【沖縄の終活】エンディングノートの書き方☆ 役立つ8項目とは?

2022.04.17
エンディングノートの書き方で欠かせない8項目☆トラブルを避けるポイントまで

終活を進める軸となるのがエンディングノートの書き方は、遺言書とは違い自由ですよね。ただ「法的効力のない遺言書」として、家族を束縛することなく、故人の遺志を示すことができるツールにもなります。今回は、エンディングノートが家族に役立つ、欠かせない項目や、相続発生後にトラブルを避けるポイントをお伝えします。

終活を進める軸となるのがエンディングノートですが、書き方は遺言書とは違い、その人の人生や終活の目的によってさまざまですよね。

市販のエンディングノートを利用すれば、書き方はあまり気にすることなく進めることができますが、トラブルになり得る相続財産から、子や孫に残したい事柄まで、人の数だけエンディングノートの書き方もさまざまですので、人によっては市販のノートを選びます。

ただ、終活現場ではエンディングノートの書き方として「法的効力のない遺言書」として、家族を束縛することなく、故人の遺志を示すことができるツールと言う役割です。

そこで今回は自由に楽しく書き進めながら、残された家族にも役立ち、相続発生後にはトラブルを避けるための8項目を、エンディングノートの書き方とともにお伝えします。

エンディングノートとは

エンディングノートとは
エンディングノートの書き方を理解するためには、そもそも「エンディングノートとは」を理解しておくとスムーズですよね。

この部分をあまり理解しないまま終活を始めてしまうと、エンディングノートに人生の終末を感じてしまう…、或いは、来てしまった…と感傷的になる方々が多くいます。そのため、無意識のうちにネガティブな感傷に浸ってしまう様です。

【 エンディングノートの書き方☆本来の役割 】

● エンディングノートは、身辺のお金の動き(銀行口座や電子マネーなど)や財産、SNSなどのネットに浮遊しているプロフィールなど、ごちゃごちゃしがちな暮らしの整理をしながら、いつでも他者(家族)がいざと言う時に共有できる「覚え書き」とも言えます。

→ 例えば、自分が突然入院した場合にも、家族がエンディングノートを確認することで、日々の家計や人間関係のフォローができるため、暮らしがより滞ることなく流れる点が、若い人々がエンディングノートを書くメリットです。

※ 昔は家計簿を付けていましたから、家計簿に知人友人の住所録や保険、引き落とし項目など、さまざまな情報を記載していましたが、今はネット管理が進んでいます。身辺を整理するとともに、人生の振り返りを行う作業が、エンディングノートの書き方です。

 

ですからエンディングノートの書き方として、本来はその後の人生を「生きる」ために振り返るものだと理解しておくと良いでしょう。実際に30代・40代から、暮らしを整えるためにエンディングノートを定期的に書く方もいます。

● このように実際はそれ程ネガティブな作業でなく、自らの人生を振り返り、思いの丈を記録して、自分の今とこの先の希望を書き記すと言う、ポジティブな記録を残す手段がエンディングノートと言えます。

 

法的効力のない備忘録?

法的効力のない備忘録?
エンディングノートは書き方に形式もなく、自由な点がメリットです。よく遺言などと勘違いすることがありますが、エンディングノートには法的効力もなく、いわゆる自分の身の回りのさまざまを記録しておく備忘録的性格が強く、ある意味では、自分本位に自由に書き綴ることができます。

そのため、下記のようなエンディングノートの書き方を意識して進めると良いでしょう。

形式にこだわらない

エンディングノートの書き方を伝える記事で「形式にこだわらない」とは矛盾していますが、市販のエンディングノートの書き方に添う必要もなく、キャンパスノートでも書き進めることができる点を生かして、遺言書とセットで進める方多いです。

【 エンディングノートの書き方☆形式はない 】

(1)形式に沿って書く遺言書の補足をエンディングノートに記す。
(2)遺言書よりストーリー重視、「自分史」的な役割として書く。
(3)葬儀や葬送に対して、「絶対ではないけれど」希望がある場合に利用する。

…などなどの役割を見受けます。

 

例えば、「家族としては一般的な葬送の流れを採用して、葬儀当日に門中墓に埋葬する方法が、親族間のトラブルもなくストレスもないだろうけれど、できれば海洋散骨をして欲しい。」などの想いがある方が、エンディングノートに希望を記す事例がありました。

この他にも、終活により葬儀の全てを生前契約して、エンディングノートに契約した葬儀社や担当者の名前や連絡先を記載している事例も多いです。

なぜエンディングノートを書く?

なぜエンディングノートを書く?
このように、エンディングノートは確かに法的効力はないのですが、万が一の場合を想定した相続などの場面で参考になる、大切な備忘録であることには間違いありません。

故に、相続に関する財産などのことには正確な記録をしておくことが必要です。エンディングノートの書き方として「自分以外の人に自分の全てを記録して残す」目的があります。

自分を振り返るため

エンディングノートの書き方として、「自分史」の役割を重視する方も多いとお伝えしました。市販のエンディングノートに沿って書き進めてみても、意外に楽しく人生の振り返りができます。

【 エンディングノートの書き方☆人生の振り返り 】

● これは自分の記憶の確認と、家族が知らなかった人生の歩みを書き残す役割です。

 

箇条書きでも文章化することでもかまわないのです。ただ小説とは違うので、分かりやすく簡潔に書き残すとより読みやすいでしょう。

家族への負担を減らすため

エンディングノートを書き方として、「家族の負担をなくす」目的を意識して進めると役立ちます。

【 エンディングノートの書き方☆家族への負担軽減 】

● 特に資産に関することなどは、できる限り詳細に書くことがポイントです。

→ 普段は、表面には出てこない自分にしか分からないことなどを、メッセージとして残すことで家族への負担が軽減されます。

 

エンディングノートは、自分を知ってもらうという意味では最も重要で意義のあるものです。そのためには自分に正直にそして正確に記録しておくことが、自分以外の人に残す重要なメッセージなります。

エンディングノートに何を書く?

エンディングノートに何を書く?
遺言書とは違い、エンディングノートは相続財産や相続人の希望など、事務的な事柄が多い遺言書とは違い、「事務的な事柄+情緒・感情的な事柄」を残すことができます。

しかし一方でエンディングノートを書くからには、相続後の混乱を防ぐためにも、財産は正確に書き残さなければなりません。相続に関するいたずらなトラブルを未然に防ぐための記録と考えて進めてください。

基本情報

一般的なエンディングノートの書き方として、最初は基本情報から入ります。出生から始まる人的基本情報を記載してください。住所(本籍地)・氏名・生年月日と血液型です。一番大切な基本情報ですから、最初に記入しておくとよいでしょう。

基本情報には、簡単な家系的な記録(家系図等)を書いておくこともおすすめです。そして、住所等の記録は市区町村に登録されている情報(住民登録)と違わないことです。

個人情報(デジタル情報など)

人的な部分の個人情報は、基本情報と重複するところはあります。最近では、マイナンバーカードにより公的機関で管理されていますよね。

近年のエンディングノートの書き方で注意をしたいもう一つの個人情報は、SNSやカードなどのデジタル情報として登録したIDやパスワードがあります。

登録先のデータには、多分に個人情報が含まれているため、解約しない限りデーターは残ってしまうでしょう。自分にしか分からないIDやパスワードは必ず記しておくことです。

※ 今後終活で欠かせない、マイナンバーにより変わる相続税対策については下記記事で記載しています。

【沖縄の終活】相続税対策はマイナンバーで変わった?今人気の対策とは

 

資産情報

エンディングノートの書き方としては、外せない情報が資産情報です。土地や建物などの不動産や預貯金や有価証券などの流動的資産などの情報を記しておきます。謄本(権利書)・証書(証券)などの保管場所も記入しておくとよいでしょう。

【 エンディングノートの書き方☆資産情報 】

● 特に預金通帳と届出印の在りかは、明確に記入しておくことをおすすめします。インターネットバンキングなどの利用状況も同様です。

→ 因みに、預貯金などは本人の死亡が確認されると金融機関で凍結されてしまいますから注意してください。

 

また、借入金や住宅ローンなどの負債資産がある場合も借入先や返済状況などの情報を記入をしておくことです。この逆で、貸付がある場合も同様に記入しておきます。

※ 相続財産になるもの、相続税が課税されない財産などについては別記事でご紹介していますので、コチラを参考に進めてみてはいかがでしょうか。

【沖縄の終活】相続財産の範囲はどこまで?生前整理をしておこう
【沖縄の終活】相続税が掛からない財産は?生前購入で預貯金を減らす

 

保険関係

保険関係についても明確な記入が必要です。公的には、健康保険証と年金証書があります。年金受給に関する情報も合わせて記入しておくことがよいでしょう。

【 エンディングノートの書き方☆保険情報 】

● そして任意的保険である、(1)生命保険や(2)介護保険と(3)傷害保険など、人的補償に関する保険や建物、(4)マイカーにかけている物的補償に関する保険などの、証書の内容を記入しておくことも大切です。

 

ちなみに生命保険で遺族が受け取るお金には相続税が掛かりません。そのため相続税対策として生命保険を掛ける方も多いですが、その受取先について後々トラブルになるケースも多いでしょう。

受取人が特別な人であった場合には、その理由もエンディングノートに記しておくことで、よりトラブルの可能性が少なくなります。

自由に記載できる、その他の情報

自由に記載できる、その他の情報
エンディングノートの書き方で最も自由な部分がメッセージなどの「補足」部分です。終活現場では、この部分が最も楽しく書き進むとの声も多いです。

【 エンディングノートの書き方☆遺言書の補足 】

● 例えば兄弟間の相続争いが深刻化する場合、表面的には金額の問題が見えますが、よくよく個々の言葉を聞いていくと、情緒や愛情を求める側面が見えてきます。

→ この部分を故人のメッセージで補足するだけで、後々の相続トラブルの可能性が低くなるでしょう。

 

「どうして妹ばかり、最後までえこひいきするの?」「こんなに介護をしてきたのに、ありがとうもなく財産も平等」などと訴えていた事例では、エンディングノートのメッセージがあったことで、遺産分割協議が進んだ事例も実は多いです。

家族や友人知人へのメッセージ

エンディングノートの書き方として、以上のような遺言書では残せない、心情的なメッセージを添えるとともに、やはり自分自身の気持ちの整理として、「それぞれの家族や友人知人へ言葉を添えるだけで、気持ちよく日々を過ごせるようになった」声が多くあります。

家族へのメッセージ

家族へのメッセージは、家族それぞれへの思いも大切なことですが、配偶者や子ども達、それぞれに重要な判断の局面を委ねるにあたり、より負担を軽くしてあげるための「故人の意思(遺志)」を添えてください。

【 エンディングノートの書き方☆家族へ 】

● 例えば、下記のような事柄において、自分の希望を残しておくと、家族が決断を下す負担が軽減します。

・ 延命治療の希望
・ 献体の希望
・ 臓器提供の希望

※ この他、0葬など賛否両論が予想される葬儀を希望する場合には、家族親族へ向けたメッセージも添えることで、配偶者や家族が周囲から非難されることも少なくなるでしょう。

 

なかでも延命治療の有無は必須です。延命治療の判断は生前に家族が決めなければなりません。そのため、事前にエンディングノートの場所なども示しておく必要があります。

【 エンディングノートの書き方☆葬儀など 】

● また、もしも葬儀や葬送に希望がある、終活で生前契約を済ませているなどの事情があれば、エンディングノートに記載してください。例えば…、

・特定の宗教(宗派)で葬儀をしたい
・葬儀の方法(密葬・家族葬など)
・供養・納骨の方法や場所(お墓・霊園など)
・遺影に使う写真
・遺言書があれば、保管場所

…などの希望がある場合です。

 

義母と相性が悪く夫の門中墓に入りたくないとして、終活で生前にお墓を購入したものの、エンディングノートに生前墓の存在を詳しく記していなかったことで、葬儀後すぐに門中墓に埋葬されてしまった事例もあります。

友人知人へのメッセージ

エンディングノートの書き方では、訃報を知らせて欲しい友人知人のリストも記載するのが基本です。その時、メッセージを残したい友人知人がいるならば、エンディングノートに用意して家族に委託しておくと良いでしょう。

【 エンディングノートの書き方☆友人知人へ 】

● ただ、生前の親しかった友人知人へのメッセージは、必要に応じて別紙を使って手紙のようにして書き記しておくことがおすすめです。

 

葬儀の席などでエンディングノートそのものを持ち歩くことはできませんが、家族がそっと手渡すことはできるでしょう。

トラブルにならないポイント

トラブルにならないポイント
早い段階で進めるエンディングノートの書き方では、日々内容が変わる点は注意をしてください。またついつい、思いのままに書き連ねてしまいがちですが、曖昧な言葉で他の人々が判断に迷うような内容は、トラブルを起こしがちです。

【 エンディングノートの書き方☆注意点 】

(1) 定期的に見直す … 日々の暮らしのなかで生命保険の有無など、状況も変化するでしょう。その時点で正確な情報になるよう、定期的に見直します。

(2) 相続や決断事(延命や葬送など)はハッキリと簡潔に書く … どちら着かずの優柔不断な表現はトラブルのもとになりがちです。たとえ法的効力のないエンディングノートでも、相続には重要な資料になります。

 

残された家族には寂しさもあり、これからの希望もあります。そんな家族が、円満な生活が送れるようにトラブルにならないように、克明且つ正確にエンディングノートに書いておくことが、トラブルにならないポイントです。

いかがでしたでしょうか、今回はエンディングノートの書き方についてお伝えしました。市販のエンディングノートの書き方に添う方法も良いのですが、押さえるべき項目を理解することにより、より自分らしい彩り満ちた一冊を残すことができるでしょう。

終活現場では、エンディングノートを書き進めることで自分の気持ちも整理でき、また最期の時間も冷静に見つめることができるため、ターミナルケア(死期のケア)や葬儀、葬送の希望を思い付く方も多いです。

エンディングノートは、なかにはネガティブなものとして避ける声も多いのですが、残された最期の一瞬まで彩り深く生きるためのノートとも言えます。

 

まとめ

エンディングノートに役立つ8項目

(1)基本情報
(2)デジタル情報
(3)資産情報
(4)保険関係
(5)遺言書の補足(理由など)
(6)延命治療などの希望
(7)葬儀・葬送の希望
(8)家族や友人知人へのメッセージ


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