納骨堂の永代供養とは?他の永代供養との違いや向いている人、遺骨はその後どうなるの?

2024.04.06
納骨堂の永代供養とは?他の永代供養との違いや向いている人、遺骨はその後どうなるの?

「納骨堂で永代供養をする」とは、納骨堂に納めて供養をすることです。永代供養があることで維持管理の負担がなく、継承者も必要ありません。ただし一定の理解や注意も必要です。本記事では、納骨堂の特徴や向いている人、注意点の他、費用目安が分かります。

・納骨堂で永代供養をするとは?
・納骨堂と永代供養の違いは?
・納骨堂の永代供養に向いている人は?
・納骨堂の永代供養で、遺骨はその後どうなるの?

納骨堂で永代供養をする」とは、遺骨を屋内施設で収蔵する納骨堂に遺骨を収蔵し、供養をすることを指します。

永代供養が付いているので家族は継承者を立てる必要がなく、納骨堂の管理者が家族に代わり、永代に渡って遺骨の管理や供養をしてくれるでしょう。

ただし納骨堂で永代供養をするにあたり、一定の理解や注意も必要です。
本記事を読むことで、納骨堂で永代供養をするとはどのようなことか?その特徴や向いている人、注意点の他、費用目安が分かります。

納骨堂で永代供養をするとは?

永代供養の「期間」とは?
◇納骨堂は永代供養が付いている施設が一般的です

納骨堂は遺骨を収蔵する屋内施設ですが、一般的に納骨堂に遺骨を収蔵する場合、家族の代わりに納骨堂の施設管理者が、遺骨を永代に渡って管理・供養をする「永代供養」が付いています。

そのため納骨堂の契約をして、遺骨を納骨堂に収蔵することで、自動的に継承者を必要としない永代供養も伴うでしょう。

「納骨堂」とは?

◇「納骨堂」とは、遺骨を収蔵する屋内施設です

納骨堂(のうこつどう)」とは、遺骨を収蔵する屋内施設となり、昔はお墓がなく遺骨を納骨できなかったり、お墓を建てるまでの一時的な安置場所として利用されてきました。

けれども現代ではお墓のように定期的な掃除や維持管理を必要とせず、気軽に参拝できる遺骨の葬送方法として広がっています。

<納骨堂の種類>
・ロッカー型
・自動搬送型(ビル型)
・室内墓所
・仏壇型
・位牌型

現代では納骨堂にも種類があり、個別に遺骨を安置する期間もさまざまに選ぶ時代になりました。
法的に納骨堂は「都道府県知事の許可を受けた、焼骨を収蔵するための施設」です。

「永代供養」とは?

◇「永代供養」とは、管理者が遺骨の供養・管理を担うことです

永代供養(えいたいくよう)」とは、霊園や納骨堂などの施設管理者が家族に代わって、永代に渡り遺骨の供養や管理を担う、形のないサービスを指します。
そのため永代供養が付くことにより、家族は継承者を立てる必要がありません。

また形のないサービスなので、永代供養は納骨堂に納骨された遺骨だけではなく、一般墓など他の形でも利用できます。

<永代供養の一例>
[永代供養の方法] [一例]
●永代供養 ・納骨堂
・集合墓
・樹木葬
・永代供養墓(合祀墓)
●永代供養を付加 ・個人墓(個人のお墓)
・夫婦墓(夫婦で入るお墓)
・友墓(友人知人で入るお墓)

永代供養は一般墓にも付加できるため、一代で終わる継承者のいない、個人や夫婦、友人知人同士が入るお墓も建てることができます。
ちなみに一般墓に永代供養を付けた場合、約30万円~40万円ほどが相場です。

納骨堂と永代供養の違いとは?

まとめ:永代供養をすることで継承問題が解消します
◇納骨堂で永代供養を行う場合、お墓の維持管理への負担が軽減します

納骨堂は一般墓と違い、遺骨の維持管理にあたり定期的なお墓掃除などの負担が軽減されながら、遺骨と言う礼拝の対象が残った葬送方法です。

そのため「子や孫への負担を軽減したい」と考えながらも、子や孫へ礼拝対象を残す選択ができます。

<納骨堂での永代供養のメリット>
・定期的なメンテナンスの負担が軽減される
・一定期間は遺骨が個別安置される
・都心部に多く、気軽に参拝できる
・プランにより、家族や子どもも利用できる
・プランにより、代々継承できる
・一般墓よりも費用を安く抑えることができる

納骨堂を選ぶことで、子どもや孫に「必ずお墓の継承者を立てなければならない」など、お墓の維持管理に対する負担を軽減することができるでしょう。

一方で個別安置期間は遺骨をいつでも取り出すことができるため、このまま契約更新をして遺骨を納骨堂に納めるか、お墓に納骨するか、契約を更新せずに合祀墓に合祀埋葬するか、子ども自身の選択肢も残ります。

納骨堂で永代供養をする注意点

◇一定期間を過ぎると、遺骨は合祀埋葬されます

納骨堂で永代供養をする場合、一定の個別安置期間があるものの、期間を過ぎると永代供養墓(合祀墓)へ合祀埋葬され、遺骨は再び個別に取り出すことができません。

永代供養では、施設管理者は遺骨を永代に渡り管理・供養をしますが、永代に渡り個別に安置する訳ではなく、他の遺骨と一緒に合祀埋葬、合同供養されるためです。

<納骨堂で永代供養をする注意点>
・最終的に合祀埋葬される
・一般的に個別安置期間は年間管理料が掛かる
・納骨堂のタイプや立地によっては費用が掛かる

永代供養墓(合祀墓)へ合祀埋葬」とは、遺骨を骨壺や骨袋から取り出して、他の遺骨と同じ埋葬スペース「カロート」に埋葬することで、一度埋葬すると他の遺骨と一緒になるため、個別に取り出すことはできません。

また一般的に遺骨を個別に安置できる「個別安置期間」は年間管理料が掛かります。
納骨後の年間管理料も含めたトータル的な費用をチェックして、納骨堂での永代供養を選びましょう。

永代供養墓に向いている人は?

◇「永代供養墓」は、最初から合祀埋葬されます

納骨堂での永代供養よりも安い遺骨の葬送方法が「永代供養墓(えいたいくようはか)」です。

「永代供養墓」は納骨堂と同じように、遺骨の管理・供養を管理者が家族に代わり、永代に渡って担いますが、最初から他の遺骨と一緒に合祀埋葬されます。
そのため永代供養のなかでは、最も安い遺骨の葬送方法とも言えるでしょう。

<永代供養墓の特徴とメリット>
・遺骨の葬送費用を最も安く抑える
・納骨後の年間管理料が掛からない
(子どもや孫に一切の負担が掛からない)

合祀墓(ごうしぼ)」「合葬墓(がっそうぼ)」「供養塔(くようとう)」も仕組みは同じです。

永代供養墓に納骨した場合、供養塔などひとつのモニュメントに向かって、家族は参拝をします。

近年注目される大樹などのシンボルツリーのふもとに遺骨が埋葬され、いずれ土に還る自然葬のひとつ「シンボルツリー型樹木葬」も、永代供養墓のひとつともいえるでしょう。

永代供養墓の注意点

◇永代供養墓に納骨すると改葬ができません

改葬(かいそう)」とは、遺骨をお墓や納骨堂などから取り出して、他の墓所へ引っ越すことを指します。

個別安置期間であれば納骨堂では遺骨の改葬ができますが、最初から他の遺骨と一緒に合祀埋葬される永代供養墓は、個別に遺骨を取り出すことができないため、当然改葬もできません。

<永代供養墓の注意点>
・一度合祀されると改葬はできない
・子や孫に継承はできない
・参拝対象は他の家族と一緒になる

納骨堂の永代供養でも、個別安置期間となる一定期間が更新なく過ぎると、最終的に永代供養墓(合祀墓)に合祀埋葬されます。

現代の永代供養墓では、定期的な合同供養が開催され、家族が合同供養に参列できる霊園も多いでしょう。

全国ではお彼岸、沖縄ではシーミー(清明祭)やタナバタ(七夕)など、お墓参りシーズン
はひとつの供養塔に参拝するため、混雑する可能性もありますので、この点でも注意が必要です。

納骨堂で永代供養をする費用の内訳は?

納骨堂で永代供養をする費用の内訳は?
◇納骨堂で永代供養をする初期費用には、永代供養用が含まれます

一般的に納骨堂で永代供養をする場合、納骨時に個別スペースを利用する「使用料」の他、永代供養料も初期費用に含まれていることが多いです。

また位牌を並べる位牌型や仏壇型の納骨堂では、位牌代や、位牌に彫刻(記載)する戒名を最初にいただくこともあり、この場合は戒名料も含まれることでしょう。

この他、納骨堂の種類によって位牌やお倫(おりん)、花立てなどの仏具代が掛かったり、納骨堂スペースに添える銘板やネームプレート代がかかるケースもあります。

①永代供養料とは

◇永代供養料とは、永代供養のための料金です

一般的に納骨堂には永代供養が付加されているので、初期費用には永代供養料が使用料の他に掛かります。

「使用料」は一般墓の個別区画に対する「永代使用料」に相当しますが、納骨堂の場合は永代に渡り使用することはないので、単純に「使用料」となり、費用も永代使用料ほど掛かりません。

この永代使用料と、遺骨を供養する料金である「永代供養料」は異なるものですので、注意をしてください。

②年間管理料とは

◇年間管理料は、公共設備や施設に掛かる維持管理費用です

納骨堂の年間管理料は、納骨堂の公共施設や設備に掛かる維持管理費用で、一般的に個別安置期間に限り、毎年支払う料金となります。

個別区画にお墓を建てる霊園や寺院墓地でも、年間管理料は掛かるでしょう。
ただし寺院墓地の場合、お布施として毎年お渡ししたり、呼び名が「護持会費(ごじかいひ)」とも呼ばれます。

<年間管理料の費用目安>
[墓地の種類] [年間管理料の目安]
・民営墓地 …約5千円~2万円
・寺院墓地 …約8千円~3万円
・公営墓地 …約3千円~5千円

年間管理料は一般的に約3千円~2万円ほど、納骨堂であれば施設や設備の充実度によって、費用幅があるでしょう。

永代供養が付いた納骨堂の生前契約などでは、個別安置期間の年間管理料を一括でまとめて支払うプランも多いです。

③法要に掛かる費用とは

◇納骨式などの法要では、僧侶へお布施を包みます

法要に掛かる費用「法要料」とは、僧侶をお呼びした読経供養が伴う法要で、僧侶へ包むお布施などの費用です。

一般的に納骨堂へ遺骨を納骨する際に執り行う「納骨式」の他、仏壇型納骨堂では位牌へ故人の魂を込める「開眼供養」、その他四十九日法要や年忌法要などで支払います。

<法要に掛かる費用>
●一般的に約3万円~5万円/1回の読経供養
・納骨式
・開眼供養(仏壇型納骨堂)
・四十九日法要
・年忌法要
(一周忌、三回忌など)

現代の納骨堂では、遺骨を前にした一周忌や三回忌などの年忌法要ができる施設も多く、中には契約者が利用できる、個別の法要室を備えている施設もあるほどです。

基本的には納骨堂の初期費用とは別に、別途お布施を包み僧侶へ手渡しでお渡ししますが、なかには納骨式の法要料が初期費用に含まれるプランもあります。

 

 

④戒名料とは

◇「戒名」とはお墓や位牌に彫刻される、亡くなった後の名前です

戒名(かいみょう)」とは、全国的にお墓や位牌に記載される、亡くなった後に僧侶から名付けられる名前ですが、本来はお釈迦様の弟子としての名前を指します。

そのため宗旨宗派を問わない民間霊園や、檀家制度が根付いていない沖縄で納骨堂に永代供養をする場合、必ずしも戒名料が必要になる訳ではありません。

<戒名料の費用目安>
●戒名料の費用目安は約20万円~100万円です。
…戒名は宗派により位があり、現代では位が高いほど費用が高くなります。

最近ではインターネットで戒名を授かる人々もいて、なかには約3万円~10万円での戒名名づけも見つけることができるでしょう。

ただ全国的に菩提寺がある場合、菩提寺のご住職以外に戒名を授かった場合、菩提寺に建つお墓に納骨させてもらえないトラブルリスクもあります。

現代こそ沖縄では全国的な風習に倣い、家族が亡くなると戒名を付けてもらいますが、個人墓地が主流の沖縄では、先祖代々位牌である「トートーメー」に記載する名前も、生前の名前「俗名」でした。

 

納骨堂と永代供養の費用比較

まとめ:門中墓から抜けて、永代供養を選ぶ
◇納骨堂の種類によって、費用も違います

納骨堂での永代供養は、種類によって費用幅が大きく異なるでしょう。
最もシンプルな納骨堂の種類はロッカー型や位牌型となり、昔はお墓のない遺骨や、お墓を建てるまでの一時的な遺骨の安置場所として利用されてきました。

<納骨堂の永代供養を安く抑えるポイント>
・シンプルな納骨堂を選ぶ
・郊外の納骨堂を選ぶ
・安置期間の短いプランを選ぶ

ただし納骨堂での永代供養は費用を抑えるほど、個別安置期間が短くなる傾向にあり、かつては一時的な安置場所として利用されてきたことから、「一時預かり」として、ごくシンプルな施設になることが多いです。

そのため納骨堂での永代供養を検討するならば、「納骨後はどのように供養をしたいか」を家族で検討し、優先順位と予算を決めてから、現地見学をして判断をすると良いでしょう。

納骨堂の種類で違う費用目安は?

◇納骨堂の費用は、位牌型やロッカー型が最も安いです

納骨堂は主に5種類があり、伝統的でシンプルな納骨堂が安い傾向にあります。
例えば、寺院が主に提供してきた位牌型納骨堂や、民間霊園や公営墓地で提供されることの多かったロッカー型納骨堂などです。

<納骨堂の種類で違う費用目安>
[納骨堂の種類] [費用目安]
●位牌型 ・位牌を並べる
約10万円~20万円
●ロッカー型 ・ロッカースペースに収蔵
約20万円~80万円
●仏壇型 ・仏壇が並ぶ
約45万円~150万円
●自動搬送型
(ビル型、可動型)
・参拝ブースに遺骨が搬送される
約80万円~150万円
●室内墓所 ・屋内にお墓が建つ
(自動搬送型タイプもあり)
約80万円~150万円

位牌型納骨堂では遺骨が別スペースに安置され、位牌のみが並ぶ施設が多いでしょう。
最近では粉骨した遺骨を納めた位牌が並ぶ施設もあります。

仏壇型納骨堂でも、遺骨が別スペースに安置され、位牌が仏壇に祀られる施設がありますが、仏壇内に骨壺が納められる施設が多いです。

室内墓所では墓石が屋内にならぶタイプの他、自動搬送型納骨堂の参拝ブースがお墓型となり、家族で納骨できるプランなどがあります。

 

他の永代供養と、費用目安は?

◇永代供養墓は、最も安い遺骨の供養方法です

納骨堂以外の永代供養の方法としては、永代供養墓(合祀墓)や樹木葬などの自然葬などの他、一般墓に永代供養を付けることもできます。

現代の民間霊園では、年間管理料が支払われずに無縁墓となるお墓を避けるため、すでに永代供養が付いた墓地区画も増えました。

<納骨堂と他の永代供養の費用目安>
[納骨堂の種類] [費用目安]
●納骨堂 約10万円~180万円
平均値…約45万円ほど
※年間管理料あり(個別安置期間)
●永代供養墓(合祀墓) 約3万円~30万円
平均値…約10万円ほど
●樹木葬 合祀型…約5万円~20万円
個別型…約20万円~80万円
家族型…約30万円~100万円
●ガーデニング型樹木葬 合祀型…約10万円~30万円
集合型…約30万円~100万円
個別区画型…約50万円~150万円
●一般墓(永代供養付き) 建墓費用…約70万円~200万円/一基
(平均値…約150万円)
永代供養料…約35万円~50万円/一基
※年間管理料あり

とは言え、樹木葬や納骨堂とひと口に言っても、サービス内容や施設はさまざまとなり、その費用目安も多様です。

それぞれ実際に資料請求により規約やサービス内容をチェックし、現地見学をしてから希望に見合った永代供養を選びましょう。

納骨堂で永代供養をする費用は誰が払う?

納骨堂で永代供養をする費用は誰が払う?
◇納骨堂の永代供養は、基本的に契約者が支払います

納骨堂の永代供養は、基本的に契約者が支払うため、終活により生前契約を行った場合は、本人が生前に費用を支払うことになるでしょう。

納骨堂の永代供養では、個別安置期間の年間管理料を毎年支払いますが、生前契約では毎年の年間管理料を一括でまとめることも多いです。

●けれども年間管理料を本人が支払っていない契約や、個別安置期間の更新を希望するならば、残された家族が支払うことになるでしょう。

一般的には故人の家族が話し合い、費用をそれぞれ負担する流れが多いですが、一人がまとめて支払うこともあります。
個別安置期間を更新するかどうかも含めて、家族・親族で話し合い決めましょう。

納骨堂に納骨する目安は?

◇一般的には納骨式を執り行います

納骨堂で永代供養をする場合、納骨堂の初期費用は約10万円~180万円、平均値は約45万円ほどとお話ししましたが、この他別途、納骨式の費用が掛かる場合も多いです。

「納骨式」とは納骨をする際の儀式で、一般的には仏教に倣い、僧侶をお呼びして読経供養を行います。
僧侶をお呼びする場合は、読経供養のお礼として、別途お布施を包みお渡しするでしょう。

<納骨式の費用目安>
[費用項目] [費用目安]
●お布施
(読経供養)
・約3万円~5万円
●供花・供物料 ・約3千円~1万円
●会食代
(仕出し弁当)
沖縄…約500円~5千円ほど/1人
全国…約3千円~2万円ほど/1人

沖縄では故人とごく近しい家族のみでの納骨式も多いため、会食の場を設けたり、仕出し弁当や引き物を用意しない納骨式も多いです。

また屋内施設となるため、規約として供花や供物を禁止する納骨堂も多いでしょう。
納骨式の設定や納骨堂の規約によって、納骨に掛かる納骨料も変化します。

[納骨式]
・納骨式とは?納骨式までの準備や手順、掛かる費用目安や当日の流れを分かりやすく解説!

 

納骨式のマナーとは?

◇身内だけの納骨式では、「平服」が一般的です

沖縄では葬儀の後に納骨式を済ませてしまう風習があります。
故人が生前契約をしていたなどの事情で、すでに納骨堂に納骨できるケースであれば、葬儀のまま、納骨式まで済ませても良いでしょう。

また全国的には、四十九日法要の後に納骨式を行います。
そのため四十九日法要で着用したブラックフォーマルの準喪服で、納骨式まで参列する人が多いです。

●一方、身内だけで納骨式を別日に執り行う場合には、一般的に落ち着いた色合いで整えた、畏まったお出かけ着である「平服」を着用します。

納骨式に案内されたら、知人友人であれば約5千円~1万円の香典を持参し、お渡ししてください。

 

まとめ:納骨堂の永代供養では、遺骨の個別安置ができます

まとめ:手元供養とは、手元でご遺骨の管理供養をすることです
納骨堂で永代供養を行うと、お墓の維持管理の負担や継承者を立てる必要がないまま、遺骨の個別安置が可能です。

納骨堂の管理者が永代供養により、家族に代わって遺骨の管理や供養を担ってくれますが、個別安置期間であれば、家族は遺骨に向かい参拝ができます。

また個別期間内であれば遺骨をお墓などへ移動する「改葬(かいそう)」もできるでしょう。

ただし個別安置期間が過ぎると、一般的に納骨堂に安置されていた遺骨は、施設内の永代供養墓(合祀墓)などへ、他の遺骨と一緒に合祀され、合同供養されます。

子や孫まで代々遺骨を継承したい場合は、納骨堂のなかでも契約更新が可能であったり、「家族型室内墓所」など、継承型の納骨堂を選ぶと良いでしょう。

[納骨堂のトラブル事例]
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[納骨堂から改葬]
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