【沖縄旧暦カレンダー2026】6月はローカルハーレー大会・慰霊の日|糸満ハーレーは6月18日

【沖縄旧暦カレンダー2026】6月はローカルハーレー大会・慰霊の日|糸満ハーレーは6月18日

2026.03.28

2026年6月の沖縄旧暦カレンダー。旧暦5月4日「ユッカヌヒー」にあたる6月18日(木)は糸満ハーレー大会をはじめローカルハーレー大会が各地で開催!6月23日の慰霊の日、入梅・夏越しの祓など、6月の年中行事をまとめてご紹介します。

2026年新暦6月、沖縄の旧暦では4月16日~5月16日にあたります。

旧暦5月といえば、何といっても旧暦5月4日「ユッカヌヒー(四日の日)」のハーリー大会です!
2026年の新暦では6月18日(木)、沖縄各地でローカルハーリー(ハーレー)大会が一斉に開催されます。

なかでも糸満ハーレー大会は、沖縄の地元文化をより深く体感できる大会として、県内外から多くの人が訪れます。

那覇ハーリーがゴールデンウィークの観光イベントとして親しまれているのに対し、糸満ハーレーは旧暦の伝統行事そのままに、海の神様「リュウグウヌカミ(竜宮神)」への祈願祭として執り行われるディープな大会です。

本記事では、ユッカヌヒーのハーリー大会をはじめ、旧暦5月に行われる沖縄の旧暦行事と、新暦6月の年中行事をカレンダーとともにご紹介します。
どうぞ最後までお読みください。

沖縄の旧暦カレンダー|2026年6月は?

◇2026年新暦6月のメインイベントは、旧暦5月4日に沖縄県各地で一斉に開催される、ローカルハーリー(ハーレー)大会!
…旧暦5月4日のユッカヌヒー(四日の日)は新暦2026年6月18日(木)です。

この日に向けて、旧暦4月16日からは「ウミドゥミ(海留)・ヤマドゥミ(山留)」の物忌み期間がありました。

海や山・川の拝所への立ち入りを慎む忌み行事で、旧暦5月3日(新暦6月17日・水曜日)まで続きますが、現代では、あまり意識している沖縄の人も少ないかもしれません。

糸満では、糸満ハーレー大会の1週間前の旧暦4月27日・2026年6月11日(木)に、糸満ハーレー大会の到来を知らせる「ハーレー鉦(ハーレーガニ)」が、鳴り響きます!

<沖縄の旧暦5月の行事(2026年6月)>
[行事][旧暦][新暦]
●沖縄の旧暦行事
海どぅみ山どぅみ
(海留・山留)
・旧暦4月16日~5月3日・2026年6月1日(月)~17日(水)
②チィタチの拝み
(一日の拝み)
・旧暦5月1日・2026年6月15日(月)
③ローカルハーレー大会(2026年6月17日~18日)】
・こどもバーリー
(前夜祭)
・旧暦5月3日・2026年6月17日(水)
・本バーリー
(ハーリー・ハーレー大会)
※ユッカヌヒー(四日の日)
・旧暦5月4日・2026年6月18日(木)
④グングァチグニチ
(五月五日)
・旧暦5月5日・2026年6月19日(金)
⑤ジュウグニチの拝み
(十五日の拝み)
・旧暦5月15日・2026年6月29日(月)
⑥グングァチウマチー
(五月御祭)
・旧暦5月15日・2026年6月29日(月)
●離島のウマチー(御祭り)
[宮古地方]シツ祭り
[八重山地方]アイスクマ
・旧暦5月頃・2026年6月頃
●年中行事
・衣替え
・かりゆしウェアの日
・新暦行事・2026年6月1日(月)頃
・慰霊の日・新暦行事・2026年6月23日(火)
●その他
・父の日・新暦行事・2026年6月21日(日)
(6月第3日曜日)

また全国的には6月1日頃を目途に衣替えがあります。

そのためか6月1日は地球温暖化防止にかりゆしウェアを県外へ広めることを目的として「かりゆしウェアの日」に制定されました!

6月1日はかりゆしウェアのアウトレットや古着交換イベントが開催されたりもしています。 

[かりゆしウェア]
【沖縄の葬儀】喪主の服装マナーの基本。地域によって違う配慮やお通夜と葬儀の違い

沖縄ローカル:奥武島ハーリー

◇山留、海留とは、海川や山へ入らない物忌み行事です

ヤマドゥミ(山留)・ウミドゥミ(海留)とは、海川や山への侵入を禁じる物忌みの期間とされ、現在ではほとんど廃れているものの、伊是名島など一部離島では現在も見受けられます。

旧暦4月14日・15日のアブシバレー(畦払い)を終えた頃から、旧暦5月3日のハーリー大会前日までが、ウミドゥミ(海留)・ヤマドゥミ(山留)の期間です。

<ヤマドゥミ(山留)・ウミドゥミ(海留)>
[期間]・旧暦4月15日~5月3日
・新暦2026年5月1日(月)~6月17日(水)
[忌み事]①御嶽(うたき)に行かない
・ウガンジュ(拝所)に行かない
②山林に入らない
・木を伐採しない
③海や川に入らない

ハーリー大会の練習や、無事にハーリー大会を終える祈願を行うため、ウミドゥミ(海留)・ヤマドゥミ(山留)は、ハーリー大会の1週間前までとする地域もあります。

糸満地域などでは、ハーリー大会が行われる旧暦5月4日「ユッカヌヒー(四日の日)」の1週間前、旧暦4月26日頃にハーリーガニ(ハーリー鉦)が鳴り響く音が、物忌み期間の終わりの合図です。

◇旧暦4月27日(2026年は6月11日)にハーレー鉦が鳴り響く!
…糸満ハーレー大会の開催に先立ち、旧暦4月27日(2026年は6月11日・木曜日)には、糸満市の高台「山巓毛(サンティンモー)」でハーレー鉦(ハーリーガニ)を打ち鳴らす伝統の儀式が行われます。

「ハーレー鉦」とは、糸満ハーレー大会の1週間前に行われる告知の儀式で、東西南北に向けて力強く鉦を打ち鳴らすことで、地域にハーレー大会の到来を知らせるものです。

 ●糸満では古くから「ハーレー鉦が鳴ると梅雨が明ける」と言い伝えられており、その音は単なる開催告知にとどまらず、夏の訪れを告げる合図としても地元の人々に親しまれてきました。

沖縄本島では6月中旬ごろに梅雨明けを迎えることが多く、ハーレー鉦の言い伝えは、長年の暮らしの中で培われた糸満の海人(ウミンチュ)たちの季節感覚が息づいているといえるでしょう。

鉦打ちの儀式は、糸満ハーレー行事委員会の委員長が衣装に身を包み、執り行います。高台から響き渡るその音は、糸満の旧暦文化を大切にしてきた人々の思いとともに、今も毎年受け継がれています。

[参照]
糸満市役所

◇2026年6月18日(木)が沖縄の旧暦5月4日の「ユッカヌヒー(四日の日)」、ハーレー大会です!

旧暦5月4日の「ユッカヌヒー(四日の日)」は海神祭!沖縄各地の漁村・港で大漁や海の安全を祈願し、海神様への奉納行事としてローカルハーリー(ハーレー)大会が開催されます。

ただし2020年の新型コロナ襲来以降、那覇ハーリーから軒並み大会中止となり、2020年・2021年・2022年と過去3年間は休止状態でしたが、2023年は沖縄各地でハーレー大会が再開されました。
2026年の今年も、沖縄では那覇ハーリー大会を皮切りに、沖縄各地での開催が期待されます。

下記は沖縄各地でローカルハーリー(ハーレー)大会が開催された例年の日程を基にしていますので、正確な情報が出ましたら、順次更新していきます。

<2026年、沖縄各地のハーレー大会日程>
※2026年度の日程が分かり次第、順次更新
[ハーリー大会][日程]
①那覇ハーリー[開催場所]那覇港新港埠頭
2026年5月3日(日)~5月5日(火)
②奥武島海神祭[開催場所]奥武島海岸
・例年旧暦5月4日
2026年6月18日(木)
③糸満ハーレー[開催場所]糸満漁港
・例年旧暦5月4日
2026年6月18日(木)
糸満子どもハーレー大会
・例年旧暦5月3日
・2026年6月17日(水)
④港川ハーレー
(全島角力大会)
[開催場所]港川漁港
・例年旧暦5月4日
2026年6月18日(木)
⑤豊見城ハーリー・豊崎美らSUNビーチ北側
・例年7月中旬~8月初旬
⑥石垣島ハーリー[開催場所]下記3漁港
・石垣漁港
・白保船着場
・船橋漁港
・例年旧暦5月4日
2026年6月18日(木)(開催未定)
⑦北谷ニライハーリー[開催場所]浜川漁港
・例年旧暦5月4日近くの日曜日
2026年は未定
⑧久米島鳥島ハリュー舟大会[開催場所]下記3漁港
・鳥島漁港
・仲里漁港
・儀間漁港
・例年旧暦5月4日
2026年6月18日(木)(開催未定)

 ハーレー(ハーリー)大会は本来、漁業や海上貿易が主流だった沖縄で、海の安全や豊漁を海神様へ祈願する奉納行事です。

ユッカヌヒーの翌日、旧暦5月5日はこどもの日にあたります。
そのため昔の沖縄では、ハーレー(ハーリー)大会当日に、玩具市(おもちゃ市)が並びました。家族で海神様への祈願を行い、子どもの日として楽しむのも良いかもしれません。

2025年まで、例年開催された日程を基にご紹介しています。
お出掛けの際は、それぞれ下記コラムでご紹介している協会電話番号、webページよりお問い合わせのうえ、お出掛けください。

[2026年沖縄ローカルハーレー大会]
2026年沖縄のローカルハーリー大会はどうなる?各地の大会日程や漁港を詳しく紹介!

[ユッカヌヒー(四日の日)とは]
沖縄のユッカヌヒーとは?ハーリーは奉納行事?竜宮の神へ拝む御利益やお供え物、拝み方

[ユッカヌヒー(四日の日)の行事食]
沖縄の伝統的なおやつ、ちんぴん・ポーポーとは?簡単な作り方でユッカヌヒーに供えよう

沖縄旧暦5月5日:グングァチグニチ(五月五日)

 ◇沖縄旧暦5月5日・2026年6月19日(金)は、グングァチグニチ「こどもの日」です。

沖縄で旧暦5月4日、海神様への祈願祭とされるユッカヌヒー(四日の日)の翌日、旧暦5月5日・2026年6月19日(金)はこどもの日です。

ハーレー(ハーリー)大会が盛んな漁師町では、旧暦5月4日・5日と2日間に渡り大会を開催し、出店には子ども達が喜ぶ玩具市(おもちゃ市)やお菓子を並べて賑わいました。

現代もローカルハーレー大会は、漁業の町・糸満を中心に、小学生以下の子供の部と大人の部の、2日間に渡り開催される地域があります。ただし現代では、前日の旧暦5月3日に子どもの部のハーレー大会を済ませ、翌日旧暦5月4日ユッカヌヒーに大人の部を開催する流れが一般的と言えるでしょう。 

<糸満ハーレー大会日程>
※2026年度の日程が分かり次第、順次更新
[日程][開催内容]
・例年・旧暦5月3日予定
2026年6月17日(水)
●前夜祭
こどもバーリー「こどもの部」
…地域のこども会を中心に、子ども達が本バーリーへの出場権を掛けて競漕します。
・例年・旧暦5月4日予定
2026年6月18日(木)
●本バーリー
・御願バーレー(ウガンバーレー)
・クンヌカセー(転覆競漕)
・アガイスーブ
西村・中村・新島の3地区の競漕が見どころです。

 こども達は両親や先生などのハーレー競漕を応援しながら、出店に並ぶお菓子や玩具市(おもちゃ市)のおもちゃを満喫しました。

※上記日程は例年の糸満ハーレー大会に基づいたものです。お出掛けの際には実行委員会までお問合せください。(一般社団法人・糸満市観光協会

[グングァチグニチ(五月五日)]
【2026年・沖縄旧暦行事】沖縄の子どもの日「グングァッチグニチ」御利益やお供え物

沖縄あまがしを供える

◇グングァチグニチ(五月五日)と言えば、行事食の「あまがし」です。

またグングァッチグニチ(五月五日)は家庭行事として、こどもや家族の健康、ワッサビナサ(悪い事柄災い事)を祓う、健康・成長祈願と邪気祓い行事でした。

ヒヌカン(火の神)とお仏壇へ、沖縄のおやつ「あまがし」と、匙(さじ)に見立てた菖蒲(しょうぶ)の葉をお盆に整え供えます。 

<グングァチグニチ(五月五日)のお供え物>
[供える場所]・ヒヌカン(火の神)
・お仏壇
[お供え物]・あまがし
・菖蒲の葉

 沖縄では「あまがし」はお馴染みのおやつですよね。
現代ではスーパーなどに行くと、あまがし缶も販売していますが、富士家さんのぜんざいなども供える様子を見受けます。

あまがしで扱う金時豆や小豆の「赤」、菖蒲(しょうぶ)の葉の強い香りが邪気祓いに役立つと言われてきました。 

[あまがしの作り方、供え方]
あまがしとは?沖縄ぜんざい「あまがし」は邪気も祓う?親子でヘルシー&簡単レシピ!

デザインで楽しむ_モダン仏具

毎年5月の第2日曜日が母の日であるのに対して、父の日は毎年6月の第3日曜日となり、1909年のアメリカで、「母の日があるなら父の日も」と願った女の子から始まったとされます。 

<父の日のシンボルカラー>
●アメリカでは父の日に白いバラを贈りますが、日本では黄色い花がシンボルカラーです。
…特にひまわりや黄色いバラが好まれます。

 母の日は亡き母を追悼し、1908年にアンナ・シャービスがグラフトン教会で白いカーネーションを配ったことが由来です。

そして1909年、6人の子を持つシングルファザーを慕う末娘の女の子が、母の日の制定を受け、「母の日があるのなら、父の日も」と、牧師協会に父の日の制定を懇願したことが起源です。

1945年6月23日、沖縄戦における組織的戦闘が終結したとされるこの日を、沖縄県は条例で「慰霊の日」として定めています。県内の学校や多くの企業はこの日を休日とし、沖縄全体が祈りに包まれる一日です。

ハーリー大会の賑わいが続く6月ですが、この日だけは静かに手を合わせる時間を大切にしたい。2026年は沖縄戦終結から81年目の節目にあたります。

◇毎年慰霊の日には、糸満市摩文仁の平和祈念公園で沖縄全戦没者追悼式が執り行われます。
沖縄県知事による平和宣言が読み上げられ、正午には県内各地でサイレンが鳴り響きます。

那覇市内でも正午のサイレンに合わせて、街行く人々が足を止め黙祷を捧げる姿は胸を打ちますよね。沖縄の人々だけではなく、その日に沖縄にいる人々も、みんなでサイレンの音とともに黙祷を捧げる姿が見られます。

[参照]
那覇市観光資源データベース|沖縄慰霊の日

◇慰霊の日前後は、ひめゆりの塔や平和祈念公園を訪れる方も多くなります。
…普段はなかなか足を運べていないという方も、この機会に沖縄戦の歴史と向き合ってみてはいかがでしょうか。

平和祈念公園には、沖縄戦で亡くなられたすべての方々の名前を刻んだ「平和の礎(いしじ)」があります。

<平和祈念公園>
[住所]・沖縄県糸満市摩文仁444
[開園時間]・9:00〜17:00(入園は16:30まで)
入園料無料駐車場あり

国籍や軍民を問わず刻まれたその名前の数は、24万人以上。静かに手を合わせ、平和への思いを新たにする場所です。

※沖縄全戦没者追悼式当日は、周辺道路が混雑します。時間に余裕を持ってお出かけください。

[参照]
県営 平和記念公園

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沖縄のウマチー(御祭):家庭の祈願

◇旧暦5月15日、2026年6月29日(月)は収穫(現代では収入)に感謝するグングァチウマチー(五月御祭)です。
…沖縄で旧暦2月~8月頃に行われるウグァン(御願)行事「ウマチー(御祭)・カシチー(強飯)」とは、琉球王朝から続く農耕儀礼のひとつとされてきました。 

琉球王朝時代の農耕儀礼「ウマチー(御祭)」はとても重要な儀礼でした。豊作を祈願する「祈願祭」と、その年の収穫に感謝して、来年の豊作を予祝し祈願する「収穫祭」の、それぞれ2回が行われます。

現代のように旧暦15日をウマチー(御祭)としたのは明治以降、以前は、琉球王朝が吉日を選びました。琉球王朝に仕える神女「ノロ」・神女が白装束を身に付けて、馬で沖縄のウタキ(御嶽)を巡拝し、村の人々がその後について祈願する行事でした。

◇その後、ウマチー(御祭)やカシチー(強飯)は、大綱引きや角力(相撲大会)が行われ、集落の一大旧暦行事としての特色が強くなっています。
…集落の神女「ユタ」などを中心として、ウタキ(御嶽)やウガンジュ(拝所)を参拝したり、門中でのウグァン(御願)もあるでしょう。

 ●けれども現代では、次第に集落でのウグァン(御願)も少なくなりました。
 …一方、門中それぞれの家庭で家計の繁栄を祈願する参拝も、しばしば見受けるようになっています。

旧暦2月・3月は麦の農耕儀礼、旧暦5月・6月は稲の農耕儀礼、続くカシチー(強飯)は、旧暦6月・8月に行われるお米の豊作祈願となります。

農耕儀礼日付儀礼名
[麦]旧暦2月15日祈願祭
「ニングァチウマチー
(二月御祭)」
 旧暦3月15日収穫祭
「サングァチウマチー
(三月御祭)」
[稲]旧暦5月15日祈願祭
「グングァチウマチー
(五月御祭)」
 旧暦6月15日収穫祭
「ルクグァチウマチー
(六月御祭)」
[米]旧暦6月24~25日祈願祭
「ルクグァチカシチー
(六月強飯)」
 旧暦8月9~11日収穫祭
「ハチグァチカシチー
(八月強飯)」

かつては琉球王朝時代に重要視された、盛大な農耕儀礼でしたが、現代では門中や家庭で行う儀礼へと変化しています。また、ウマチー・カシチー日程のいずれかで、大綱引き大会や角力(相撲)大会を盛大にも催す地域は、現代も残っているでしょう。

これを「ウマチー綱」「カシチー綱」などと呼ぶ地域もあり、宮古島久米島など八重山諸島では一大行事として、毎年出身者が帰省して、盛大に行うこともあります。

観光客に人気の沖縄で行われる大綱引き大会と言えば、那覇大綱引きですが、こちらは観光客に合わせて、スポーツの日を含む3連休で開催されるため、現代ではウマチー・カシチーの日程とは、確実には重なりません。

一方、ローカル大綱引き大会として、観光客に最も知られている糸満大綱引きは、毎年旧暦8月15日のジューグヤ(十五夜)に開催されます。次に有名な大綱引き行事は与那原大綱引きまつりでしょう。 

行事名開催日備考
那覇大綱引き2026年10月10日(土)~10月12日(月)毎年スポーツの日を含む3連休
糸満大綱引き2026年9月25日(金)毎年旧暦8月15日(十五夜)
与那原大綱引きまつり2026年8月9日(日)(例年より推定)毎年旧暦6月26日以降の日曜日

奥間大綱引き我喜屋大綱引きなど、それぞれの地域で、毎年ウマチー・カシチーのいずれかの日程で開催されてきましたが、現代では前後の土日であったり、7月~10月頃を目安に大綱引き行事が開催される地域が多いでしょう。

夏以降に沖縄でそれぞれの地域で大綱引き大会の開催日程の発表が予想されます。沖縄観光で大綱引き行事に参加したい方は、ぜひチェックしてみてはいかがでしょうか。

[沖縄の大綱引き行事]
2026年、沖縄の大綱引きはいつ・どこで?那覇大綱引き・糸満大綱引き・与那原大綱曳

ウマチーのお供え物は地域にもよりますが、集落のウタキ(御獄)・ノロ殿内・殿などのウガンジュ(拝所)と、門中の「ムートゥーヤー」と呼ばれる宗家(本家)に祀る神棚へお供え物を供えるのが伝統的です。

場所供物
集落のウガンジュ(拝所)
  • 稲の穂(ある場合)
  • 神酒
  • 花米(ハナグミ)
  • お線香(日本線香15本分)
ムートゥーヤーの神棚
  • 神酒
  • 花米(ハナグミ)
  • 果物の盛り合わせ
  • お線香(日本線香12本分)

花米(ハナグミ)とはお米のことです。沖縄の言葉でお供え物は「ウサギムン」と呼ばれ、果物は「ナイムン」とも呼ぶ地域がありました。お線香は沖縄線香・日本線香のどちらでもかまいません。

ウマチー・カシチーは現代、沖縄の家庭において家計を守護する祈願としても行われるようになりました。お供え物や拝み方については、下記コラムもご参照ください。 

[ウマチー・カシチー]
沖縄のウマチー・カシチーとは?2024年はいつ行うの?家計安泰!お供え物や拝み言葉

内地出身の方にはなじみ深い行事ですが、知っているようで意外と詳しくは知らないもの。帰省や旅行を予定している方もぜひ参考にしてみてください。

◇2026年の入梅は、6月6日(土)です。
…入梅とは、梅雨の季節に入る目安として暦に定められた日のこと。
二十四節気を補う「雑節(ざっせつ)」のひとつで、毎年6月上旬ごろにあたります。

 ●気象庁が発表する「梅雨入り」とは異なり、入梅はあくまで暦の上での目安です。
 …実際の梅雨入りと数日前後することもありますが、かつて農作業の計画を立てる基準として重視されてきた、暦の知恵のひとつといえます。

この時期から本州では蒸し暑い日が増え、食品の管理や体調管理にも注意が必要な季節になります。
入梅いわし」という言葉があるように、梅雨の時期に脂が乗っておいしくなるイワシも、この季節ならではの味覚です。

◇2026年の夏越しの祓は、6月28日(土)です。
…「夏越しの祓(なごしのはらえ)」とは、1年の前半にたまった穢れや厄を払い、後半の無病息災を祈る神事です。

毎年6月30日に全国の神社で執り行われますが、30日が平日にあたる年は前後の週末に合わせて案内する神社も多く、2026年は6月28日(土)に行事日を設ける神社が多いでしょう。

 ●見どころは、神社の境内に設けられる「茅の輪(ちのわ)」くぐりです。

 …茅(かや)で編んだ大きな輪を、八の字を描くようにくぐり抜けることで厄払いになるとされており、この時期ならではの夏の風物詩として全国各地の神社で見られます。

また、夏越しの祓の行事食として知られるのが「水無月(みなづき)」という和菓子です。白い外郎(ういろう)生地の上に甘く煮た小豆をのせた三角形の和菓子で、氷に見立てた涼を取る意味と、小豆の魔除けの意味が込められています。

京都では特にこの時期の定番として親しまれており、6月30日前後に和菓子店で多く見かけます。本州へ出かける予定のある方は、ぜひ味わってみてください。

[参照]
鶴屋吉信 水無月5個入り…1,890円

2026年6月、旧暦4月・5月の二十四節気は小満(しょうまん)→芒種(ぼうしゅ)→夏至(げし)へと移ります。

6月の和名「水無月(みなづき)」、「無」は「の」を意味するので「水の月」です。名前の通り6月は梅雨の季節で、雨が続く一方、農耕では田に水を張る月でもあります。

沖縄では夏至に向かい、いよいよ紫外線対策が本格的になる時期です。また6月1日は夏服に向けた衣替えの日でもありますね。

<2026年新暦6月の二十四節気>
【二十四節気】・小満(しょうまん)…5月21日(木)~6月5日(金)
●七十二候
(末候)麦秋至
(むぎのときいたる)
・5月31日(日)~6月5日(金)
【二十四節気】・芒種(ぼうしゅ)…6月6日(土)~6月20日(土)
●七十二候
(初候)螳螂生
(かまきりしょうず)
・6月6日(土)~6月10日(水)
(次候)腐草為蛍
(くされたるくさほたるとなる)
・6月11日(木)~6月15日(月)
(末候)梅子黄
(うめのみきばむ)
・6月16日(火)~6月20日(土)
【二十四節気】・夏至(げし)…6月21日(日)~7月6日(月)
●七十二候
(初候)乃東枯
(なつかれくさかるる)
・6月21日(日)~6月25日(木)
(次候)菖蒲華
(あやめはなさく)
・6月26日(金)~7月1日(水)

「水の月」にいただく和菓子と言えば、小豆を乗せたおもち「水無月」
そのままの名前ですね。6月末日に行われる、先ほどご紹介した全国的な年中行事「夏越しの祓(なごしのはらえ)」での行事食にもなります。

お手紙における時候のご挨拶は「入梅の候」「梅雨晴れの候」「長雨の候」などがあります。手紙の結びなどでは「長雨続きの昨今ですが、特にお体に気をつけてお過ごしください」などがありますね。

港川ハーレー

◇2026年新暦6月は、旧暦4月16日〜5月16日にあたります。
旧暦5月4日「ユッカヌヒー(四日の日)」が新暦2026年6月18日(木)と、今年は6月のど真ん中にやってきます。

糸満ハーレー大会をはじめ、沖縄各地のローカルハーレー大会が一斉に開催される、旧暦5月最大の行事です。

ハーレー大会が終わると、旧暦はまもなく5月後半へ。6月28日(日)の旧暦5月15日にはジュウグニチの拝みと、稲の豊作を祈願する農耕儀礼グングァチウマチー(五月御祭)が重なります。

 ●グングァチウマチーは琉球王朝時代から続く農耕儀礼ですが、現代では農耕にとどまらず、家族の収入安泰「クゥエーブン(食べる運)」を祈願する家庭行事として受け継がれています。

近所のウタキ(御嶽)やウガンジュ(拝所)へ、家族の暮らしの安泰をお祈りしに出かけてみてはいかがでしょうか。

●また、6月23日(月)は慰霊の日です。
沖縄戦終結から81年目を迎える2026年、糸満市摩文仁の平和祈念公園では平和祈念式典が執り行われます。

ハーレー大会の賑わいとともに、平和への思いを静かに胸に刻む一か月でもあります。

[沖縄のハーリー・ハーレー大会に関するコラム一覧]
2026年那覇ハーリーは5月3日〜5日!会場が分散開催に?最新情報や花火・駐車場を解説
2026年沖縄のローカルハーリー大会はどうなる?各地の大会日程や漁港を詳しく紹介!
沖縄ハーリー大会は奉納行事?ユッカヌヒーとは?竜宮神へ拝む御利益やお供え物、拝み方

まとめ
2026年6月、沖縄の旧暦4月・5月の年中行事

●沖縄の旧暦行事

①ウミドゥミ(海留)・ヤマドゥミ(山留)
・旧暦4月16日〜5月3日
・2026年6月1日(月)〜6月17日(水)

②チィタチの拝み(一日の拝み)
・旧暦5月1日
・2026年6月15日(月)

③子どもハーレー大会
・旧暦5月3日
・2026年6月17日(水)

④ユッカヌヒー(四日の日)・ハーレー大会
・旧暦5月4日
・2026年6月18日(木)

⑤グングァチグニチ(五月五日)
・旧暦5月5日
・2026年6月19日(金)

⑥ジュウグニチの拝み(十五日の拝み)
・旧暦5月15日
・2026年6月29日(月)

⑦グングァチウマチー(五月御祭)
・旧暦5月15日
・2026年6月29日(月)

●全国行事

⑧衣替え
・2026年6月1日(月)

⑨入梅
・2026年6月6日(土)

⑩慰霊の日
・2026年6月23日(月)

⑪父の日
・6月第3日曜日
・2026年6月21日(日)

⑫夏至
・2026年6月21日(日)

⑬夏越しの祓
・2026年6月28日(土)

デザインで楽しむ_モダン仏具
初めての仏壇選びも安心_仏壇+仏具セット

沖縄のお墓の管理や墓じまいで
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