【沖縄旧暦カレンダー2025】新暦5月は那覇ハーリー・ローカルハーレー開催!

【沖縄旧暦カレンダー2025】新暦5月は那覇ハーリー・ローカルハーレー開催!

2025.03.17

2025年新暦5月、沖縄の旧暦では4月4日~5月5日にあたります。那覇ハーリーは新暦5月3日~5日、GWに合わせた日程、2025年度はローカルハーレー大会も月末にやってきます!本記事では新暦5月に行われる沖縄イベント、旧暦行事が分かります。

・2025年新暦5月、沖縄の旧暦行事は?
・2025年那覇ハーリーは、いつ行うの?
・2025年新暦5月の二十四節気は?

2025年新暦5月、沖縄の旧暦では4月4日~5月5日にあたります。

那覇ハーリーは新暦5月3日(土)~5日(月)、GWに合わせた日程、一方で沖縄の糸満をはじめとするローカルハーレー大会のメインは、旧暦5月4日の「ユッカヌヒー」に行われ、新暦2025年は5月30日(金)にあたります!

本記事では、新暦5月に行われる沖縄イベント旧暦行事を、二十四節気とともにご紹介しています。ハーリー大会以外の行事もご紹介していますので、どうぞ、最後までお読みください。

2025年新暦5月、沖縄の旧暦カレンダー!


◇那覇ハーリーは、毎年5月3日(土)~3月5日(月)、ローカルハーレー大会は5月30日(金)の開催です!

2025年新暦5月、沖縄の旧暦行事は多くはありませんが、那覇ハーリーは毎年GWに合わせ、2025年5月3日(土)~5日(月)の日程、ローカルハーレー大会は、2025年5月30日(金)の日程で開催されます。

伝統的なローカルハーレー大会は、毎年、旧暦で行われますが、那覇の行事は休みに合わせ大勢の観光客も訪れるため、ハーリー大会や大綱引きも、ローカルの旧暦行事とは、毎年別日程です。

<2025年5月:沖縄の旧暦4・5月カレンダー>
[行事]
[旧暦]
[新暦]
●沖縄の旧暦行事 
①那覇ハーリー
・新暦行事
・2025年5月3日(土)~
・2025年5月5日(月)
②アブシバレー
(畦払い)
・旧暦4月14日~15日
・2025年5月11日(日)
・2025年5月12日(月)
③ジュウグニチの拝み
(十五日の拝み)
・旧暦4月15日
・2025年5月12日(月)
④クシユクイ
(腰憩い)
・旧暦4月吉日
・2025年5月4日(水)~
・2025年5月26日(月)
⑤ウミドゥミ(海留)
・ヤマドゥミ(山留)
・旧暦4月16日~5月3日
・2025年5月13日(火)~
・2025年5月29日(木)
⑥子どもバーリー
・旧暦5月3日
・2025年5月29日(木)
⑦ユッカヌヒー
(四日の日)
・旧暦5月4日
・2025年5月30日(金)
⑧グングァチグニチ
(五月五日)
・旧暦5月5日
・2025年5月31日(土)
●全国行事
⑨憲法記念日
・旧暦3月25日
・2025年5月3日(金)
⑩みどりの日
・旧暦3月26日
・2024年5月4日(土)
⑫こどもの日
・旧暦3月27日
・2024年5月5日(日)
●その他
⑬母の日
・5月第2日曜日
・2025年5月11日(日)

 

一方、沖縄のローカルハーレー大会は旧暦5月4日、2025年5月30日(金)のユッカヌヒー(四日の日)が海神様への祈願祭となります。

そこで祈願祭の前には、海や山・川の拝所へ立ち入ることを禁じる「ウミドゥミ(海留)・ヤマドゥミ(山留)」が行われるでしょう。

2025年のゴールデンウィークは?

◇2025年のゴールデンウィークは、5月3日(土)~5月6日(火)までの4連休です

2025年は4月27日(日)、4月29日(火)が昭和の日でお休みなので、2025年4月28日(月)・4月30日(水)・5月1日(木)・5月2日(金)の4日間の有給休暇を取ると、振替休日の2025年5月6日(火)まで11連休になるでしょう!


下記は2025年4月28日(月)・4月30日(水)・5月1日(木)・5月2日(金)に有給休暇を取ったケースで解説します。

<2025年のゴールデンウィークは?>
[日にち]
[休み]
・2025年4月26日(土)
・土曜日
・2025年4月27日(日)
・日曜日
・2025年4月28日(月)
・有給休暇
・2025年4月29日(火)
・昭和の日
・2025年4月30日(水)
・有給休暇
・2025年5月1日(木)
・有給休暇
・2025年5月2日(金)
・有給休暇
・2025年5月3日(土)
・憲法記念日
・2025年5月4日(日)
・みどりの日
・2025年5月5日(月)
・こどもの日
・2025年5月6日(火)
・振替休日

もともと「みどりの日」は4月29日、現在の「昭和の日」だったため、憲法記念日とこどもの日に挟まれた平日でした。

<ゴールデンウィークの休みとは>
[日にち][休み]
①昭和の日
(4月29日)
・1989年に崩御された昭和天皇の誕生日
(2007年に昭和の日に改定)
②憲法記念日
(5月3日)
・1947年5月3日、日本国憲法が施行
(1946年11月3日公布)
③みどりの日
(5月4日)
・自然への恩恵に感謝する日
(1986年に祝日になる)
④こどもの日
(5月5日)
・こどもの成長を祈願する日

けれども2007年に「みどりの日」が「昭和の日」に改められ、5月4日が「みどりの日」と改定されたことから、さらにゴールデンウィークが充実しています。

2025年5月、母の日はいつ?

◇2025年5月11日(日)、5月第2日曜日が母の日です

毎年第2日曜日とされる母の日、2025年は5月11日(日)となります。
世界中で5月に行われる母の日ですが、起源や日付はさまざまです。

スペイン…毎年5月第1日曜日
スウェーデン…毎年5月最終日曜日

その起源は日本ではアメリカに倣い、1908年5月10日に看護師として軍へ献身的に従事した亡き母を追悼し、グラフトン教会で白いカーネーションを配ったアンナ・シャービスに遡るとされます。

そのため現代の日本では、白いカーネーションは亡き母へ、赤いカーネーションは元気に生きている母へ、母の日に贈る花とされてきました。

沖縄の旧暦行事:那覇ハーリーは新暦開催

2022年沖縄のハーリー大会はどうなる?ユッカヌヒー(四日の日)は海神祭

◇那覇ハーリーは通年2025年5月3日(土)~5日(月)に開催されます

那覇ハーリーは通年通りだと2025年5月3日(金)~5日(月)、開催場所は那覇港新港埠頭です。

本来、沖縄のローカルハーリー(ハーレー)大会は、旧暦5月4日のユッカヌヒー(四日の日)、2025年は5月30日(金)に開催される、島国沖縄の海の神様「リュウグウヌカミ(竜宮神)」への祈願祭となります。

けれども那覇ハーリーだけは新暦で開催される、観光客も広く受け入れたGWの風物詩です。

<2025年那覇ハーリー>
那覇港新港ふ頭
[開催場所]・那覇港新港埠頭
[住所]・〒900-0001沖縄県那覇市港町1丁目1-13
[開催日時]・2025年5月3日(土)~5日(月)
・10:00~21:00
[TEL]・098-862-1442(那覇市観光協会)
[HP]https://www.naha-contentsdb.jp/spot/603
[料金]・見学無料
[駐車場]・なし

那覇ハーリーの目玉イベントは、3日間を通して3,000発が打ち上げられる花火大会!毎晩20:00頃~始まります。

ただ全国的にも知られる沖縄夏の一大イベントだけあって、当日は毎年かなりの混雑!そこで少し離れた駐車場で車を駐車し、観覧する姿も少なくありません。
那覇ハーリー会場には専用駐車場がないので、注意が必要です。

 

沖縄の旧暦3月15日:三月御祭とは?

沖縄の旧暦3月15日:三月御祭とは?
◇サングァチウマチー(三月御祭)はもともと、麦の収穫祭です

サングァチウマチー(三月御祭)とは麦の収穫祭として、それぞれの集落のウガンジュ(拝所)で行われてきました。

ウマチー(御祭)は今も大綱引き行事を開催する集落がありますが、稲の収穫祭となる旧暦5月・6月が多いでしょう。

沖縄では、年に4つの収穫祈願・収穫祭である農耕儀礼「ウマチー(御祭)」があります。

<沖縄の旧暦行事:4つの御祭>
[時期][役割]
①旧暦2月15日・麦穂祭
(麦の豊作祈願)
②旧暦3月15日・麦大祭
(麦の収穫祭)
③旧暦5月15日・稲穂祭
(稲の豊作祈願)
④旧暦6月15日・稲大祭
(稲の収穫祭)

ウマチー(御祭)は琉球王朝時代から続く農耕儀礼です。
琉球王朝が指揮を取り、神役であるノロを中心に、毎年重要な儀礼として、丁重に行ってきた旧暦行事でした。

●盛んだった琉球王朝時代には、馬に乗ったノロを先頭に集落の人々が続き、行列を成して巡拝したようですが、農耕の衰退に比例して少なくなっています。

とは言え現代では「収穫=収入」として、一般家庭を中心に家庭行事として、ヒヌカンへ収入安泰を祈願する行事として復活しつつあり、なかにはウガンジュ(拝所)へ参拝する人々も見受けることもあるほどです。

 

沖縄の旧暦行事:アブシバレー(畦払い)とは?

沖縄の旧暦行事:アブシバレー(畦払い)とは?
◇その昔、畦の害虫を駆除する農耕行事でした

アブシバレー(畦払い)とは、稲の健やかな成長を祈願し、畦の草を処理して草木についた害虫を、遠い海の彼方へ流す行事です。

アブシバレー(畦払い)には、ヒヌカン(火の神)や仏壇を中心とした家庭行事と、取った害虫を草舟に乗せ、海の沖へと流す集落行事がありました。

<沖縄の旧暦行事:アブシバレー(畦払い)>
①家庭行事●仏壇に供える
・クファジューシー
(肉入りジューシー)
・ウサチ(酢の物)
②集落行事・畦の草を刈る
・害虫を取り除く
・害虫を草舟に乗せる
・草舟をニライカナイへ流す
(海から沖へ流す)

クファジューシーは力ジューシーで、肉などが入った沖縄の炊き込みご飯です。

沖縄の旧暦行事、集落行事としてのアブシバレー(畦払い)は廃れていますが、離島地域を中心に、今でも田畑の草についた害虫を草舟に乗せ、遠いニライカナイへ流す行事を見受けます。

アブシバレー(畦払い)、家庭での拝み方

◇アブシバレーではクファジューシーを供えます

アブシバレー(畦払い)は現代、災難を退ける儀礼として、一般家庭でもヒヌカン(火の神)を祀る家でお供え物をして、拝まれるようになりました。

家庭を阻害する災難や害を退け、「二度と戻ってきませんように」とニライカナイへ送ります。

<アブシバレー(畦払い)の拝み方>
①ヒヌカン(火の神) 
[お供え物]・基本のお供え
(お水、お酒、塩、供え葉)
クファジューシー
[お線香]●ジュウゴフンウコー(十五本御香)
日本線香…15本、もしくは5本
沖縄線香(平御香)…タヒラ半(2枚半)
②お仏壇 
[お供え物]クファジューシー
・ウサチ(酢の物)
(お箸を添える)
[お線香]●ジュウニフンウコー(十二本御香)
日本線香…12本、もしくは4本
沖縄線香(平御香)…タヒラ(2枚)

稲の豊作を祈願して供える「クファジューシー」の「クファ」は「硬い」の意味があり、賽の目に切ったご馳走の豚肉をふんだんに入れた炊き込みご飯「ジューシー」です。

豚の三枚肉の茹で汁は炊き込みのお水に加え、ラードなども使用してコク深いクファジューシーを作ると美味しいでしょう。

オススメ モダン仏壇

 

 

沖縄の旧暦行事:クシユクイ(腰憩い)とは?

沖縄の旧暦行事:クシユクイ(腰憩い)とは?
◇クシユクイ(腰憩い)は農耕仕事の節目、ひと休みの日です

沖縄の旧暦4月吉日の行事「クシユクイ(腰憩い)」とは、言葉の通り腰を下ろして体を休める日となります。

●農耕が盛んだった時代、旧暦4月時期は長い農作がひと区切り付くタイミングでした。

昔のような集落行事は廃れていますが、現代でも沖縄では、地域のシニア会などで「クシユクイ(腰憩い)イベント」の行事案内を見る時があるでしょう。

<沖縄旧暦4月吉日:クシユクイ>
・稲の植え付け後
・さとうきびの収穫後

沖縄の旧暦4月吉日、人々は長く重労働が重なる農作業で、ささやかなひと区切りが付いたタイミングを利用して、集落の人々が集まって慰労会を開いたのです。

●かつては集落のノロやユタなど、神役がウガンジュ(拝所)にカラミハナ(乾いたお米)とウサク(お酒)、ジュウゴフンウコー(十五本御香)で祈願しました。

毎日毎日腰を屈めて酷使しているため、腰を労わる「クシユクイ(腰憩い)」です。
基本的に沖縄本島や周辺の離島で行われてきました。

沖縄の旧暦行事:山留、海留

沖縄ローカル:奥武島ハーリー
◇山留、海留とは、海川や山へ入らない物忌み行事です

ヤマドゥミ(山留)・ウミドゥミ(海留)とは、海川や山への侵入を禁じる物忌みの期間とされ、現在ではほとんど廃れているものの、伊是名島など一部離島では現在も見受けられます。

旧暦4月14日・15日のアブシバレー(畦払い)を終えた頃から、旧暦5月3日のハーリー大会前日までが、ウミドゥミ(海留)・ヤマドゥミ(山留)の期間です。

<ヤマドゥミ(山留)・ウミドゥミ(海留)>
[期間]・旧暦4月15日~5月3日
・新暦2025年5月13日(火)~5月29日(木)
[忌み事]①御嶽(うたき)に行かない
・ウガンジュ(拝所)に行かない
②山林に入らない
・木を伐採しない
③海や川に入らない

ハーリー大会の練習や、無事にハーリー大会を終える祈願を行うため、ウミドゥミ(海留)・ヤマドゥミ(山留)は、ハーリー大会の1週間前までとする地域もあります。

糸満地域などでは、ハーリー大会が行われる旧暦5月4日「ユッカヌヒー(四日の日)」の1週間前、旧暦4月26日頃にハーリーガニ(ハーリー鉦)が鳴り響く音が、物忌み期間の終わりの合図です。

沖縄旧暦5月4日:ユッカヌヒー(四日の日)

◇2024年6月9日(日)が沖縄の旧暦5月4日、ハーレー大会です

ユッカヌヒー(四日の日)は海神祭として、沖縄各地の漁村・港で大漁や海の安全を祈願し、海神様への奉納行事としてローカルハーレー大会が開催されます。

ただし2020年の新型コロナ襲来以降、那覇ハーリーから軒並み大会中止となり、2020年・2021年・2022年と過去3年間は休止状態でしたが、2023年は沖縄各地でハーレー大会が再開されました。
2024年の今年も、沖縄では那覇ハーリー大会を皮切りに、沖縄各地での開催が期待されます。

下記は沖縄各地でローカルハーレー大会が開催された例年の日程を基にしていますので、正確な情報が出ましたら、順次更新していきます。

 

<2024年、沖縄各地のハーレー大会日程>
※2024年度の日程が分かり次第、順次更新
[ハーリー大会][日程]
①那覇ハーリー[開催場所]那覇港新港埠頭
2025年5月3日(土)~5日(月)
②奥武島海神祭[開催場所]奥武島海岸
・例年旧暦5月4日
2025年5月30日(金)
③糸満ハーレー[開催場所]糸満漁港
・例年旧暦5月4日
2025年5月30日(金)
糸満子どもハーレー大会
・例年旧暦5月3日
・2025年5月29日(木)
④港川ハーレー
(全島角力大会)
[開催場所]港川漁港
・例年旧暦5月4日
2025年5月30日(金)
⑤豊見城ハーリー・豊崎美らSUNビーチ北側
・例年7月中旬~8月初旬
⑥石垣島ハーリー[開催場所]下記3漁港
・石垣漁港
・白保船着場
・船橋漁港
・例年旧暦5月4日
2025年5月30日(金)(開催未定)
⑦北谷ニライハーリー[開催場所]浜川漁港
・例年旧暦5月4日近くの日曜日
2025年は未定
⑧久米島鳥島ハリュー舟大会[開催場所]下記3漁港
・鳥島漁港
・仲里漁港
・儀間漁港
・例年旧暦5月4日
2025年5月30日(金)(開催未定)

 
ハーレー(ハーリー)大会は本来、漁業や海上貿易が主流だった沖縄で、海の安全や豊漁を海神様へ祈願する奉納行事です。

ユッカヌヒーの翌日、旧暦5月5日はこどもの日にあたります。
そのため昔の沖縄では、ハーレー(ハーリー)大会当日に、玩具市(おもちゃ市)が並びました。
家族で海神様への祈願を行い、子どもの日として楽しむのも良いかもしれません。

2023年まで、例年開催された日程を基にご紹介しています。
お出掛けの際は、それぞれ下記コラムでご紹介している協会電話番号、webページよりお問い合わせのうえ、お出掛けください。

 

 

 

沖縄旧暦5月5日:グングァチグニチ(五月五日)

 ◇沖縄旧暦5月5日、グングァチグニチは「こどもの日」です

沖縄で旧暦5月4日、海神様への祈願祭とされるユッカヌヒー(四日の日)の翌日、旧暦5月5日はこどもの日です。

ハーレー(ハーリー)大会が盛んな漁師町では、旧暦5月4日・5日と2日間に渡り大会を開催し、出店には子ども達が喜ぶ玩具市(おもちゃ市)やお菓子を並べて賑わいました。

現代もローカルハーレー大会は、漁業の町・糸満を中心に、小学生以下の子供の部と大人の部の、2日間に渡り開催される地域があります。ただし現代では、前日の旧暦5月3日に子どもの部のハーレー大会を済ませ、翌日旧暦5月4日ユッカヌヒーに大人の部を開催する流れが一般的と言えるでしょう。

 

<糸満ハーレー大会日程>
※2025年度の日程が分かり次第、順次更新
[日程][開催内容]
・例年・旧暦5月3日予定
2025年5月29日(木)
・ハーレー大会「子どもの部」
・例年・旧暦5月4日予定
2025年5月30日(金)
・ハーレー大会「中学生以上の部」

 
こども達は両親や先生などのハーレー競漕を応援しながら、出店に並ぶお菓子や玩具市(おもちゃ市)のおもちゃを満喫しました。

※上記日程は例年の糸満ハーレー大会に基づいたものです。お出掛けの際には実行委員会までお問合せください。(一般社団法人・糸満市観光協会

 

グングァチグニチ(五月五日)の拝み

沖縄あまがしを供える

◇グングァチグニチ(五月五日)の行事食はあまがしです

またグングァッチグニチ(五月五日)は家庭行事として、こどもや家族の健康、ワッサビナサ(悪い事柄災い事)を祓う、健康・成長祈願と邪気祓い行事でした。

ヒヌカン(火の神)とお仏壇へ、沖縄のおやつ「あまがし」と、匙(さじ)に見立てた菖蒲(しょうぶ)の葉をお盆に整え供えます。

 

<グングァチグニチ(五月五日)のお供え物>
[供える場所]・ヒヌカン(火の神)
・お仏壇
[お供え物]・あまがし
・菖蒲の葉

 
沖縄では「あまがし」はお馴染みのおやつですよね。
現代ではスーパーなどに行くと、あまがし缶も販売していますが、富士家さんのぜんざいなども供える様子を見受けます。

あまがしで扱う金時豆や小豆の「赤」、菖蒲(しょうぶ)の葉の強い香りが邪気祓いに役立つと言われてきました。

 

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沖縄の旧暦4月頃:二十四節気

沖縄の旧暦4月頃:二十四節気
◇2025年旧暦4月、2025年新暦5月の二十四節気は、穀雨→立夏→小満です

沖縄の旧暦4月頃にあたる、2025年新暦5月の二十四節気は穀雨→立夏→小満と流れます。

全国的なゴールデンウィークは2025年4月20日から始まる穀雨(こくう)の節気、那覇ハーリーが終わる5月5日(日)以降は、夏の始まり「立夏(りっか)」です。

<2025年新暦5月の二十四節気>
【二十四節気】・・穀雨(こくう)…2025年4月20日(日)~5月4日(日)
●七十二候
(末候)牡丹華
(ぼたんはなさく)
・4月30日(水)~5月4日(日)
【二十四節気】・立夏(りっか)…2025年5月5日(月)~5月20日(火)
●七十二候
(初候)蛙始鳴
(かわずはじめてなく)
・5月5日(月)~5月9日(金)
(次候)蚯蚓出
(みみずいづる)
・5月10日(土)~5月14日(水)
(末候)竹笋生
(たけのこしょうず)
・5月15日(木)~5月20日(火)
【二十四節気】・小満(しょうまん)…5月21日(水)~6月4日(水)
●七十二候
(初候)蚕起食桑
(かいこおきてくわをはむ)
・5月21日(水)~5月25日(日)
(次候)紅花栄
(べにばなさかう)
・5月26日(月)~5月30日(金)

5月の和名は早月(さつき)、稲苗月(いななえづき)、菖蒲月(あやめづき)とも言われ、立夏を迎え夏物への衣替えが全国的に始まります。

手紙に添える時候の言葉は「晩春の候」「新緑が目にしみて」「若葉の候」「木々の緑も鮮やかに…」などがありますよね。

沖縄ではすっかり暑くなる時期ではありますが、梅雨を前にしてバーベキューやキャンプなども楽しいかもしれません。

まとめ:2025年5月、沖縄の旧暦4月頃は山留・海留があります

沖縄ローカル:石垣島ハーリー
2025年新暦5月、沖縄の旧暦4月頃は、まずゴールデンウィークに那覇ハーリー大会が行われます。

本来は旧暦5月4日のユッカヌヒー(四日の日)が沖縄の海神祭ですが、那覇ハーリーはゴールデンウィーク行事として、観光客や地元の人々に親しまれているためです。

一方、沖縄の旧暦行事としては、旧暦5月4日のユッカヌヒー(四日の日)がローカルハーレー大会の開催日です!新暦では2025年5月30日(金)ですね。その前日には、糸満を中心に「子どもハーレー大会」を行う地域もあるでしょう。

ローカルハーレー大会の前には、ウミドゥミ(海留)・ヤマドゥミ(山留)の物忌み期間が訪れますが、現代では意識して過ごす人々はごく僅かではないでしょうか。

那覇ハーリーは駐車場がないため、近隣の立体駐車場に車を留めて、高い場所から花火大会を観覧する人々も多いです。

 

まとめ

2025年5月、沖縄旧暦4月の年中行事

●沖縄の旧暦行事
①那覇ハーリー

・新暦行事
・2025年5月3日(土)~5日(月)

②アブシバレー(畦払い)
・旧暦4月14日~15日
・2025年5月11日(日)~12日(月)

③ジュウグニチの拝み
・旧暦4月15日
・2025年5月12日(月)

④クシユクイ
(腰憩い)

・旧暦4月吉日
・2025年5月1日(木)~26日(月)

⑤ウミドゥミ(海留)
・ヤマドゥミ(山留)

・旧暦4月16日~5月3日
・2025年5月13日(火)~29日(木)

●全国行事
⑥憲法記念日

・旧暦4月6日
・2025年5月3日(土)

⑦みどりの日
・旧暦4月7日
・2025年5月4日(日)

⑧こどもの日
・旧暦4月8日
・2025年5月5日(月)

●その他
⑨母の日
・5月第2日曜日
・2025年5月11日(日)

 

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