグァッチ(二十日正月)…旧暦1月20日※2022年2月20日(日)
→ 沖縄県内では主に本島全域や離島エリアの習慣です。この日にはほぼ全域でお飾りの片付けが終わるでしょう。那覇市辻地域では「じゅりうま」祭りが催される日でもあります。

…以上が沖縄の旧正月にお飾りを片付けるタイミングです。沖縄でも神社などでお焚き上げはありますが、多くは燃えるゴミとして出す家が多いのではないでしょうか。

また最近では年末にしめ縄を飾る家が多いですが、全国的に新正月のしめ縄は12月13日の「すす払い(大掃除)」の日から飾る習わしもあります。

そう考えると、その年によって違いますが新暦と旧暦でだいたい1カ月ほどの差があるため、長い家では新暦12月13日~翌2月20日頃と、2カ月以上お飾り(特にしめ縄)を飾る家があってもおかしくはありません。

(ただ多くは12月28日頃から飾る家が多いでしょう。)

沖縄の旧正月で整えるお飾り

沖縄の旧正月で整えるお飾り
ただ全国的な新正月のお飾りと、沖縄の旧正月のお飾りが少し異なるため、沖縄では新正月と旧正月を分けて考え、一度片づける家も見受けますよね。ただそれだけお金も掛かってしまうので、最初から沖縄旧正月のお飾りを整える家が多いです。

全国的な新正月では大掃除を終えた12月28日頃から飾りはじめ、餅つきを済ませた後、12月30日~31日(ついた餅をしめ縄に飾るため)に飾る地域が多い傾向にあります。

一方、沖縄では旧正月のお飾りはトゥシヌユール(大晦日)に飾るとされてきました。沖縄のお飾りは主に三か所、玄関と門前、そして床の間です。

【 沖縄の旧正月☆お飾りを飾る場所 】

(1) 玄関→玄関にはしめ縄(注連飾り)を飾ります。沖縄のしめ縄は「喜ぶ(昆布)」の昆布と、「たん(炭)と喜ぶ(変わらない)」のが入っているのが特徴です。

(2) 床の間→生け花を飾ります。縁起の良い南天(難を転ずる)や若い葉や枝(木)を飾ってください。

(3) 門前→若木などを飾ります。

実は、昔の沖縄ではしめ縄を飾らない家も多かったようですが、最近では神様を迎え入れる場所として、結界の意味合いも込めて飾るようになりました。

また、門前の若木は近年では門松になっている家も多いですが、神様に場所を知らせる「印」としての役割も示します。(全国的な風習と同じように、神様の依り代と考える家も多いでしょう。)

また床の間のお飾りですが、現在ではそもそも床の間のない家も増えました。リビングなどに南天や色のついた菊など、縁起の良い花々を飾ってみてはいかがでしょうか。
いかがでしたでしょうか、今回は沖縄で新正月も旧正月も祝うなかで疑問に思うことの多い「お飾りを片付けるタイミング」についてお伝えしました。

地域の神社や寺院で行うお焚き上げの日程に合わせて片付ける家が増えましたが、お焚き上げ後も寺院や神社では、破魔矢やお札などを返納する場所があります。

また本文中でお伝えしたように沖縄の場合、旧正月のしめ縄などのお飾りは燃えるゴミとして片付ける家が多いので、小正月か二十日正月か…、良い日程で合わせても問題はありません。

沖縄の旧正月、2022年度は2月1日!トゥシヌユール(大晦日)は前日の1月31日です。今年は新正月から旧正月に掛けて飾り、沖縄の旧正月を祝ってみてはいかがでしょうか。
まとめ

新正月と沖縄の旧正月、お飾りを片付けるタイミング
●新正月
・松の内の翌日(1月8日)
・鏡開き(1月11日)
・小正月(1月15日)
・二十日正月(1月20日)

●沖縄の旧正月
・小正月…旧暦1月14日(2022年2月14日)
・二十日正月…旧暦1月20日(2022年2月20日)


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