【余命宣告されたら】余命を受けたら、後悔しないために行う10の事柄

2022.09.23
【余命宣告されたら】余命を受けたら、後悔しないために行う10の事柄

誰でも余命宣告を受けたらショックを受けますよね。その後「余命とは?」疑問が生じ、病気とどのように向き合うかなど、今後の時間に向けて後悔したくない想いが芽生える流れが一般的です。今回は、体験談より余命を受けたら行いたい10の事柄を紹介します。

余命とは

余命とは
「余命」とは闘病中の患者さんが、あとどれほどの期間生存できるかを予測した数値となり、医師が余命宣告をする時その判断は非常に難しく複雑です。

●余命宣告は絶対的な数値ではない
・医師の臨床経験
・同じ病気と症状の人々の生存期間を測定した中央値

余命宣告を受けてから5年目です(10年目です)」などの声もあるように、余命宣言で具体的な数字を受けたからといって、正確な数値ではありません

具体的な余命を知りたい

具体的な余命を知りたい
今では患者本人に余命宣告をすることも増えましたが、その昔は家族が余命宣告を受け、本人に伝えるかどうかを判断しました。

そのため今でも本人は「余命僅かではないか?」と兆候を感じているものの、具体的な余命を宣告されないまま時間が過ぎることもあります。

医師もまた、患者さん本人へ余命宣告を行うことに対して、まだまだ慎重です。
具体的に医師の言葉として、下記のような不安や希望がありました。

(1)患者さん本人の意思確認ができない
(2)余命を診断すること自体が複雑
(3)心のケアを重視した宣告がしたい

患者さん本人が具体的な余命を知りたいとしても、医師からすれば「余命宣告を受けたいですか?」とは聞くことはできません

これは本人ではなく、家族が余命宣告を受けた場合も同じで、日ごろから余命宣告について話し合っていない家族であれば(この場合がほとんどですが)、家族も本人に伝えるべきか悩みます。

(1)患者さん本人の意思確認ができない

患者さん本人が余命宣告を受けたいかどうか、実際に確認をすることは困難です。
実際に医療現場では、余命宣告について2つの権利について多く話されます。

・余命宣告を受ける権利
・余命宣告を受けない権利

なかには余命を知らされないまま、ショックを受けずに穏やかに過ごしたいと考える患者さんもいるためです。

ただ一方で「余命宣告は本人のみが受け、家族には知らせて欲しくない」と希望する患者さんもいます。

医療現場では、診察時の患者さんとの会話などから、余命宣告を本人が受けたいのかどうかを察して、医師が判断するしかありません。

●そのためもしも患者さん本人が余命宣告を受けたいならば、明瞭な意思表示をすると良いでしょう。

 

(2)余命を診断すること自体が複雑

余命宣告3ヶ月と告知された後3年・5年・10年と生きている…、などの話も多くあるように、余命宣告で告知される年数はあくまでもデータに基づくものです。

・患者さんの体質
・診断後の治療方針
・宣告後の過ごし方

…などなど、さまざまな要素が絡みます。
数週間などの余命宣告もありますが、数年単位であれば全く違う余命になることも多いのです。

(3)心のケアを重視した宣告がしたい

余命宣告を受けても冷静に対処できる人がいる一方で、大きなショックを受ける患者さんもいるでしょう。

・病状を段階的に伝える
・病気について知識を深める
・患者さんが病気を受け入れる
・患者さんの心の準備を待つ
ゆっくりと話しができる時間を取る

そのため医師が余命宣告をする時、それなりの時間を取って、患者さんのショックや動揺に対応できるよう、心のケアを重視します。

精神的ショックに対応する

精神的ショックに対応する
余命宣告を受けてショックを受けない人はほとんどいません。
けれどもショックを受けた時に現れる症状は人それぞれです。

悲しい時ほど笑顔を浮かべる人もいれば、涙が出ない人もいます。
けれども日ごろ、自分の精神状態を冷静に判断できている人は多くありません。

(1)心の整理をする
(2)カウンセリングを受ける
(3)自分の状況を伝える人を決める

余命宣告を受けたら、まずは自分の心の状態を冷静に見てください。
お腹に自分の分身である、小さな子どもがいるような感覚で、俯瞰的(ふかんてき)に話を聴いてあげると良いでしょう。

(1)心の整理をする

前述したように悲しい時に笑顔で仕事ができたり、普通に会話でできる人、また涙が出ないまま、粛々と日々の家事やお勤めができる人の場合、本当はショックを受けているのに、自分で気づいていないこともあります。

眠れなくなった(眠りが浅い)
・何をしても集中できない
食欲がない(食べ過ぎる)

…などなどショックが大きければ、日ごろの生活と何かしらの変化があるでしょう。

●またノートに心の状態を書く方法も分かりやすいです。
リストにしても良いので、思ったことを書き出してみてはいかがでしょうか。

(2)カウンセリングを受ける

余命宣告を受けたショックが大きく精神的に辛いなかで、なかなか身内や知人友人に相談できない患者さんも多いです。

このような場合は、医師や看護師に相談をして精神的なケアをしてもらうのも良いでしょう。

家族に相談する
担当医看護師に相談する
がん相談支援センター
がん情報サービスサポートセンター
心療内科を紹介してもらう

…などなどの方法があります。

医療機関以外に相談したい

もしも医療と関係のない機関に相談したい場合には、厚生労働省が行う「こころの相談孫口」にコールしてみるのも一案です。

こころの健康相談統一ダイヤル(厚生労働省)…(TEL)0570(064)556
よりそいホットライン…(TEL)0120(279)338

「人に話すことで心の整理ができて、俯瞰的(ふかんてき)にショックや哀しみを見つめることができた」などの体験談もあります。

※余命宣告を受けた時の精神的ケアは、下記もご参照ください。
【余命宣告】突然の告知でショック。冷静になるために心の5段階を知る

 

(3)自分の状況を伝える人を決める

今では患者本人が余命宣告を受けることも増えました。
家族が余命宣告を受け、本人に伝えるかどうか悩むことと同じように、本人が余命宣告を受けた場合、周囲の人へ伝えるかどうかで悩み続けることも多いです。

●けれども残される家族や周囲の人々の場合、いつかは知ることになるでしょう。
どのタイミングで誰に伝えるか、今後の治療方針を決めるなかで、サポートをお願いする相手も鑑みて、一歩引いた視点でスケジュールを冷静に決めるのも一案です。

生きると決めた場合でも、悩み続けて家族や周囲の人々に「後悔させない」愛情か、動揺させない愛情か、相手の年齢や状況・性格を考慮して判断します。

今後の治療方針を決める

今後の治療方針を決める
余命宣告を受けても、病気と共存したり溶解した経験を持つ人はいますよね。

ただ一方で「身体の痛みと闘いながら余命を生きるよりも、残された時間を穏やかに過ごしたい」と考える患者さんもいます。

(4)治療方針を検討する
(5)医療費を確認する
(6)リビングウィル(尊厳死)を検討する

余命宣告を受けた時、まず考えることがセカンドオピニオンです。
セカンドオピニオンとは、現在の病院から違う医療機関へ行き、改めて診断を受けることを差します。

(4)治療方針を検討する

余命宣告を受けた後に決める治療方針は、患者さん本人にとって大きなターニングポイントです。
余命宣告を受けた病気と向き合い、どのように対処するかを冷静に決めてください。

セカンドオピニオン…約2万円~
積極的治療約70万円手術や医療費(約350万円)~
緩和ケア…約1万5千円/1日~(医療費3割負担として)

積極的治療では、抗がん剤などを用いて、病気の寛解(かんかい)・治癒をめざします。
緩和ケアとは身体の痛みを少なくして、残された時間をできるだけ快適に過ごすための治療です。

(5)医療費を確認する

余命宣告を受けた後の治療方針を決めるに当たり、医療費は現実的な問題としてぶち当たる壁です。

まずは公的支援として高度医療制度の適用を、加入している協会けんぽ、もしくは国民健康保険などに申請をしてください。

高額医療制度の申請
保険を確認する

特に現代の保険はがん保険など、医療保険が充実しています。
保険の担当者に連絡をして、先進医療特約リビングニーズ特約への加入の有無を確認して、もらえる医療費を具体的に明瞭にしてください。

※余命宣告を受けた後に確認したい、医療費については下記に詳しいです。
【老後の暮らし】高額医療制度や保険の確認。まずチェックしたい5つの事柄

 

(6)リビングウィル(尊厳死)を検討する

この段階であまり考えたくはないですが、より充実して生きるためにも、延命治療の有無まで決めておくと良いでしょう。
いざと言う時に家族が判断するには、重くのしかかる責任を軽減できます。

延命治療の有無(リビングウィル)
献体の有無
臓器提供の有無

この3つの判断は、身内に決断させるのはあまりにも酷です。
仮に臓器提供を希望しても、家族が拒めば拒否もできますので、意思表示として検討します。

●また延命治療は費用も掛かりますが、医療費が3割負担とした場合約30万円~60万円ほど/月が目安です。

リビングウィルについては、下記でもお伝えしています。
【余命宣告】リビングウィル(尊厳死)とは?作成4つのメリットとデメリット

 

余命宣告後の生き方を検討する

余命宣告後の生き方を検討する
不思議なことですが余命宣告を受けた人の体験談では、「行うべき事柄をリストアップし、ひとつひとつをこなすことで、自然と精神状態を冷静に保つことができた」と言う人が多いです。

生前整理でも「やりたいことリスト」がありますが、余命宣告後にやりたいことリストを作ることで充実した時間を過ごすことができるでしょう。

(7)やりたいことリストを作る
(8)できることを確認する

ただ余命宣告を受けた場合、やりたいことが全て叶えられるとは限りません。
例えば、世界一周旅行やアグレッシブなスポーツなどは、身体が許さない可能性もあるでしょう。

(7)やりたいことリストを作る

余命宣告を受けた人が書いた「やりたいことリスト」には、一例として下記のようなものがありました。

・○○へ行きたい(旅行がしたい)
遺言書を書きたい
自分史が書きたい
子どもとの時間をいっぱい作りたい
美味しいものを食べて過ごしたい
・○○に会いたい(会いたい人がいる)
・住み慣れた自宅で過ごしたい
・大切な人々へ手紙を残したい
ブログを最後まで書きたい
・YouTubeを残したい
・家に帰り、身辺整理がしたい

…などなどです。

余命宣告が1年なのか3ヶ月なのか…、期間によっても希望の質は変わるでしょう。
まずはできるか・できないか、は度外視して、我がままで良いのです。
どんどん書いてしまいます。

種類によって分けるために、付箋などを利用するのも一案です。

(8)できることを確認する

ただ余命宣告を受けているため、できることは俯瞰して判断しなければなりません。

医師の許可を得る
必要な情報を集めておく
を忘れない
健康保険証を忘れない
現在地は常に共有しておく

特に旅行などであれば生活圏から離れるため、病院の場所など準備を入念に行いながら、周囲の人々にもサポートしてもらってください。

終活をする

終活をする
そして余命宣告を受けた人々の多くが、終活を希望します。

終活は残された人々に負担が少なくなるよう、危篤時に連絡を取りたい人々のリストや葬儀やお墓の希望、相続財産などを整理するものです。

(9)エンディングノートを活用する
(10)遺影を用意する

エンディングノートに添って終活を進めることで、残された家族がスムーズに事務処理を進めるだけの情報は記載できるでしょう。

また終活の希望で多いものが遺影です。
自分が好きな写真が良いですし、写真をもともと好まない人の場合、残された家族も「遺影探しに苦労した」との体験談は多くあります。

エンディングノートの書き方については、下記にも詳しいです。
【沖縄の終活】エンディングノートの書き方☆ 役立つ8項目とは?

 

最後に

今回は余命宣告を自分が告げられた時、後悔しないために行うべき10の事柄をお伝えしました。

また終活では墓守をするお墓をしまう「墓じまい」や、反対に生前にお墓を建てる生前墓なども増えています。
生前にお墓やお仏壇などの祭祀財産を購入すると、相続税が掛からないためです。

そこで終活には、自分好みのお仏壇を仕立てる人も増えました。
「自分自身は海にでも遺骨を撒いて欲しいけれど、家族のグリーフケアを考えると供養の場所は必要」との声は多いです。

余命宣告を受けたからこそ、現実的に自分亡き後の家族の哀しみに、心を砕き、傷める声は少なくありません。

まとめ

余命宣告されたら、行うべき10の事柄

(1)心の整理をする
(2)カウンセリングを受ける
(3)自分の状況を伝える人
(4)治療方針を検討する
(5)医療費を確認する
(6)リビングウィル(尊厳死)を検討する
(7)やりたいことリストを作る
(8)できることを確認する
(9)エンディングノートを活用する
(10)遺影を用意する


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