沖縄の「あまがし」とは?沖縄ぜんざい「あまがし」は邪気も祓う?親子で作る簡単レシピ

2024.03.09
沖縄の「あまがし」とは?沖縄ぜんざい「あまがし」は邪気も祓う?親子で作る簡単レシピ

沖縄の「あまがし」とは、沖縄風ぜんざいで小豆(緑豆)や金時豆、押し麦を煮て黒糖で甘く味付けしたおやつです。旧暦こどもの日に供えますが、2024年の旧暦5月5日は6月10日(月)!今回は沖縄のあまがしとは?簡単レシピや供え方を開設します。

・沖縄の「あまがし」とは?
・沖縄のあまがしレシピ
・沖縄のあまがしはこどもの日の行事食?

伝統的な沖縄のお菓子「あまがし」は、旧暦5月5日の旧暦こどもの日の行事食です。
全国的なこどもの日は、ゴールデンウィークの新暦5月5日ですが、旧暦行事が盛んな沖縄では、今も旧暦5月5日のこどもの日も祝います。

旧暦こどもの日「グングァチグニチ(五月五日)」は、2024年6月10日(月)

本記事を読むことで、沖縄で今も愛されるあまがしや、旧暦5月5日「グングァチグニチ(五月五日)」の旧暦こどもの日、あまがしのいただき方や供え方が分かります。

とても簡単なので、今年はこどもと沖縄のあまがし作りを楽しんでみてはいかがでしょうか。

 

沖縄のあまがしは、こどもの日の行事食

沖縄のあまがしは、こどもの日の行事食
◇沖縄では旧暦5月5日のこどもの日に、あまがしが行事食です

全国的な風習に倣い、現代の沖縄では新暦のこどもの日を祝うようになりました。

けれども沖縄の伝統的な旧暦行事に倣い、毎年旧暦5月5日は「旧暦こどもの日」として、こどもや家族の健康祈願を行います。

 

●この旧暦こどもの日に供える行事食が、「あまがし」です。

 
沖縄の「あまがし」とは、沖縄風ぜんざいとも言われる小豆(緑豆)や金時豆、押し麦を煮て黒糖で甘く味付けした、昔ながらの沖縄のおやつとなります。

 

沖縄の「あまがし」とは?

◇沖縄のあまがしは、金時豆や押し麦が入ります

沖縄の「あまがし」とは、押し麦と小豆(緑豆)、金時豆などを黒砂糖で煮込んだ粥状の甘いおやつです。

沖縄の旧暦5月5日「グングァッチグニチ(五月五日)」は旧暦こどもの日となり、厄払いの菖蒲の葉を添えていただく祝い膳や、あまがしをいただきます。

この沖縄のあまがしは、全国的に「沖縄風ぜんざい」とも呼ばれます。

 

<沖縄あまがしと「ぜんざい」との違い>
・金時豆などが入る
・押し麦が入る
・冷やしていただく

 
近年の沖縄では、あまがしをかき氷でいただく食べ方が人気です。
戦前の沖縄ではグングァチグニチになると、こども達はあまがしを「今か、今か…」と楽しみに待ったものでした。

現代は美味しいお菓子がたくさん出ていますが、当時はご馳走のおやつだったのです。

 

沖縄ではあまがし缶も販売!

まとめ:沖縄で旧暦5月5日はあまがしをいただきます
◇現代の沖縄では、あまがし缶などがスーパーで販売されています

時間がない、手軽にいただきたいならば、沖縄のスーパーに行くと「あまがし缶」が販売されていますよ!

 

<沖縄のあまがしとは:あまがし缶>
[オキハム]ぜんざい(麦入り)
[オキハム]ぜんざい(大粒金時)
[沖縄県農業協同組合]あまがし
[ぜんざいの富士家]富士家ぜんざい

 
富士家のぜんざいはかき氷に沖縄のあまがしを乗せていただくものですね。
また市販品ばかりではなく、圧力鍋を使用すると分量を入れて数十分で作ってくれるので、簡単です。

 

沖縄のあまがしの作り方

沖縄旧暦5月5日:お供え物
◇沖縄あまがしを手作りするなら、押し麦は最後に加えます

沖縄のあまがしは押し麦が入ります。小豆(緑豆)はしっかり茹でて柔らかくするので、押し麦は最後に入れましょう。

 

●沖縄のあまがしの特徴は「押し麦」です。

 
現代の沖縄では、あまがしと言えば金時豆ですが、実は沖縄のあまがしに必ず金時豆が入っている訳ではありません。
小豆(緑豆)や金時豆と、押し麦は別々に下処理をします。

 

<沖縄あまがし:材料>
・小豆(緑豆)…250g
・押し麦…50g
・水…4カップ
・砂糖…200g
・塩…適量

 
お砂糖や塩は、最後に味を見ながら整えて良いですが、目安として[小豆(緑豆)+押し麦]:[お砂糖]=3:2ほどが目安です。

小豆(緑豆)に金時豆を入れても良いでしょう。圧力鍋を使用すれば、柔らかくなるまで茹でる時間も大幅に短縮されます。

 

沖縄あまがしを作ろう!

沖縄あまがしを作ろう!
◇沖縄あまがしは、圧力鍋を使用すると便利です

沖縄のあまがしは、市販のあまがし缶を使用しなくても、圧力鍋を使うと便利です。
圧力鍋がない場合、小豆(緑豆)は一度湯通ししてから煮ます。

小豆(緑豆)をひたすら煮こんで、最後に押し麦を入れて味を調えるだけですが、小豆が柔らかくなるまで、時間が掛かるかもしれません。

 

<沖縄あまがしレシピ>
①小豆(緑豆)の湯通し
②押し麦を洗って水切り
③小豆(緑豆)を煮る
④押し麦を加える
⑤お砂糖とお塩で味付け

 
小豆(緑豆)や金時豆は前日から水に浸すことで柔らかくなり、煮る工程が短くなるでしょう。

現代の沖縄ではかき氷にあまがしを掛けていただく食べ方が人気です。上記材料の他に、かき氷の材料や道具を用意しても、美味しくいただけます。

 

①小豆(緑豆)の湯通し

小豆(緑豆)を洗ったら鍋に入れ、充分に小豆(緑豆)が浸った状態で火を付けます
小豆(緑豆)は固いので、大きな鍋に水をたっぷり入れて煮るのがポイント!
5分ほど煮たら、一度ざるに取り、茹で汁は捨ててください

 

②押し麦を洗って水切り

押し麦はザルでしっかり洗い、水切りをしておきましょう。
小豆(緑豆)と比べて押し麦は柔らかいので、洗ったらザルのまま置いておき、最後に押し麦を加えて煮ます。

 

③小豆(緑豆)を煮る

湯通しをした小豆(緑豆)を、再び煮ます。大きな鍋に再びたっぷりの水を入れて小豆(緑豆)を煮てください

まず強火で沸騰させて、沸騰したら火を弱火に切り替えます。
今度はじっくりと煮て柔らかくしてください。
一粒手に取って指で潰し、柔らかくなっていたら良いでしょう。

 

④押し麦を加える

小豆(緑豆)が柔らかくなるまで煮立った鍋に、ザルで洗った押し麦を加えます。
コトコトと鍋の水の様子を見ながら煮て、鍋の水は必要に応じて水を加えてください。

 

⑤お砂糖とお塩で味付け

最後にお砂糖とお塩を加えて味付けをします。材料は砂糖200g・塩少々としていますが、味を見ながら適量を入れると良いでしょう。
さらに5分~8分ほど煮たら完成です!

 

沖縄あまがしには、白もち!

沖縄あまがしには、白もち!
◇沖縄あまがしと一緒にいただくならば、白もちや白玉だんごが合います

沖縄のあまがしはそのままいただいても美味しいですが、かき氷や白もち、白玉だんごなどを加えて一緒にいただくと美味しいです。

甘さも黒蜜を加えるなど、各家庭や個人で、さまざまに工夫された美味しい沖縄あまがしを見かけます。

 

<沖縄あまがし:白もち>
[材料]
●もち粉の場合
(白もち)
もち粉…100g
…80g
●白玉粉の場合
(白玉だんご)
・白玉粉
・水
[作り方] ①もち粉を水で練る
②ひと口大のだんごを作る
③もちを茹でる
④ザルに取って冷ます

 
沖縄ではお米をついた「餅(もち)」はあまり使用せず、もち粉で作った白もちが、行事食やお供え物で一般的です。

沖縄でかき氷にあまがしを利用する場合、最初に器の底にもたっぷりと、甘~いあまがしを入れます。

 

①もち粉を水で練る

もち粉:お水=5:4くらい(もち粉100gなら、お水80gほど)を目安にして、ボールにもち粉とお水を入れて練り込みます。

 

②ひと口大のだんごを作る

水で調整をしながらよく練り、生地が耳たぶほどの柔らかさになったら、小さいおだんご状に、ひとつひとつ丸めてください。

 

③もちを茹でる

大きな鍋にたっぷりのお水を張り、火を付けて沸騰させ、そこに前項で作ったひと口大のおだんごを投入して茹でます

鍋の底に落ちたおだんごが水面に上がり浮かんできた頃…、時間で言うと5分ほどが茹で上がりのタイミングです。

 

④ザルに取って冷ます

ザルに取ったら水に浸け、充分に熱が取れたら出来上がり!再びザルに取って、保存してください。

 

沖縄あまがしを供える

沖縄あまがしを供える
◇お供えした沖縄あまがしをいただくと、ご利益があります

沖縄ではあまがしを、旧暦5月5日のこどもの日「グングァチグニチ(5月5日)」に、ヒヌカン(火の神様)・トゥクシン(床の神)・お仏壇に供えると良いでしょう。

どれもない家庭では、簡易的なヒヌカン(火の神)祭壇を仕立てて、供える家庭も見受けるようになりました。

沖縄の旧暦5月5日はグングァチグニチと呼ばれるこどもの日、沖縄のあまがしはこども達の御馳走ではありますが、旧暦こどもの日の行事食です。

 

<沖縄あまがしを供える順番>
①ヒヌカン(火の神様)
②お仏壇(ご先祖様)
③祈願をする
④ウサンデー(下げる)
⑤皆でしていただく

 
沖縄の人々にはお馴染み「ウサンデー」とは、お供え物を下げて、家族でいただくことです。
お供えした沖縄あまがしをいただくと、御利益をもらえます。

 

供えるおだんごは「7個」が理想的

ヒヌカンやお仏壇などお供え物に、沖縄であまがしを供えるなら、お皿に乗せるおだんごの数は7個が良いでしょう。

縁起の良い奇数(陽の数字)のなかでも七つの関所(人が亡くなってから成仏するまでの関所のこと)など、何かと「7」はより縁起が良いとして用いられます。

 

菖蒲の匙を添える

沖縄ではお仏壇へあまがしを供える時、菖蒲の匙(菖蒲の葉)を添え、お盆に乗せると丁寧です。
本来は菖蒲の匙の作り方もありますが、そのまま添えても問題はありません。

 

●「菖蒲の匙(しょうぶのさじ)」とは、お箸代わりに添えた菖蒲の葉です。

 
残った菖蒲の葉は、沖縄では患部に貼り付けたり、頭や腰に巻き付けるなどをして、厄払いを行ってきましたが、近年では菖蒲の葉の風習自体がすっかり少なくなりました。

菖蒲の匙の作り方や、旧こどもの日の風習については、下記コラムをご参照ください。

 

 

まとめ:沖縄あまがしは、金時豆や押し麦が美味しいです

まとめ:沖縄あまがしは、金時豆や押し麦が美味しいです
沖縄のあまがしは、その昔から現代まで、沖縄のこども達に愛されてきた沖縄のおやつ「沖縄風ぜんざい」となり、今も沖縄のスーパーなどで市販品が並んでいます。

沖縄県外の人々は、沖縄のあまがしレシピを見て「おもちはもち粉から作るの?」と驚く人も少なくありません。

けれども沖縄ではあまがしのみならず、お正月などのおもちも、もち米をついて作るものではなくもち粉が一般的です。

お仏壇へのお供え物は7個が理想的としましたが、小さな白もちなら良いですが、大きい時には供えにくいですよね。
3個など奇数を供えれば、それでも問題はありません。

 

 

まとめ

沖縄のあまがしとは?
●沖縄のあまがしとは?
・小豆(緑豆)や押し麦を煮詰めた甘いおやつ
・粥状に煮て、黒砂糖や砂糖で甘く整える
・金時豆の入ったあまがしが人気!
・あまがし缶やパックが市販されている

 
●沖縄のあまがしレシピ
・小豆(緑豆)や金時豆を柔らかく煮る
(一度湯通しして、二度煮る)
・次に押し麦を加えて煮る
・最後に黒糖や砂糖、塩で味付けをする

 
●沖縄のあまがしアレンジ
・かき氷にかける
・白もちを加える
(団子粉/白玉粉/もち粉)

 
●グングァチグニチの行事食
・「グングァチグニチ」は、旧暦こどもの日
・ヒヌカンとお仏壇へ供える

 

 


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