・2025年新暦5月、沖縄の旧暦行事は?
・2025年那覇ハーリーは、いつ行うの?
・2025年新暦5月の二十四節気は?
2025年新暦5月、沖縄の旧暦では4月4日~5月5日にあたります。
那覇ハーリーは新暦5月3日(土)~5日(月)、GWに合わせた日程、一方で沖縄の糸満をはじめとするローカルハーレー大会のメインは、旧暦5月4日の「ユッカヌヒー」に行われ、新暦2025年は5月30日(金)にあたります!
本記事では、新暦5月に行われる沖縄イベント旧暦行事を、二十四節気とともにご紹介しています。ハーリー大会以外の行事もご紹介していますので、どうぞ、最後までお読みください。
2025年新暦5月、沖縄の旧暦カレンダー!

◇那覇ハーリーは、毎年5月3日(土)~3月5日(月)、ローカルハーレー大会は5月30日(金)の開催です!
2025年新暦5月、沖縄の旧暦行事は多くはありませんが、那覇ハーリーは毎年GWに合わせ、2025年5月3日(土)~5日(月)の日程、ローカルハーレー大会は、2025年5月30日(金)の日程で開催されます。
伝統的なローカルハーレー大会は、毎年、旧暦で行われますが、那覇の行事は休みに合わせ大勢の観光客も訪れるため、ハーリー大会や大綱引きも、ローカルの旧暦行事とは、毎年別日程です。
<2025年5月:沖縄の旧暦4・5月カレンダー>
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[行事]
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[旧暦]
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[新暦]
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●沖縄の旧暦行事
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①那覇ハーリー
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・新暦行事
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・2025年5月3日(土)~
・2025年5月5日(月)
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②アブシバレー
(畦払い) |
・旧暦4月14日~15日
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・2025年5月11日(日)
・2025年5月12日(月)
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③ジュウグニチの拝み
(十五日の拝み) |
・旧暦4月15日
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・2025年5月12日(月)
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④クシユクイ
(腰憩い) |
・旧暦4月吉日
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・2025年5月4日(水)~
・2025年5月26日(月)
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⑤ウミドゥミ(海留)
・ヤマドゥミ(山留) |
・旧暦4月16日~5月3日
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・2025年5月13日(火)~
・2025年5月29日(木)
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⑥子どもバーリー
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・旧暦5月3日
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・2025年5月29日(木)
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⑦ユッカヌヒー
(四日の日)
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・旧暦5月4日
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・2025年5月30日(金)
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⑧グングァチグニチ
(五月五日)
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・旧暦5月5日
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・2025年5月31日(土)
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●全国行事
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⑨憲法記念日
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・旧暦3月25日
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・2025年5月3日(金)
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⑩みどりの日
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・旧暦3月26日
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・2024年5月4日(土)
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⑫こどもの日
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・旧暦3月27日
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・2024年5月5日(日)
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●その他
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⑬母の日
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・5月第2日曜日
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・2025年5月11日(日)
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一方、沖縄のローカルハーレー大会は旧暦5月4日、2025年5月30日(金)のユッカヌヒー(四日の日)が海神様への祈願祭となります。
そこで祈願祭の前には、海や山・川の拝所へ立ち入ることを禁じる「ウミドゥミ(海留)・ヤマドゥミ(山留)」が行われるでしょう。
2025年のゴールデンウィークは?
◇2025年のゴールデンウィークは、5月3日(土)~5月6日(火)までの4連休です
2025年は4月27日(日)、4月29日(火)が昭和の日でお休みなので、2025年4月28日(月)・4月30日(水)・5月1日(木)・5月2日(金)の4日間の有給休暇を取ると、振替休日の2025年5月6日(火)まで11連休になるでしょう!
下記は2025年4月28日(月)・4月30日(水)・5月1日(木)・5月2日(金)に有給休暇を取ったケースで解説します。
<2025年のゴールデンウィークは?>
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[日にち]
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[休み]
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・2025年4月26日(土)
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・土曜日
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・2025年4月27日(日)
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・日曜日
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・2025年4月28日(月)
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・有給休暇
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・2025年4月29日(火)
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・昭和の日
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・2025年4月30日(水)
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・有給休暇
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・2025年5月1日(木)
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・有給休暇
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・2025年5月2日(金)
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・有給休暇
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・2025年5月3日(土)
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・憲法記念日
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・2025年5月4日(日)
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・みどりの日
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・2025年5月5日(月)
| ・こどもの日 |
・2025年5月6日(火)
| ・振替休日 |
もともと「みどりの日」は4月29日、現在の「昭和の日」だったため、憲法記念日とこどもの日に挟まれた平日でした。
<ゴールデンウィークの休みとは> | |
[日にち] | [休み] |
①昭和の日 (4月29日) | ・1989年に崩御された昭和天皇の誕生日 (2007年に昭和の日に改定) |
②憲法記念日 (5月3日) | ・1947年5月3日、日本国憲法が施行 (1946年11月3日公布) |
③みどりの日 (5月4日) | ・自然への恩恵に感謝する日 (1986年に祝日になる) |
④こどもの日 (5月5日) | ・こどもの成長を祈願する日 |
けれども2007年に「みどりの日」が「昭和の日」に改められ、5月4日が「みどりの日」と改定されたことから、さらにゴールデンウィークが充実しています。
2025年5月、母の日はいつ?
◇2025年5月11日(日)、5月第2日曜日が母の日です
毎年第2日曜日とされる母の日、2025年は5月11日(日)となります。
世界中で5月に行われる母の日ですが、起源や日付はさまざまです。
・スウェーデン…毎年5月最終日曜日
その起源は日本ではアメリカに倣い、1908年5月10日に看護師として軍へ献身的に従事した亡き母を追悼し、グラフトン教会で白いカーネーションを配ったアンナ・シャービスに遡るとされます。
そのため現代の日本では、白いカーネーションは亡き母へ、赤いカーネーションは元気に生きている母へ、母の日に贈る花とされてきました。
沖縄の旧暦行事:那覇ハーリーは新暦開催

◇那覇ハーリーは通年2025年5月3日(土)~5日(月)に開催されます
那覇ハーリーは通年通りだと2025年5月3日(金)~5日(月)、開催場所は那覇港新港埠頭です。
本来、沖縄のローカルハーリー(ハーレー)大会は、旧暦5月4日のユッカヌヒー(四日の日)、2025年は5月30日(金)に開催される、島国沖縄の海の神様「リュウグウヌカミ(竜宮神)」への祈願祭となります。
けれども那覇ハーリーだけは新暦で開催される、観光客も広く受け入れたGWの風物詩です。
<2025年那覇ハーリー> | |
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[開催場所] | ・那覇港新港埠頭 |
[住所] | ・〒900-0001沖縄県那覇市港町1丁目1-13 |
[開催日時] | ・2025年5月3日(土)~5日(月) ・10:00~21:00 |
[TEL] | ・098-862-1442(那覇市観光協会) |
[HP] | https://www.naha-contentsdb.jp/spot/603 |
[料金] | ・見学無料 |
[駐車場] | ・なし |
那覇ハーリーの目玉イベントは、3日間を通して3,000発が打ち上げられる花火大会!毎晩20:00頃~始まります。
ただ全国的にも知られる沖縄夏の一大イベントだけあって、当日は毎年かなりの混雑!そこで少し離れた駐車場で車を駐車し、観覧する姿も少なくありません。
那覇ハーリー会場には専用駐車場がないので、注意が必要です。
・那覇ハーリーは2025年5月3日(土)~5日(月)!花火も観覧できる駐車場予約も?
沖縄の旧暦3月15日:三月御祭とは?
◇サングァチウマチー(三月御祭)はもともと、麦の収穫祭です
サングァチウマチー(三月御祭)とは麦の収穫祭として、それぞれの集落のウガンジュ(拝所)で行われてきました。
ウマチー(御祭)は今も大綱引き行事を開催する集落がありますが、稲の収穫祭となる旧暦5月・6月が多いでしょう。
沖縄では、年に4つの収穫祈願・収穫祭である農耕儀礼「ウマチー(御祭)」があります。
<沖縄の旧暦行事:4つの御祭> | |
[時期] | [役割] |
①旧暦2月15日 | ・麦穂祭 (麦の豊作祈願) |
②旧暦3月15日 | ・麦大祭 (麦の収穫祭) |
③旧暦5月15日 | ・稲穂祭 (稲の豊作祈願) |
④旧暦6月15日 | ・稲大祭 (稲の収穫祭) |
ウマチー(御祭)は琉球王朝時代から続く農耕儀礼です。
琉球王朝が指揮を取り、神役であるノロを中心に、毎年重要な儀礼として、丁重に行ってきた旧暦行事でした。
とは言え現代では「収穫=収入」として、一般家庭を中心に家庭行事として、ヒヌカンへ収入安泰を祈願する行事として復活しつつあり、なかにはウガンジュ(拝所)へ参拝する人々も見受けることもあるほどです。
・収入安泰として復活している沖縄のウマチー(御祭)とは?お供え物や拝み方
沖縄の旧暦行事:アブシバレー(畦払い)とは?
◇その昔、畦の害虫を駆除する農耕行事でした
アブシバレー(畦払い)とは、稲の健やかな成長を祈願し、畦の草を処理して草木についた害虫を、遠い海の彼方へ流す行事です。
アブシバレー(畦払い)には、ヒヌカン(火の神)や仏壇を中心とした家庭行事と、取った害虫を草舟に乗せ、海の沖へと流す集落行事がありました。
<沖縄の旧暦行事:アブシバレー(畦払い)> | |
①家庭行事 | ●仏壇に供える ・クファジューシー (肉入りジューシー) ・ウサチ(酢の物) |
②集落行事 | ・畦の草を刈る ・害虫を取り除く ・害虫を草舟に乗せる ・草舟をニライカナイへ流す (海から沖へ流す) |
クファジューシーは力ジューシーで、肉などが入った沖縄の炊き込みご飯です。
沖縄の旧暦行事、集落行事としてのアブシバレー(畦払い)は廃れていますが、離島地域を中心に、今でも田畑の草についた害虫を草舟に乗せ、遠いニライカナイへ流す行事を見受けます。
アブシバレー(畦払い)、家庭での拝み方
◇アブシバレーではクファジューシーを供えます
アブシバレー(畦払い)は現代、災難を退ける儀礼として、一般家庭でもヒヌカン(火の神)を祀る家でお供え物をして、拝まれるようになりました。
家庭を阻害する災難や害を退け、「二度と戻ってきませんように」とニライカナイへ送ります。
<アブシバレー(畦払い)の拝み方> | |
①ヒヌカン(火の神) | |
[お供え物] | ・基本のお供え (お水、お酒、塩、供え葉) ・クファジューシー |
[お線香] | ●ジュウゴフンウコー(十五本御香) ・日本線香…15本、もしくは5本 ・沖縄線香(平御香)…タヒラ半(2枚半) |
②お仏壇 | |
[お供え物] | ・クファジューシー ・ウサチ(酢の物) (お箸を添える) |
[お線香] | ●ジュウニフンウコー(十二本御香) ・日本線香…12本、もしくは4本 ・沖縄線香(平御香)…タヒラ(2枚) |
稲の豊作を祈願して供える「クファジューシー」の「クファ」は「硬い」の意味があり、賽の目に切ったご馳走の豚肉をふんだんに入れた炊き込みご飯「ジューシー」です。
豚の三枚肉の茹で汁は炊き込みのお水に加え、ラードなども使用してコク深いクファジューシーを作ると美味しいでしょう。
沖縄の旧暦行事:クシユクイ(腰憩い)とは?
◇クシユクイ(腰憩い)は農耕仕事の節目、ひと休みの日です
沖縄の旧暦4月吉日の行事「クシユクイ(腰憩い)」とは、言葉の通り腰を下ろして体を休める日となります。
昔のような集落行事は廃れていますが、現代でも沖縄では、地域のシニア会などで「クシユクイ(腰憩い)イベント」の行事案内を見る時があるでしょう。
・稲の植え付け後
・さとうきびの収穫後
沖縄の旧暦4月吉日、人々は長く重労働が重なる農作業で、ささやかなひと区切りが付いたタイミングを利用して、集落の人々が集まって慰労会を開いたのです。
毎日毎日腰を屈めて酷使しているため、腰を労わる「クシユクイ(腰憩い)」です。
基本的に沖縄本島や周辺の離島で行われてきました。
沖縄の旧暦行事:山留、海留
◇山留、海留とは、海川や山へ入らない物忌み行事です
ヤマドゥミ(山留)・ウミドゥミ(海留)とは、海川や山への侵入を禁じる物忌みの期間とされ、現在ではほとんど廃れているものの、伊是名島など一部離島では現在も見受けられます。
旧暦4月14日・15日のアブシバレー(畦払い)を終えた頃から、旧暦5月3日のハーリー大会前日までが、ウミドゥミ(海留)・ヤマドゥミ(山留)の期間です。
<ヤマドゥミ(山留)・ウミドゥミ(海留)> | |
[期間] | ・旧暦4月15日~5月3日 ・新暦2025年5月13日(火)~5月29日(木) |
[忌み事] | ①御嶽(うたき)に行かない ・ウガンジュ(拝所)に行かない ②山林に入らない ・木を伐採しない ③海や川に入らない |
ハーリー大会の練習や、無事にハーリー大会を終える祈願を行うため、ウミドゥミ(海留)・ヤマドゥミ(山留)は、ハーリー大会の1週間前までとする地域もあります。
糸満地域などでは、ハーリー大会が行われる旧暦5月4日「ユッカヌヒー(四日の日)」の1週間前、旧暦4月26日頃にハーリーガニ(ハーリー鉦)が鳴り響く音が、物忌み期間の終わりの合図です。
沖縄旧暦5月4日:ユッカヌヒー(四日の日)

◇2024年6月9日(日)が沖縄の旧暦5月4日、ハーレー大会です
ユッカヌヒー(四日の日)は海神祭として、沖縄各地の漁村・港で大漁や海の安全を祈願し、海神様への奉納行事としてローカルハーレー大会が開催されます。
ただし2020年の新型コロナ襲来以降、那覇ハーリーから軒並み大会中止となり、2020年・2021年・2022年と過去3年間は休止状態でしたが、2023年は沖縄各地でハーレー大会が再開されました。
2024年の今年も、沖縄では那覇ハーリー大会を皮切りに、沖縄各地での開催が期待されます。
下記は沖縄各地でローカルハーレー大会が開催された例年の日程を基にしていますので、正確な情報が出ましたら、順次更新していきます。
<2024年、沖縄各地のハーレー大会日程> ※2024年度の日程が分かり次第、順次更新 | |
[ハーリー大会] | [日程] |
①那覇ハーリー | [開催場所]那覇港新港埠頭 ・2025年5月3日(土)~5日(月) |
②奥武島海神祭 | [開催場所]奥武島海岸 ・例年旧暦5月4日 ・2025年5月30日(金) |
③糸満ハーレー | [開催場所]糸満漁港 ・例年旧暦5月4日 ・2025年5月30日(金) ●糸満子どもハーレー大会 ・例年旧暦5月3日 ・2025年5月29日(木) |
④港川ハーレー (全島角力大会) | [開催場所]港川漁港 ・例年旧暦5月4日 ・2025年5月30日(金) |
⑤豊見城ハーリー | ・豊崎美らSUNビーチ北側 ・例年7月中旬~8月初旬 |
⑥石垣島ハーリー | [開催場所]下記3漁港 ・石垣漁港 ・白保船着場 ・船橋漁港 ・例年旧暦5月4日 ・2025年5月30日(金)(開催未定) |
⑦北谷ニライハーリー | [開催場所]浜川漁港 ・例年旧暦5月4日近くの日曜日 ・2025年は未定 |
⑧久米島鳥島ハリュー舟大会 | [開催場所]下記3漁港 ・鳥島漁港 ・仲里漁港 ・儀間漁港 ・例年旧暦5月4日 ・2025年5月30日(金)(開催未定) |
ハーレー(ハーリー)大会は本来、漁業や海上貿易が主流だった沖縄で、海の安全や豊漁を海神様へ祈願する奉納行事です。
ユッカヌヒーの翌日、旧暦5月5日はこどもの日にあたります。
そのため昔の沖縄では、ハーレー(ハーリー)大会当日に、玩具市(おもちゃ市)が並びました。
家族で海神様への祈願を行い、子どもの日として楽しむのも良いかもしれません。
2023年まで、例年開催された日程を基にご紹介しています。
お出掛けの際は、それぞれ下記コラムでご紹介している協会電話番号、webページよりお問い合わせのうえ、お出掛けください。
・2025年沖縄のローカルハーリー大会はどうなる?各地の大会日程や漁港を詳しく紹介!
・沖縄のユッカヌヒーとは?ハーリーは奉納行事?竜宮の神へ拝む御利益やお供え物、拝み方
・沖縄の伝統的なおやつ、ちんぴん・ポーポーとは?簡単な作り方でユッカヌヒーに供えよう
沖縄旧暦5月5日:グングァチグニチ(五月五日)

◇沖縄旧暦5月5日、グングァチグニチは「こどもの日」です
沖縄で旧暦5月4日、海神様への祈願祭とされるユッカヌヒー(四日の日)の翌日、旧暦5月5日はこどもの日です。
ハーレー(ハーリー)大会が盛んな漁師町では、旧暦5月4日・5日と2日間に渡り大会を開催し、出店には子ども達が喜ぶ玩具市(おもちゃ市)やお菓子を並べて賑わいました。
現代もローカルハーレー大会は、漁業の町・糸満を中心に、小学生以下の子供の部と大人の部の、2日間に渡り開催される地域があります。ただし現代では、前日の旧暦5月3日に子どもの部のハーレー大会を済ませ、翌日旧暦5月4日ユッカヌヒーに大人の部を開催する流れが一般的と言えるでしょう。
<糸満ハーレー大会日程> ※2025年度の日程が分かり次第、順次更新 | |
[日程] | [開催内容] |
・例年・旧暦5月3日予定 ・2025年5月29日(木) | ・ハーレー大会「子どもの部」 |
・例年・旧暦5月4日予定 ・2025年5月30日(金) | ・ハーレー大会「中学生以上の部」 |
こども達は両親や先生などのハーレー競漕を応援しながら、出店に並ぶお菓子や玩具市(おもちゃ市)のおもちゃを満喫しました。
※上記日程は例年の糸満ハーレー大会に基づいたものです。お出掛けの際には実行委員会までお問合せください。(一般社団法人・糸満市観光協会)
・【2024年・沖縄旧暦行事】沖縄の子どもの日「グングァッチグニチ」御利益やお供え物
グングァチグニチ(五月五日)の拝み

◇グングァチグニチ(五月五日)の行事食はあまがしです
またグングァッチグニチ(五月五日)は家庭行事として、こどもや家族の健康、ワッサビナサ(悪い事柄災い事)を祓う、健康・成長祈願と邪気祓い行事でした。
ヒヌカン(火の神)とお仏壇へ、沖縄のおやつ「あまがし」と、匙(さじ)に見立てた菖蒲(しょうぶ)の葉をお盆に整え供えます。
<グングァチグニチ(五月五日)のお供え物> | |
[供える場所] | ・ヒヌカン(火の神) ・お仏壇 |
[お供え物] | ・あまがし ・菖蒲の葉 |
沖縄では「あまがし」はお馴染みのおやつですよね。
現代ではスーパーなどに行くと、あまがし缶も販売していますが、富士家さんのぜんざいなども供える様子を見受けます。
あまがしで扱う金時豆や小豆の「赤」、菖蒲(しょうぶ)の葉の強い香りが邪気祓いに役立つと言われてきました。
・あまがしとは?沖縄ぜんざい「あまがし」は邪気も祓う?親子でヘルシー&簡単レシピ!
沖縄の旧暦4月頃:二十四節気
◇2025年旧暦4月、2025年新暦5月の二十四節気は、穀雨→立夏→小満です
沖縄の旧暦4月頃にあたる、2025年新暦5月の二十四節気は穀雨→立夏→小満と流れます。
全国的なゴールデンウィークは2025年4月20日から始まる穀雨(こくう)の節気、那覇ハーリーが終わる5月5日(日)以降は、夏の始まり「立夏(りっか)」です。
<2025年新暦5月の二十四節気> | ||
【二十四節気】・・穀雨(こくう)…2025年4月20日(日)~5月4日(日) | ||
●七十二候 | ||
(末候) | ・牡丹華 (ぼたんはなさく) | ・4月30日(水)~5月4日(日) |
【二十四節気】・立夏(りっか)…2025年5月5日(月)~5月20日(火) | ||
●七十二候 | ||
(初候) | ・蛙始鳴 (かわずはじめてなく) | ・5月5日(月)~5月9日(金) |
(次候) | ・蚯蚓出 (みみずいづる) | ・5月10日(土)~5月14日(水) |
(末候) | ・竹笋生 (たけのこしょうず) | ・5月15日(木)~5月20日(火) |
【二十四節気】・小満(しょうまん)…5月21日(水)~6月4日(水) | ||
●七十二候 | ||
(初候) | ・蚕起食桑 (かいこおきてくわをはむ) | ・5月21日(水)~5月25日(日) |
(次候) | ・紅花栄 (べにばなさかう) | ・5月26日(月)~5月30日(金) |
5月の和名は早月(さつき)、稲苗月(いななえづき)、菖蒲月(あやめづき)とも言われ、立夏を迎え夏物への衣替えが全国的に始まります。
手紙に添える時候の言葉は「晩春の候」「新緑が目にしみて」「若葉の候」「木々の緑も鮮やかに…」などがありますよね。
沖縄ではすっかり暑くなる時期ではありますが、梅雨を前にしてバーベキューやキャンプなども楽しいかもしれません。
まとめ:2025年5月、沖縄の旧暦4月頃は山留・海留があります
2025年新暦5月、沖縄の旧暦4月頃は、まずゴールデンウィークに那覇ハーリー大会が行われます。
本来は旧暦5月4日のユッカヌヒー(四日の日)が沖縄の海神祭ですが、那覇ハーリーはゴールデンウィーク行事として、観光客や地元の人々に親しまれているためです。
一方、沖縄の旧暦行事としては、旧暦5月4日のユッカヌヒー(四日の日)がローカルハーレー大会の開催日です!新暦では2025年5月30日(金)ですね。その前日には、糸満を中心に「子どもハーレー大会」を行う地域もあるでしょう。
ローカルハーレー大会の前には、ウミドゥミ(海留)・ヤマドゥミ(山留)の物忌み期間が訪れますが、現代では意識して過ごす人々はごく僅かではないでしょうか。
那覇ハーリーは駐車場がないため、近隣の立体駐車場に車を留めて、高い場所から花火大会を観覧する人々も多いです。
・2025年那覇ハーリーは5月3日(土)~5日(月)!花火も観覧できる駐車場予約も?
まとめ
2025年5月、沖縄旧暦4月の年中行事
●沖縄の旧暦行事
①那覇ハーリー
・新暦行事
・2025年5月3日(土)~5日(月)②アブシバレー(畦払い)
・旧暦4月14日~15日
・2025年5月11日(日)~12日(月)③ジュウグニチの拝み
・旧暦4月15日
・2025年5月12日(月)④クシユクイ
(腰憩い)
・旧暦4月吉日
・2025年5月1日(木)~26日(月)⑤ウミドゥミ(海留)
・ヤマドゥミ(山留)
・旧暦4月16日~5月3日
・2025年5月13日(火)~29日(木)●全国行事
⑥憲法記念日
・旧暦4月6日
・2025年5月3日(土)⑦みどりの日
・旧暦4月7日
・2025年5月4日(日)⑧こどもの日
・旧暦4月8日
・2025年5月5日(月)●その他
⑨母の日
・5月第2日曜日
・2025年5月11日(日)