【2026年版】沖縄で行う春のお彼岸(二月彼岸)はいつ?どこで行う?お墓参りはしない?

【2026年版】沖縄で行う春のお彼岸(二月彼岸)はいつ?どこで行う?お墓参りはしない?

2026.01.25

2026年の沖縄の春のお彼岸(二月彼岸)は3月17日(火)から3月23日(月)までの7日間で、春分の日は3月20日(金)です。沖縄では仏前祭が中心となります。本記事では2026年の日程や行う場所、お墓参りをしない理由を分かりやすく解説します。

◇2026年の沖縄の春のお彼岸(二月彼岸)は、3月17日(火)から3月23日(月)までの7日間です。
春分の日を中日とする全国的なお彼岸の期間にあたりますが、沖縄では本州とは異なる形で先祖供養が行われます。

 ●沖縄の春のお彼岸は「二月彼岸(ニングァッチヒングァン)」とも呼ばれ、仏壇やヒヌカン(火の神)への拝みを中心とした仏前祭が主となる点が特徴です。

そのため、本州のようにお墓参りを行わない家も多く、「どこで行うのか」「なぜお墓参りをしないのか」と迷う方も少なくありません。

本記事では、2026年の沖縄の春のお彼岸(二月彼岸)がいつ行われるのかをはじめ、行う場所や過ごし方の考え方、沖縄ならではのお彼岸の捉え方について、実務的な視点で分かりやすく解説します。

毎年国立天文台より発表される春分の日をナカビ(中日)として、前後3日間の7日間とする沖縄の春のお彼岸は、2026年3月17日(火)~2026年3月23日(月)となります。ナカビ(中日)となる春分の日は2026年3月20日(金)、先祖供養の日です。

沖縄の旧暦行事は中国から入ってきたものが多いですが、お彼岸の風習は日本独自のもので、沖縄でも本州から入ってきました。お彼岸の初日は「彼岸入り」、最終日は「彼岸明け」と言われます。

 <お彼岸の初日・最終日>
 ①お彼岸の初日…彼岸入り(ひがんいり)
 ②お彼岸の最終日…彼岸明け(ひがんあけ)

そのため旧暦行事と同じように、毎年沖縄でも春のお彼岸の日程は少しずつズレますが、旧暦行事ではなく気象情報が基準なので、全国的な日程と同じです。お彼岸は春分の日・秋分の日を中心に前後3日を含めた、計7日間を差します。

<2026年(令和8年)沖縄の春彼岸:日程>
●春分の日・秋分の日を中心に前後3日、7日間
(1)春のお彼岸…2026年(令和8年)3月17日(火)~3月23日(月)
・彼岸入り…2026年3月17日(火)
・ナカビ(中日)…2026年3月20日(金・祝)
・彼岸明け…2026年3月23日(月)
(2)秋のお彼岸…2026年(令和8年)9月20日(日)~9月26日(土)
・彼岸入り…2026年9月20日(日)
・ナカビ(中日)…2026年9月23日(水・祝)
・彼岸明け…2026年9月26日(土)

沖縄ではお彼岸の「ナカビ(中日)」と呼ばれる春分の日・秋分の日は、全国では「ちゅうにち(中日)」と呼ぶ地域が多いです。

全国的にお彼岸はお墓参り行事ですが、特に春分の日・秋分の日は先祖供養の日とされ、でき得る限りこの中日のお墓参りが良いとされてきました。

[お彼岸、全国と沖縄の違い]
【2026年春のお彼岸】お彼岸とは?全国と沖縄の違いや、慶事か弔事か、行事食も解説

お彼岸の「彼岸(ひがん)」はあの世を差し、対してこの世を「此岸(しがん)」です。
春分の日・秋分の日はそれぞれ暑さ寒さの節目となり、太陽が真東から昇り、真西に沈む日でもあります。

 <2026年沖縄の春彼岸:お彼岸とは?>
 ●太陽が真東から昇り、真西に沈む日
 ・ニライカナイ(儀来河内)が最も近くなる
  (あの世、西方浄土など)
 ・昼(此岸)と夜(彼岸)の時間帯がほぼ同じ

沖縄の極楽浄土として根付いている「ニライカナイ信仰」は、本来は少し異なるのですが、全国的には西方浄土となるのでしょうか。
沖縄ではあの世(彼岸)は「グソー(後生)」、この世(此岸)は「イチミ(生身)」などとも言ますね。

日没に真西に向かい、一直線に沈む太陽線を見ながら、かつての人々は「ニライカナイに繋がる」と感じたのかもしれません。

[あの世とこの世の橋]
ジュールクニチー(十六日祭)にまつわる沖縄の昔話とは?旧暦1月16日はあの世の正月

沖縄ではお彼岸のお墓参りをしない地域や家が多いですが、「お墓参りをしてはいけない」訳ではありません。思い立ったらいつでもお墓参りができる本州とは違い、沖縄ではむやみにお墓参りに行くことを良しとしない風習がありました。

 <2026年沖縄の春彼岸:お墓参りはしない?>
 ①シーミー(清明祭)を控えているため、しない
 ②お彼岸にお墓参りを行う門中もある
 ③秋のお彼岸のみ、お墓参りをする門中もある

現代の沖縄で春のお彼岸は、お墓参りには行かずにお仏前で先祖供養を行う家が多いですが、その背景にはその昔、沖縄では風葬の歴史があったためと言われます。

 <沖縄で気軽なお墓参りを避けた理由>
 ・風葬の歴史があった
 ・沖縄には個人墓地が多い
 ・辺境地に建つお墓が多い

…以上のことから、思い立った時に一人でお墓参りに行くには危険も伴う、衛生面の問題などの背景が相まって、「むやみにお墓参りをしてはいけない」となったのかもしれません。

現代は法的にも新規で個人墓地にお墓を建てることが難しくなり、本州と同じく霊園や納骨堂にご遺骨を供養する家が増えています。より頻繁にお墓参りに行く家も見受けるようになりました。

[本州と沖縄、お墓の違い]
沖縄のお墓はなぜ大きい?「門中墓」とは?お墓参りに他県と違う5つの事柄やルールとは

[個人墓地から民間霊園へ改葬(お墓の引っ越し)]
【沖縄のお墓】沖縄で増える霊園への改葬。流れや手順、改葬にかかる費用目安まで解説!

県内でお墓を探す-供養の窓口おススメ霊園

翌月4月、清明の節気に盛大なお墓参り行事、墓前祭である「シーミー(清明祭)」を控えています。「シーミー(清明祭)」とは、特に沖縄の本島地方で根付いている、父方の血族で構成された「門中(むんちゅう)」単位で行う、盛大なお墓参り行事・墓前祭です。

前述したように、沖縄では個人で自由にお墓参りをする風習がないため、お墓参りは門中や親族のお墓参り行事として行われます。そのため年に1回~2回のみ、お墓参りをする家が多いのです。

<2026年(令和8年)沖縄の春彼岸:日程>
[行事][時期]
(1)ジュールクニチー
(十六日)
・旧暦1月16日
(2026年3月4日)
(2)シーミー
(清明祭)
・清明の節気
(2026年4月5日~4月19日)
(3)タナバタ
(七夕)
・旧暦7月7日
(2026年8月19日)

ジュールクニチー(十六日祭)は主に離島地域で行われるお墓参り行事、対してシーミー(清明祭)は主に本当地域で行われる墓前祭です。そのため一般的に沖縄の家では、ジュールクニチー(十六日祭)かシーミー(清明祭)かのいずれかの日程で、お墓参りが行われるでしょう。

このシーミー(清明祭)は、二十四節気「清明(せいめい)」の時期に行う墓前祭ですが、清明(せいめい)の節気は毎年4月頃に訪れるため、お墓参り時期が重なります。

ジュールクニチー(十六日祭)も旧暦1月16日ですので、毎年暦は異なりますが、だいたい2月頃のお墓参りになりますよね。そのため2月のお彼岸は、どちらにしてもお墓参り行事が近くに重なるのです。

門中組織最大とされる糸満市の「幸地腹門中(こうちばらむんちゅう)」など、大きな門中では、お彼岸に列をなして順番にお墓参りを行う習慣もあります。

数千人などあまりに大きい規模の門中で、シーミー(清明祭)に墓前祭ができないためです。毎年の世話役「アタリ」を決め、お墓参りを受け付ける門中もあるでしょう。下記は、大きな規模の門中墓の一例です。

 <2026年沖縄の春のお彼岸:お線香のみ>
 ●門中の家長(と数人)のみ、お墓参りに行く
 ・列をなして順番を待つ
 ・ご先祖様用のビンシー(瓶子)を供える
 ・家族のお線香を代理で供える
 ・すぐに帰宅する
 ・仏前にご馳走を供えて仏前祭をする

大きな門中には事務所を設けたものもありますよね。その年の世話役「アタリ」は、シーミー(清明祭)やお彼岸の週末に墓前に立ち、お線香をあげにくる人々のお世話を行う仕組みなどがあります。

[シーミー(清明祭)]
沖縄のお墓参り行事シーミー(清明祭)、2026年はいつ?お供え物や拝み方まで解説!

沖縄では春のお彼岸を仏前祭、秋のお彼岸はお墓参りとする家もあります。2026年に沖縄で行う春のお彼岸は、コロナの影響により仏前祭が多いとも言われますが、なかには、春と秋のお彼岸で先祖供養を分ける門中もあるでしょう。

<2026年沖縄の春と秋のお彼岸>
●一部の門中での風習です
[お彼岸の種類][お参り][名称]
●春のお彼岸・お仏壇(仏前祭)・ウチマチウグァン
(内祀り御願)
●秋のお彼岸・お墓参り(墓前祭)・フカマチウグァン
(外祀り御願)

規模が大きな門中墓では、門中墓の周囲にミーサー(新霊)のための納骨場所「シルヒラシ」を設けた墓地もあります。

そこで1年に1度だけ、秋のお彼岸時期に大きな門中墓の扉を開け、シルヒラシに納められていたミーサー(新霊)を納骨できる門中もありました。(毎年10月24日など、秋のお彼岸と関係のない門中もあるでしょう。)

また、秋のお彼岸のみ遠いご先祖様のお墓「アジシー墓(按司墓)」まで巡拝する門中の体験談も見受けます。

[沖縄のお墓]
沖縄のお墓はなぜ大きい?「門中墓」とは?お墓参りに他県と違う5つの事柄やルールとは

[門中墓から抜ける]
沖縄のお墓「門中墓」から抜けるには?次男・三男は門中墓に入れない?納骨後の独立は?

全国的にお彼岸はお墓参り行事ですが、沖縄の春のお彼岸は家を守護する屋敷の神々様へ感謝する「ヤシチヌウグァン(屋敷の御願)」を行います。

また、一般的な沖縄で行う春のお彼岸は仏前祭です。彼岸の入りから7日間、毎日ひとつひとつを意識してお仏壇のお世話をするとともに、ご馳走やお菓子などを供えます。

 <2026年沖縄の春のお彼岸:やること>
 ①お仏前で先祖供養
 ②ヤシチヌウグァン(屋敷の御願)

ただし、前述したように規模の大きな門中のなかには、2026年も沖縄で春彼岸のお墓参り行事が行われますし、現代の納骨堂や霊園に個人墓が建っている沖縄の家でも、本州式の春のお彼岸として、お墓参りに行く家族が増えました。

下記より、沖縄の春のお彼岸ではいつ、どのように仏前祭を行うのか、お供え物や拝み方、ヤシチヌウグァン(屋敷の御願)まで詳しく解説していきます。

[納骨堂のお墓参りマナー]
納骨堂にお参りに行くマナーとは?お参りに行く時間や頻度、お供え物は?友人でもいい?

沖縄では春のお彼岸はお仏壇供養を行う「仏前祭」として、ご馳走をお盆に盛りつける家庭が多いでしょう。

ただ旧盆などで仏前に供えるご馳走は重箱料理に詰めたご馳走「ウサンミ(御三味)」ではなく、ご馳走はお皿に盛りつけ、お盆に乗せて供えます。

<2026年沖縄の春のお彼岸:お供え物>
[基本のお供え物] 
(1)ウチャトゥ(お茶)・二段目、お酒の左右に2杯
(2)ウサク(お酒)・二段目、位牌の下、中央に1杯
(3)供え花・一段目、位牌の両脇に2立て
[仏壇脇のお供え物] 
(4)ムイグァーシ●お菓子の盛り合わせ
・マキガーシ(巻き菓子)
・ハナボウル(花ぼうろ)
・こんぺん
・ボタンコウ
・シルマンジュウ(かるかん)
・クシチグァーシ(落雁)
・モモガーシ(桃菓子)
(5)ナイムン●果物の盛り合わせ
・バナナ(父性)
・りんご(母性)
・みかん(子孫繁栄)
[御膳のお供え物] 
(6)ウチャワキ(お茶脇)●ご馳走ウサンミ(御三味)」
・豚の三枚肉の煮付け
・昆布の煮付け
・大根の煮付け
…など
(7)おもち・7個をお皿に盛る
・お箸を添える
[お線香] 
(8)お仏壇のお線香●ジュウニフンウコー(十二本御香)
・日本線香…12本、もしくは4本
・ヒラウコー(沖縄線香)…タヒラ(2枚)
[ウチカビ(打ち紙)] 
(9)お盆の上に添える・家長…5枚
・その他…3枚
[ヒヌカン(火の神)] 
(10)ウチャワキ(お茶脇)●ご馳走「ウサンミ(御三味)
・豚の三枚肉の煮付け
・昆布の煮付け
・大根の煮付け
…など
(11)ヒヌカンのお線香●ジュウゴフンウコー(十五本御香)
・日本線香…15本、もしくは5本
・ヒラウコー(沖縄線香)…タヒラ半(2枚と半分)
※お線香は日本線香、ヒラウコー(沖縄線香)どちらでも構いません。

ウサンミ(御三味)は豚の三枚肉の煮つけや昆布、厚揚げの煮物などで良いでしょう。

沖縄の御願ではお供え物は「奇数個」が良いとされ、おもちなどは7個です。沖縄の春のお彼岸はお祝い行事なので、あんもちなどを供えても構いません。

台所にヒヌカン(火の神)を祀る家では、沖縄では春のお彼岸の朝、ヒヌカン(火の神)へ、最初にご馳走をお供えしましょう。

そして今日の日が春の彼岸であり、家族で供養祭を行うことをご報告します。下記は沖縄のお彼岸でヒヌカン(火の神)への拝み方です。

 <2026年沖縄の春のお彼岸:ヒヌカンへの拝み>
 「本日は春彼岸の日です。
 家族で春彼岸の供養祭を執り行いますので、どうぞ無事に済ませることができますように」

ヒヌカン(火の神)は主に台所に立つ家族がお世話をし、それ以外の人は家族でも触れてはならないとも言われます。

かつては家の女性が主に台所に立っていたため、女性の悩みに寄り添う神様とも言われてきました。そのため主にヒヌカン(火の神)のお世話をしている人が、朝一番に一人で拝みを捧げても良いでしょう。

[ヒヌカン(火の神)の仕立て方]
【沖縄のヒヌカン】ヒヌカンの始め方。親から引き継ぐ、一から仕立てる2つの方法を解説

お仏壇には家族が集まり、家長を中心に拝みます。沖縄の春のお彼岸では、家族が集まったらお仏前で行う先祖供養です。家長を中心に拝み、他の家族はその後ろで手を合わせます。

 <2026年沖縄春のお彼岸:お仏壇>
 「本日は春彼岸の日になりました。
 ウミヌムン、ヤマヌムン、ジーヌムン(海の幸・山の幸・地の幸)をお供えしておりますので、どうぞお受け取りくださいませ。

 いつも私たち家族をお見守りくださいまして、誠にありがとうございます。
 どうぞこれからも、家族がカラダガンジュウ(体も健康に)、家庭円満にすごせますように。

 クワッゥマガンチャー サカイハンジョウシミティ ウタビニスーリー(子孫がみな、栄え繁盛しますように)、ウートゥートゥー(あな尊い)」

昔ながらの沖縄ではジュウニフンウコー(12本)を供えますが、近年はコンパクトなお仏壇も増えました。ウコール(香炉)が小さいと、12本分ものお線香では割れてしまうこともありますので、日本線香で家長は5本、その他の家族は1本でも良いでしょう。

「ウチカビ(打ち紙)」はご先祖様が使うあの世のお金です。旧盆など先祖供養行事に、沖縄ではウチカビ(打ち紙)を焚いてあの世へお金を送ります。

火を扱うため火の元には充分注意をしなければなりません。金属ボウルに水を張るなどした「カビバーチ(紙鉢)」で焚いてください。

<2026年沖縄の春のお彼岸:カビアンジ(紙炙り)>
[用意するもの] 
(1)カビバーチ(紙鉢)・金属ボウルを用意
・底に網を敷く
・水を張る
・魔除けのネギなどを散らす
(2)ウチカビ(打ち紙)家長…5枚
その他の家族…3枚
[行い方] 
(1)ウチカビ(打ち紙)を焚く・カビバーチ(紙鉢)の中で焚く
・家長から順番に焚く
(2)お供え物を入れる・カビバーチ(紙鉢)に供えていたご馳走を入れる
(3)お酒を掛ける・カビバーチ(紙鉢)に供えていたお酒を掛ける
(4)ウサンデーお供え物を下げる
・家族でいただく

このように、昔の沖縄ではご先祖様へのお供え物をあの世へ送るために、ウチカビ(打ち紙)焚いた上から、供えていたお供え物やお酒を掛けました。

けれども現在は、供えていたお供え物は全てウサンデー(下げて)家族でいただく家が多いです。

ウチカビ(打ち紙)を焚いた後のカビバーチ(紙鉢)に残ったお酒や水も、門前で撒くなどしましたが、現在では普通に燃えるゴミとして捨てる家が多いでしょう。

[ウチカビ(打ち紙)]
旧盆で焚くウチカビとは?沖縄線香ヒラウコー、神様へ供えるシルカビの作り方も解説!

オススメ モダン仏壇

「ヤシチヌウグァン(屋敷の御願)」とは、日ごろ家や家族を守護いただいている屋敷(家)に感謝を捧げる拝みです。沖縄では屋敷(家)のなかのあちらこちらに、6柱の神々様が鎮座されていると言われてきました。

沖縄の春と秋のお彼岸、そして旧暦12月24日に行われますが、秋のお彼岸のみ行う地域や家もあるでしょう。ヤシチヌウグァン(屋敷の御願)で拝みを捧げる「屋敷の神様」は、下記6柱の10カ所です。

<2026年沖縄の春のお彼岸:屋敷の神様>
[神様][場所]
(1)ヒヌカン(火の神)・台所
(2)お仏壇(祖霊神)・お仏壇
(3)ユンシヌカミ(四隅の神)●敷地の四隅
・ニーヌファヌカミ(北の神)
・ウヌファヌカミ(東の神)
・ンマヌファヌカミ(南の神)
・トゥイヌファヌカミ(西の神)
(4)ジョウヌカミ(門の神)・門の両脇
(中央へ向かって拝む)
(5)フールヌカミ(トイレの神)・トイレ
(6)ナカジンヌカミ(中陣の神)・敷地の中心
(玄関と門の間)

分譲マンションも多く、昔の間取りとは違う現代では、玄関から外に向かい「戸柱の神(トゥパシラヌカミ)」へ拝むのみ、とする家も増えました。ただ拝み事なので「御願不足(ウグァンブスク)」を恐れる声もありますが、ムリをして全てを廻る必要はありません

御願不足(ウグァンブスク)がありましたら、どうぞお許しください。」と伝えながら、ヒヌカン・お仏壇(家にあれば)、玄関へ手を合わせれば良いでしょう。

[ヤシチヌウグァン(屋敷の御願)]
沖縄ではお彼岸に何をする?ヒヌカンやお仏壇、屋敷の神様に拝む「屋敷の御願」を解説!

[マンションで行う屋敷の御願]
沖縄のお彼岸で家に拝む「ヤシチヌウグァン(屋敷の御願)」|マンションでの拝み方は?

沖縄で春のお彼岸行事を行っていたのに、お仏壇のある実家やムートゥーヤー(本家)に訪問できない・お参りに行けない場合には、お線香やお菓子などの供物を送ると丁寧です。

お線香やお菓子などを送ると、送られた家ではお仏壇にお供え物を供えるとともに、ウチカビ(打ち紙)も添えて、一緒にウチカビ(打ち紙)を焚いてくれます。

<おすすめの贈答物>
[供物] 
(1)お菓子個包装の渇き菓子
・賞味期限の長いもの
(2)飲み物缶ジュースなど
(3)果物・りんご
・みかん
長持ちする果物
(4)お線香贈答用線香
・日本線香
(5)供花アレンジフラワー
・ブリザーブドフラワー
・長持ちするもの
・花粉は取ってもらう

特に沖縄の春のお彼岸では、家長が代理でお墓参りに行く門中や家もあるため、「代わりにお線香を供えてください」の意味を込め、贈答用線香を送るのも良いでしょう。

また沖縄で春のお彼岸にお参りに行く時にも手土産を持参する人が多いです。

この場合には集まった人々で分けられる、予算千円~2千円前後の、小分けのお菓子や缶ジュースなどが好評です。

[お中元、供物マナー]
【2026年お中元マナー】初盆にお中元を贈ってもいいの?適した5つの品々と贈る作法

◇沖縄では豚肉料理も供えます。
沖縄ではそもそもスーコー(法要)でも豚の三枚肉の煮付けを供えるなど、お供え物にタブーはありません。

 ●一方、全国的なお彼岸では精進料理をいただくことが多いでしょう。
 …日本固有のものですが、お彼岸は仏教行事として行われ、在家(家で仏道の修行をする者)が仏道の修行を意識する7日間でもあるため、全国的には精進料理をいただく期間とされます。

 ●また春分の日は季節を感じる雑節でもあるため、全国的にタケノコや春野菜の天ぷらなどをいただく家も多いです。

そのため、なかには精進料理の御膳を供える家も見受けますが、檀家制度も根付いていない沖縄ですから、あまり多くなはいでしょう。

[お彼岸の行事食]
【2026年春のお彼岸】お彼岸とは?全国と沖縄の違いや、慶事か弔事か、行事食も解説

[本州では根付く「檀家制度」とは]
菩提寺・檀那寺とは?檀家になる・離檀するとは?寺院とのお付き合いで心得るマナーとは

2026年の沖縄の春のお彼岸(二月彼岸)は、3月17日(火)から3月23日(月)までの7日間です。
春分の日を中日とする点は全国共通ですが、沖縄では本州のようにお墓参りを行うのではなく、仏壇やヒヌカン(火の神)へ拝む「仏前祭」として行われるのが一般的です。

二月彼岸は、家や家族単位で静かに先祖を想い、日々の暮らしを見守ってくれていることへの感謝を伝える行事です。そのため、「どこで行うのか」「お墓参りは必要か」と迷った場合も、家庭や地域の慣習を大切にしながら、無理のない形で行うことが何より重要とされています。

2026年の春のお彼岸(二月彼岸)も、沖縄ならではの考え方を踏まえ、それぞれの家に合った形で先祖供養の時間を過ごしてみてはいかがでしょうか。

[中日は先祖供養の日]
【沖縄の春彼岸】仏前で彼岸に行う「六波羅蜜」とは?意味と行い方を分かりやすく解説!

まとめ

2026年沖縄の春のお彼岸はいつ?何をする?

[春のお彼岸日程]
●2026年3月17日(火)~3月23日(月)
・彼岸入り…2026年3月17日(火)
・ナカビ(中日)…2026年3月20日(金・祝)
・彼岸明け…2026年3月23日(月)

[秋のお彼岸]
●2026年9月20日(日)~9月26日(土)
・彼岸入り…2026年9月20日(日)
・ナカビ(中日)…2026年9月23日(水・祝)
・彼岸明け…2026年9月26日(土)

[お彼岸とは?]
・太陽が真東から昇り、真西に沈む日
・ニライカナイ(西方浄土)が最も近くなる
・昼(此岸)と夜(彼岸)の時間帯がほぼ同じ

[沖縄春のお彼岸]
・仏前祭が多い
・ウチカビ(打ち紙)を焚く
・豚の三枚肉なども供える
・ヤシチヌウグァン(屋敷の御願)

県内でお墓を探す-供養の窓口おススメ霊園
オススメ モダン仏壇
前の記事
次の記事

関連記事

【沖縄のトートーメー】位牌の文字入れは、いつ・どこで依頼するの?料金目安はいくら?
【沖縄のトートーメー】位牌の文字入れは、いつ・どこで依頼するの?料金目安はいくら?
【2026年度最新版】旧暦12月8日、沖縄のムーチー(鬼もち)はいつ?意味・作り方・行い方を解説!
【2026年度最新版】旧暦12月8日、沖縄のムーチー(鬼もち)はいつ?意味・作り方・行い方を解説!
沖縄の「関帝王」は商売神?金銭の神様「関帝王」の縁日13日の「商売繁盛祈願」とは?
【2025年版】沖縄の関帝王|商売神の縁日『十三日』と商売繁盛祈願
初盆法要はご仏前にお金を包みますが、法要がないとご仏前にお金を包むか、供物を送るか迷う人も多いです。本記事では、初盆を迎える親族へお金を包むか・供物が良いかの判断基準をお伝えし、お金を包む時の金額相場や、供物に適した5つの品もご紹介します。
初盆のご仏前はどうする?金額相場は?お金を包む・供物を選ぶ|両方贈る時はどうする?