2023年、全国11月の年中行事カレンダー|七五三祝いはいつ?2023年酉の市は?

2023.09.27
2023年、全国11月の年中行事カレンダー|七五三祝いはいつ?2023年酉の市は?

全国で11月の年中行事は七五三や酉の市などがあります。酉の市は特に関東では新年に向けて熊手など、縁起物を買い揃える商売人も多いです。また11月の秋土用は、喪中ハガキの準備に善い時期です。本記事では、11月の年中行事の日程や概要が分かります。

・全国で11月に行う年中行事は?
・11月の年中行事「酉の市」、2023年はいつ?
・11月の年中行事、七五三はいつ行く?
・11月は喪中ハガキを出す時期って本当?

全国で11月の年中行事は、七五三や酉の市など、年末に向けてさまざまにあります。
酉の市は「お酉様」と呼ばれ、特に関東では新年に向けて熊手など、縁起物を買い揃える商売人も多いです。

本記事を読むことで、全国11月の年中行事の日程や概要が分かります。
後半では喪中ハガキを出す時期やマナーについても解説しますので、どうぞ最後までお読みください。
 

全国的な11月の年中行事は?

全国的な11月の年中行事は?
◇11月の年中行事は、七五三や酉の市があります

全国では毎年11月15日が七五三を祝う日とされ、2023年は11月15日(水)となりますが、この日は神社寺院も大変混雑するでしょう。

また2023年11月15日(水)は、暦注ではあまり縁起の良くない「赤口」なので、できるならば翌16日(木)の午前中(先勝)、前の日曜日となる2023年11月12日(日)の午前中(先勝)がおすすめです。
 

<全国的な11月の年中行事>
[年中行事] [新暦]
●沖縄の旧暦行事
[1] ●酉の市
・一の酉
・二の酉
…2023年11月11日(土)
…2023年11月23日(木)
[2] ●七五三 …2023年11月15日(水)
●二十四節気
[1] ●霜降(そうこう) (始まり)2023年10月24日(火)
(終わり)2023年11月7日(火)
[2] ●立冬(りっとう) (始まり)2023年11月8日(水)
(終わり)2023年11月21日(月)
[3] ●小雪(しょうせつ) (始まり)2023年11月22日(水)
(終わり)2023年12月6日(水)
[4] ●秋土用の18日間 (始まり)2023年10月21日(土)
(終わり)2023年11月7日(火)
[5] ●秋土用の間口 ・2023年10月28日(土)
・2023年10月30日(月)
・2023年11月1日(水)

 
また11月には、立冬の節となる11月8日(水)に、「京都の護摩焚き」として知られる「火焚祭(お火焚き)」があります。

酉の市も沖縄では行いませんが、特に関東地方で年末の風物詩として有名ですので、東京浅草などへ熊手を購入しに行く人もいるでしょう。
 

11月の年中行事:秋土用とは?

11月の年中行事:秋土用とは?
◇「秋土用」とは、季節の節前に設定された雑節です

11月時期の年中行事と言うよりは、立冬・立春・立夏・立秋前の18日間に設定された、節気と実際の季節を調整する「雑節(ざっせつ)」が、「土用(どよう)」です。

全国的には「土用の丑(うし)の日」にウナギをいただいて、気力を養う風習が有名ですが、四季全ての節目の前に土用が訪れます。

この時期は土公帝など「地の神様」が担う日取りなので、土を掘り起こしたり、耕したりすることは禁忌です。
 

<11月の年中行事(1)秋土用の18日間>
●土用の禁忌
①土動かし ・土を耕す
・基礎工事をする
・井戸を掘ること
・土いじり
②新しいこと ・新事業を立ち上げる
・引っ越し
・新居購入
・結婚
・就職/転職

 
…ただ建築業者や農家では、18日間も休む訳には行きませんよね。
また日常生活においても、就職転職などのタイミングも大切です。

そこで設けられているのが土用の「間日(まび)」で、この日は以上の禁忌を行っても問題のない日取りとなります。
 

秋土用で喪中ハガキの準備をするとは?

秋土用で喪中ハガキの準備をするとは?
◇年賀状の準備前の秋土用に、喪中ハガキの準備を進める風習があります

秋土用を過ぎると立冬ですよね。
立冬の節気はいよいよ冬になる時期なので、全国的な年中行事は衣替えなど「冬支度」の節気でもあります。
 

<11月の年中行事:喪中ハガキ>
秋土用が明けたらすぐに出すと良い」とされてきました。
…秋土用の18日間で、喪中ハガキや年賀状欠礼状の準備を進めると丁度良いです。

 
11月末になると、年末の年賀状などの準備を始める家も多く、印刷会社では年賀状印刷の受け付けも始まります。

このようなことからも、秋土用前後の喪中ハガキ・年賀状欠礼状の準備が、習慣のひとつとなったのでしょう。
 

 

11月の年中行事:酉の市とは?

11月の年中行事:酉の市とは?
◇「酉の市」とは11月の酉の日に行うお祭りで、翌年の縁起物を揃えます

全国的な11月の年中行事のなかでも、「11月と言えば酉の市!」と言う地域も多いほど、特に関東圏では年末の風物詩です。

酉の市は神道・仏道、それぞれに伝承される由来があります。
いずれも鳥(鷲・酉)にまつわる神社や寺院で開催されるお祭りで、そもそもは収穫祭として祝われてきました。

沖縄で酉の市は行いませんが、東京で「江戸三大酉の市」と呼ばれる酉の市がありますのでご紹介します。
 

<11月の年中行事(2)酉の市>
(1)浅草長国寺、鷲神社(おおとり神社)
鷲神社
[住所] 東京都台東区千束3-18-7
[TEL] 03-3876-0010
[HP] https://otorisama.or.jp/
(2)大國魂神社(おおくにたま神社)
大國魂神社
[住所] 東京都府中市宮町3-1
[TEL] 042-362-2130
[HP] https://www.ookunitamajinja.or.jp/matsuri/11-ootori.php
(3)花園神社(はなぞの神社)
花園神社
[住所] 東京都新宿区新宿5-17-3
[TEL] 03-3209-5265
[HP] http://hanazono-jinja.or.jp/

 
酉の市は商売繁盛のお祭りなので、個人経営者が多い沖縄では、酉の市まで毎年出向いて招福の「縁起熊手」を購入する人もしばしば見受けます。
酉の市は毎年11月の「酉の日」に行われ、2023年はニの酉までです。
 

<2023年酉の市日程>
(1)一の酉 …2023年11月11日(土)
(2)二の酉 …2023年11月23日(木)

 
上記11月2つの酉の日に行います。
商売繁盛を願い熊手を迎えるなら、東京まで訪れてみてはいかがでしょうか。
 

11月の年中行事:七五三

11月の年中行事:七五三
◇七五三は、数え年3歳・5歳・7歳で行うお祝い行事です

七五三は全国の年中行事ではありますが、沖縄でも親しまれている子どもの成長に感謝する節目です。

従来の沖縄では数え年13歳で行うトゥシビー(年祝い)、「ジューサンユーエー(十三祝い)」が、子どもの成長祝いでした。

現代の沖縄では、七五三・十三祝いともに定着しています。
毎年11月15日に行う七五三、2023年11月15日(水)です。
 

<11月の年中行事:七五三>
(1)波の上宮(なみのうえぐう)
(1)波の上宮
[住所] 沖縄県那覇市若狭1-25-11
[TEL] 098-868-3697
[HP] http://naminouegu.jp/
(2)普天間宮(ふてんまぐう)
普天間宮
[住所] 沖縄県宜野湾市普天間1-27-10
[TEL] 098-892-3344
[HP] http://futenmagu.or.jp/
(3)沖宮(おきぐう)
(2)沖宮
[住所] 沖縄県那覇市奥武山町44番地
[TEL] 098-857-3293
[HP] https://okinogu.or.jp/okinogu-guide/
(4)沖縄県護国神社(ごこく神社)
沖縄県護国神社
[住所] 沖縄県那覇市奥武山町44番地
[TEL] 098-857-2798
[HP] https://www.okinawa-gokoku.jp/

 
沖宮と沖縄県護国神社は住所が同じですが、同じ奥武山公園内にあります。
現代の沖縄ではフォトスタジオで衣装を借りて参拝し、フォトスタジオに戻って写真を撮る家が多いです。

その後、家族や親族で会食などを楽しむ流れが多いでしょう。
 

 

まとめ:全国11月の年中行事には、七五三があります

まとめ:全国11月の年中行事には、七五三があります
以上が全国的な11月の年中行事です。
一方、沖縄で行う新暦11月頃に行う、旧暦10月の年中行事には、竹富島など離島地域で盛んな「種子取祭(タニドゥル)」があります。

沖縄本島で行う種子取祭(タントゥイ)は廃れていますが、近年では豊作祈願を収入祈願とし、家の仏壇やヒヌカン(火の神様)へ大きなおにぎりを供えて、拝む家庭も見受けるようになりました。

大きなおにぎり「テームイ」をススキの茎2本とともに供えるだけですので、お仏壇やヒヌカン(火の神様)がある家庭では、供えてみてはいかがでしょうか?
 

 

 

まとめ

全国2023年11月の年中行事
(1)酉の市
・一の酉…11月11日(土)
・二の酉…11月23日(木)
(2)七五三…11月15日(水)

[二十四節気]
(1)霜降
・10月24日(火)~11月7日(火)
(2)立冬
・11月8日(水)~11月21日(月)
(3)小雪
・11月22日(水)~12月6日(水)

[秋土用]
・10月21日(土)~11月7日(火)
[間口]
・2023年10月28日(土)
・2023年10月30日(月)
・2023年11月1日(水)

 


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