ペットの手元供養をするメリット・デメリットとは?いつまでに行う?最後はどうするの?

2023.03.30
ペットの手元供養をするメリット・デメリットとは?いつまでに行う?最後はどうするの?

ペットロスを和らげると選ばれているペットの手元供養は、メリットもデメリットもありますよね。ただ遺骨が残るため、デメリットにも柔軟に対応できるでしょう。今回はペットの手元供養を行うメリット・デメリットを、デメリット対策とともに解説します。

ペットロスを和らげるとして選ばれるペットの手元供養ですが、メリットもデメリットもありますよね。
ただ手元に遺骨が残るペットの手元供養は、デメリットにも柔軟に対応できるでしょう。

・ペットの手元供養のメリットは?
・ペットの手元供養のデメリットは?
・デメリットを解消する方法は?

今回は、ペットの手元供養で理解したい、メリット・デメリットを、デメリットへの対策とともに解説します。
 

ペットの手元供養のメリットとは?

沖縄でペットの手元供養を始めるメリット
◇ペットの手元供養のメリットは、いつでも手の届く手元で供養ができる点です

ペット火葬が広がる現代、ペットの遺骨をどうするか…、選択肢はさまざまにあります。
ペットのお墓や納骨堂(納骨棚)などがありますが、いずれも暮らしのなかで毎日の供養ができません。
 

<ペットの手元供養メリット:いつまでに行う?>
●ペットの手元供養に期限はありません。
・納骨堂(納骨棚)で数年間預けた
・火葬場で返骨されたまま安置していた遺骨を手元供養にする

 
…ペット火葬の後、なかなか納骨できずに安置していたなど、しばらく経ってからの手元供養も充分に可能です。

これがペットの手元供養を選ぶ飼い主に多い理由ですが、この他にも理由はあります。
 

※人の供養でも、必ず四十九日までと言う訳ではありません。
仏壇は四十九日までに整えるべき?仏壇の新調や交換・移動や仏壇じまい、多い相談を解消!

 

ペットの手元供養メリット(1)毎日供養ができる

◇ペットロスに悩む飼い主のなかには、ペットの遺骨を手放すことで、哀しみが深くなる人もいます

これは家族を失ったショックを癒すグリーフケアの過程でも見受けることです。
そのため火葬した遺骨を前に「埋葬しなくては…」と焦りながら、遺骨を手放せずに、より孤独に追い込まれる飼い主も少なくありません。
 

日々の供養の仕方については、下記でご紹介しています。
【沖縄の春彼岸】仏前で彼岸に行う「六波羅蜜」とは?意味と行い方を分かりやすく解説!

 

ペットの手元供養メリット(2)会話ができる

◇生前のようにペットに向かい話し掛けながら、ペット供養とグリーフケアを同時に行うことができます

「グリーフケア」とは、家族や大切な存在を失ったショックや哀しみ「グリーフ」を癒す(ケア)作業です。

●特にペットロスの場合、哀しみを理解されずに苦しむ飼い主もいます

けれども生前のようにペットに話しかけながら、虹の橋を渡ったペットとの新しい関係性を築き、哀しみの時間を癒すことができるでしょう。
 

ペットの手元供養メリット(3)予算に柔軟

◇ペットの手元供養を始めるにあたり、飼い主が自由に準備できます

ペットの手元供養は骨壺を祀る自宅供養、アクセサリーに遺骨を納める手元供養がありますが、いずれも「仏壇仏具をどのように揃えるか」は、飼い主の判断次第です。
 

<ペットの手元供養メリット:費用の比較>
[ペット供養の形] [初期費用項目] [継続費用項目] [費用の目安]
納骨堂(納骨棚) 納骨料 年間管理料 約1万円~3万円/年間
ペットの個別墓 建墓費用 年間管理料 約10万円~80万円
ペットの共同墓 納骨料 約5千円~3万円
ペットの樹木葬 区画・埋葬料 約3万円~10万円
ペットの手元供養 仏壇・仏具など 約3千円~数十万円

 
ペットの手元供養メリットとして、少ない予算でも実現するばかりではなく、約30万円・50万円など、心置きなく予算を掛けてペット供養がしたい飼い主でも、豪華な祭壇を設けることができます。

また納骨堂(納骨棚)や個別墓は、納骨後も継続的に年間管理料を払い続けなければなりません。なかには永代供養が付いていて一括で支払うプランもあるので、相談しても良いでしょう。
 

※「永代供養」は施設管理者が永代に渡り遺骨を管理・供養するサービスです。
詳しくは下記コラムをご参照ください。
【沖縄のお墓】「永代供養」とは?継承者がいらないって本当?

 

ペットの手元供養メリット(4)後で変更できる

◇遺骨が手元にあるペットの手元供養メリットは、後でいくらでも供養方法を変更できることです

ペット供養では一度決めてしまうと返骨が利かずに、ペットロスに悩む飼い主が後々後悔しても、変更が利かない遺骨の葬送方法があります。

・合祀墓(ペット合同慰霊碑)
・散骨

合祀墓に埋葬してしまうと、他のペットの遺骨と混ざってしまうため、自分のペットの遺骨のみを個別に取り出すことは不可能です。
散骨も同じで、一度自然に撒いてしまうと元には戻りません

●けれどもペットの手元供養は、ペットロスに悩む期間は手元に置いて、回復の段階を見ながらペットのお墓など、違う葬送方法へ変更ができます

もちろんペットの手元供養は一生続けることも可能です。
自宅の庭に埋葬した場合、取り出すことはできますがカビの繁殖や湿気など、衛生面で対処が必要です。
 

ペットの手元供養以外の葬送方法は、下記をご参照ください。
ペット供養とは?期限はある?火葬後ペットの遺骨はどうしたらいい?5つの方法を解説!

 

ペットの手元供養メリット(5)引っ越しに対応

◇ペットの手元供養メリットは、他の供養と比べて飼い主の引っ越しに最も柔軟に対応できることです

ペットの遺骨を手元で供養しているため、移動しやすいです。
仏壇を設けていると引っ越し業者にお願いすることもありますが、小さな骨壺のみ、アクセサリーのみであれば、世界中を飛び回る人でも問題はありません。
 

<ペットの手元供養メリット:引っ越し>
[ペット供養の形] [引っ越しでの問題] [対策]
納骨堂(納骨棚) お参りが困難になる 施設の移動
ペットの個別墓 お参りが困難になる 改葬(お墓の引っ越し)
ペットの共同墓 お参りが困難になる なし
ペットの樹木葬 お参りが困難になる なし
自宅の庭に埋葬 土地を離れる 遺骨を取り出す(△)
ペットの手元供養 移動可能

 
前述したようにペットの遺骨を自宅の庭に埋葬した場合、遺骨を取り出すことはできますが、取り出した遺骨の再火葬や洗浄など、手入れが必要になりますし、衛生面であまりおすすめできません。

またペットの個別墓などはお墓の引っ越し「改葬(かいそう)」もできなくはないですが、費用も手間暇も掛かります。
 

ペットの手元供養メリット(6)規模を調整できる

◇ペットの手元供養ではメリットとして、個人でのペット供養・家族単位でのペット供養、両方に対応します

人と同じようにペットを供養する、ペット火葬やペット供養の考え方が日本にも広まってきましたが、まだまだ昔の考え方を持つ家族や親族とのトラブルも少なくありません。

・ペット供養にお金を掛けるなんて!
・自治体へ連絡して引き取ってもらえば良い
・庭に埋葬しておしまい!

…ペットロスに悩む飼い主としては寂しい言葉ですが、実際に動物の供養に理解を得られない相談は多いです。

けれどもペットの手元供養であれば、家族や親族に理解を得られずとも、それぞれの裁量でペット供養を進めることができます。
 

<ペットの手元供養メリット:規模の違い>
[ペット供養の形] [規模] [具体的な方法]
自宅供養 家族単位 骨壺を祀る
手元供養  個人 アクセサリーに納める

 
体験談では義母が動物の供養に否定的で、堂々とペット供養ができなかった飼い主がペットロスに悩み、アクセサリーにこっそりと納めて供養をした…、などがありました。
 

ペットの手元供養メリット(7)ペットロスの痛みを癒す

◇ペットの遺骨を手元に残し、暮らしのなかで供養することで、ペットロスの日々の痛みを和らげる効果も期待できます

ペットロスの喪失感やショックは、「毎日、夜を過ごすことが辛い」「一瞬一瞬を過ごすことが困難」と言った、深刻なものも少なくありません。

ペットの遺骨を納骨することも困難になる飼い主も多いでしょう。
このようなペットロスに悩む飼い主に対して、日々の痛みを和らげることもあります。
 

ペットロスについては、下記コラムをご参照ください。
ペットロスとは?どんな症状が現れる?どうしたら、どれくらいで治る?乗り越え方を解説

 

ペットの手元供養デメリット

ペットの法要供養について
◇ペットの手元供養デメリットは、遺骨を祀ることによる家族の抵抗感、管理スペースの問題などがあります

一方でペットの手元供養デメリットとして、家族の抵抗感管理スペースの問題、最終的な遺骨の扱い、などの問題もあります。
ペットの手元供養を始めるなら、デメリットも理解して進めると良いでしょう。
 

ペットの手元供養デメリット(1)家族の理解が必要

◇遺骨を自宅に安置することから、抵抗を示す同居家族も少なくありません

現代では人の遺骨に対しても手元供養が選ばれる時代ですが、まだ広く認知されていないため、なかには「遺骨を自宅に安置する」ことに抵抗感を持つ家族も多いです。
 

<ペットの手元供養デメリット:抵抗感>
家族による反対
・お客様が手元供養を見た時の不快感

 
またリビングなど人目につく場所で祀るならば、お客様への配慮として、扉がしまる祭壇を選ぶと良いでしょう。
その他、キッチンなど人目に付かない場所に祀る飼い主もいます。
 

ペットの手元供養デメリット(2)管理スペースの問題

◇ペットの遺骨を祀るスペースが必要です

自宅で骨壺を祀るペットの手元供養では、祭壇(ステージ)を置くスペースを設けます。
特に、人と同じように仏壇を設けたいならば、それなりのスペースが必要です。
 

<ペットの手元供養デメリット:スペース>
①ステージ(祭壇)
・ハガキサイズほど
・A4サイズほど

②仏壇
・棚上など

 
ただ現代では、粉骨(パウダー加工)をペット火葬時に依頼して、遺骨をコンパクトにまとめる飼い主が多いです。
 

ペットの手元供養デメリット(3)最終的な扱い

◇ペットの手元供養デメリットとして、最終的に遺骨をどうするかを決める必要があります

ペットの遺骨が手元に残る手元供養では、飼い主がお世話をしている間は問題ありません。
けれども長い年月のなかで、入院や老人ホーム、高齢になると自分亡き後、ペットの遺骨の処し方を決める必要があるでしょう。
 

ペットの手元供養デメリット(4)ペットロスが長引く可能性

◇ペットの手元供養メリットとしてペットロスを癒す反面、長引く可能性もあります

ペットの遺骨を目の前に置いて供養するため、生前のペットにお世話をするように会話をしながら供養ができます。
 

<ペットの手元供養デメリット:ペットロス>
●そのためペットロスの痛みはケアできるのですが、その分、ペットの存在や思い出が薄れにくい側面もあるでしょう。

 
飼い主の状態を見ながら、ペットロスが続くようであれば違う葬送へ変更する選択も一案です。
 

ペットの手元供養デメリット対策

ペットの手元供養を始めるデメリット
◇ペットの手元供養デメリットは、それぞれ対策を講じることができます

以上がペットの手元供養デメリットですが、飼い主の希望に合わせた対策は可能です。
またペットの手元供養はトラブルが生じた時に再考して、納骨堂(納骨棚)など、他の葬送に変更することも容易にできます。
 

ペットの手元供養デメリット対策(1)家族の抵抗感

◇家族に抵抗感がある場合、プライベートな手元供養に切り替えます

例えば家族の抵抗感が壁になっているならば、前述したようにアクセサリーとしてプライベートなペット供養もできるでしょう。

・アクセサリーで手元供養する
・分骨して一部は埋葬する

また家族の反対がある場合、「お墓に埋葬すべき!」と言う家族もいます。
このようなケースでは、ペット火葬時に分骨して一部を埋葬しても良いでしょう。
 

ペットの手元供養デメリット対策(2)スペース問題

◇ペットの遺骨を粉骨(パウダー加工)したり、分骨してコンパクトに供養します

ペットの手元供養はスペースが必要とされますが、今、無理なく準備できるスペースに合わせてコンパクトな手元供養も可能です。

・粉骨(パウダー加工)
・分骨
・残りを散骨、お墓に埋葬など

実際に仏壇仏具店で見る手元供養専用の骨壺も、直径約2.4cm(高さ4.5cm)ほどの小さな商品もあり、骨壺だけを祀るペット供養もできます。
またアクセサリーによる手元供養も良いでしょう。
 

ペットの手元供養デメリット対策(3)最終的な扱い

◇ペットの遺骨は人とは違い、遺骨の処し方が自由です

響きとしては悲しいものがありますが、人の遺骨とは違い、ペットの遺骨の扱いは「廃棄物」です。
そのためペットの遺骨の最終的な処し方は、飼い主の自由にできます。

・自宅の庭に散骨する
・家族に引き続き供養をお願いする
・海洋散骨や樹木葬など、他の葬送を行う
・動物と人が一緒に入るお墓を契約する

ただし沖縄には動物と人が一緒に入るお墓を提供するペット霊園は、今のところありません。(2023年3月現在)
全国的には、北摂津池田ペット霊園(大阪府池田市)などがあります。

また賛否両論ある問題ですが、人の遺骨を祀る手元供養の場合、最終的にお世話をしている人の副葬品として、棺に納める選択もありました。
 

ペットの手元供養は粉骨しないとダメ?


◇ペットの手元供養は、遺骨を手元に安置する供養方法ですので、必ずしも粉骨(パウダー加工)をする訳ではありません

ペットの手元供養デメリットとして、スペース管理は大きな問題でした。
ペットの遺骨を祀るため、手元供養が広がっていない時代には、お客様などが遺骨を見た時に不快感を示すこともあったのです。
 

<ペットの手元供養:粉骨の理由>
・マンションなどで充分なスペースがない
遺骨を人に見せないため
・おしゃれに可愛く祀りたい

 
そこでペットの手元供養では、祭壇(ステージ)をコンパクトにまとめる選択が好まれてきました。
 

粉骨しないでペットの手元供養をする

◇ペット火葬場で返骨された骨壺のまま、祀るペット用祭壇もあります

けれども大型犬であってもペット火葬場で返骨されたままの骨壺を、人が利用する仏壇に祀る飼い主もいます。

・人が扱う仏壇で骨壺を祀る
・上から蓋が閉まるペット用祭壇に祀る

「上から蓋が閉まるペット用祭壇」とは、祭壇が箱のような役割を果たすものです。
上から蓋が閉まり骨壺が隠れ、扉にはペットの写真などを飾ることができます。
 

ペットの粉骨はどうする?

◇ペット火葬場で粉骨(パウダー加工)サービスがある他、粉骨のみを受け付けてくれる業者もあります

ペットの遺骨を粉骨(パウダー加工)したい場合、ペット火葬場で粉骨サービスがあるならば、利用すると割安で依頼できるでしょう。

・ペット火葬とともに依頼…約3,300円~5,500円ほど
・ペット火葬とは別に依頼…約5,500円~12,000円ほど

この他、海洋散骨業者で粉骨を受け付けていたり、全国的な粉骨サービス業者でも、遺骨を郵送して散骨ができます。
 

 
 

最後に

以上がペットの手元供養を始めるメリット・デメリットです。
また家族の一員として、人と同じようにペットを供養する「ペット供養」では、火葬後も初七日・四十九日と法要を執り行う飼い主も増えました。

ペット法要を執り行いたい飼い主にとって、自宅で祭壇(ステージ)などを前に供養ができる点も、ペットの手元供養メリットです。

お墓や納骨堂(納骨棚)施設に問い合わせたり、斎場など個別スペースを手配する必要などがありません。
 

ペット法要については、下記コラムをご参照ください。
ペット法要とは?ペットにも初七日や四十九日はある?初七日の数え方や法要の流れを解説

 
 

まとめ

ペットの手元供養、メリット・デメリットとは
●メリット
(1)毎日供養ができる
(2)会話ができる
(3)予算に柔軟
(4)後で変更できる
(5)引っ越しに対応
(6)規模を調整できる
(7)ペットロスの痛みを癒す
(8)ペット法要(一周忌など)がしやすい

●デメリット
(1)家族の理解が必要
(2)管理スペースの問題
(3)最終的な扱い
(4)ペットロスが長引く可能性

●デメリット対策
(1)家族の抵抗感

・アクセサリーで手元供養する
・分骨して一部は埋葬する

(2)スペース問題
・粉骨(パウダー加工)
・分骨
・残りを散骨、お墓に埋葬など

(3)最終的な扱い
・自宅の庭に散骨する
・家族に引き続き供養をお願いする
・海洋散骨や樹木葬など、他の葬送を行う
・動物と人が一緒に入るお墓を契約する

●粉骨(パウダー加工)
(1)粉骨の理由

・マンションなどで充分なスペースがない
・遺骨を人に見せないため
・おしゃれに可愛く祀りたい

(2)粉骨の方法
・ペット火葬場
・散骨業者の粉骨サービス
・粉骨業者


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