2023年沖縄の秋彼岸は9月20日(水)~9月26日(火)。秋彼岸の3つの過ごし方

2023.06.07
2023年沖縄の秋彼岸は9月20日(水)~9月26日(火)。秋彼岸の3つの過ごし方

2023年、沖縄の秋彼岸は9月20日(水)~26日(火)です。全国的にお彼岸はお墓参り行事ですが、沖縄ではお墓参りをするとは限りません。本記事では2023年沖縄の秋彼岸はいつか?全国とは違う、沖縄での秋彼岸の過ごし方、お供え物をお伝えします

・2023年、沖縄の秋彼岸はいつ?
・沖縄の秋彼岸は何をする?
・沖縄の秋彼岸でのお供え物は?

2023年、沖縄の秋彼岸は9月20日(水)~26日(火)です。
全国的にお彼岸はお墓参り行事ですが、2023年現代も沖縄では、秋彼岸に必ずしもお墓参りをする家ばかりではありません

本記事を読むことで、2023年沖縄の秋彼岸はいつか?全国とは違う、沖縄での秋彼岸の過ごし方や、お供え物をお伝えしますので、どうぞ最後までお読みください。
 

2023年沖縄の秋彼岸はいつ?

2023年、沖縄の新暦9月(旧暦7・8月)の年中行事
◇2023年、沖縄の秋彼岸は9月20日(水)~26日(火)です

旧暦行事で知られる沖縄ですが、そもそもお彼岸は毎年春分の日・秋分の日を軸に前後3日間を差すため、全国的なお彼岸日程と変わりません
 

<2023年:沖縄の秋彼岸の日程>
[彼岸] [日程] [六曜]
・彼岸入り 9月20日(水) 先勝
・中日(秋分の日) 9月23日(土) 仏滅
・彼岸明け 9月26日(月) 先勝

 
 
沖縄では秋彼岸でもお仏前で先祖供養をする「家拝み(イエウガミ)」も多い傾向ですが、お墓参りに行くならば、友引や仏滅は避けることが多いです。

また沖縄の場合、自分の干支日にあたる日も避ける傾向にあるので、気になる方は注意をしてください。
 

 

そもそも「お彼岸」とは?

全国的に「お彼岸(ひがん)」とは、この世「此岸(しがん)」とこの世「彼岸(ひがん)」が最も近くなるとされます。

お彼岸は仏教行事ではありますが、日本古来の民衆信仰が相乗して産まれた、日本ならではの年中行事です。
 

<お彼岸とは>
[日程]
・春彼岸…春分の日の前後3日間、合計7日間
・秋彼岸…秋分の日の前後3日間、合計7日間

[お彼岸の由来]
●太陽が赤道線に到達
・真東から真日へ移動
・昼と夜がほぼ均等になる

 
昼をこの世(此岸)、夜をあの世(彼岸)とすると、真東から真日へ一直線に進むため、最も近い日になるためです。

沖縄では西方浄土のニライカナイ信仰がありますが、ニライカナイと此岸(この世)が最も近くなる日とされてきました。

全国的なお彼岸の由来や、喪中のお彼岸など、沖縄での秋彼岸のマナーは、下記をご参照ください。
 

 

2023年沖縄の春彼岸・秋彼岸

◇沖縄の秋彼岸は「フカマチヒグァン(外祀り彼岸)」、外拝みです

全国的にお彼岸は春分の日・秋分の日を中心に前後3日間になるため、春のお彼岸と秋のお彼岸と、年に2回あります。

ただ春彼岸がお仏壇を中心とした家拝み(イエウガミ)であるのに対し、沖縄で秋彼岸はお墓参りに行く家や集落、門中もあるでしょう。
 

<沖縄の春彼岸と秋彼岸>
[彼岸の時期] [沖縄の呼び方] [内容]
●春彼岸 ・二月彼岸
(ニングァッチヒグァン)
・内祀り彼岸
(ウチマチヒグァン)
・家拝み
(イエウガミ)
●秋彼岸 ・八月彼岸
(ハチグァッチヒグァン)
・外祀り彼岸
(フカマチヒグァン)
・外拝み
(お墓参りなど)

 
ちなみに沖縄で秋のお彼岸は、旧暦8月時期に当たるため「ハチグァッチヒガン(八月彼岸)」とも言われてきました。
 

●沖縄の秋彼岸は、お墓参りを行う家も多くあります。

 
現代の人々は沖縄でも「春彼岸は3月だし、秋彼岸は9月じゃないの?」なんて声もありますが、旧暦なのでだいたいですが1カ月ほど遅れているのです。
(旧暦は毎年暦が変わります。)
 

2023年沖縄の秋彼岸:3つの過ごし方

2023年沖縄の秋彼岸:3つの過ごし方
◇沖縄の秋彼岸では、屋敷の御願(やシチヌウグァン)があります

沖縄では春と秋のお彼岸を目安に、屋敷(住まい)の6柱10か所に鎮座される神々様へ、日ごろの暮らしに感謝する「屋敷の御願(ヤシチヌウグァン)」を行ってきました。
 

<2023年沖縄の秋彼岸:3つの過ごし方>
・屋敷の御願(ヤシチヌウグァン)
・お仏壇掃除と供養
・お墓参り

 
本州は仏教が根付いているため、ご先祖様は御本尊様に守られる存在ですが、沖縄では日本古来の神道に似た、独自の祖霊信仰が根付いています。

祖霊信仰においてご先祖様は、その家を守るパーソナルな守護神ですので、日ごろから家を守ってくださることへ感謝し、健康と繁栄を祈願します。
 

2023年沖縄の秋彼岸:屋敷の御願

ビンシーとともに供えるもの
◇沖縄の春彼岸・秋彼岸、旧暦12月24日は、屋敷の御願を行います

沖縄の春彼岸・秋彼岸・旧暦12月24日の年末に行う屋敷の御願(ヤシチヌウグァン)は、それぞれ下記の呼び名と役割があります。
 

<沖縄の屋敷の御願>
[時期] [呼び名] [役割]
●春彼岸 ・タティウグァン
(立ち御願)
・一年の守護を祈願
●秋彼岸 ・ナカヌウグァン
(中の御願)
・中間のご報告
●旧暦12月24日 ・シリガフーヌウグァン
(感謝の御願)
・一年の守護を感謝

 
また屋敷の御願を行う前には、家の大掃除をして清浄にしてから行います。

沖縄で春彼岸・秋彼岸、旧暦の年末を3回行われるのには、屋敷を美しく、キレイに保つ目的もあったのかもしれません。
 

 

屋敷の御願の拝み処

屋敷の御願の拝み処
◇沖縄で春彼岸と秋彼岸には、ヒヌカン・お仏壇・トイレなど屋敷内10か所を巡拝します

お供え物はお盆にお酒、お米、果物の盛り合わせ、半紙を千切った「シルカビ」を、上記のイラストのように整えるのみです。

毎年行うものなので、沖縄では携帯用のビンシー(瓶子)に、お供え物を整えて移動する家が多いでしょう。
 

<屋敷の御願の拝み処>
・ヒヌカン(火の神様)
・お仏壇
・トイレ
・家の四隅
・門
・中陣(中心)

 
家の四隅はそれぞれ廻るので、拝み処は10か所になります。
けれども現代は小さな家やマンションなども増えたので、トゥパシラヌカミ(戸柱の神)にのみ拝む方法も増えました。

家の事情に合わせて、どちらの方法でも構いません。
 

 

2023年沖縄の秋彼岸:お仏壇

2023年沖縄の秋彼岸:お仏壇
◇沖縄の秋彼岸では、特にお仏壇掃除を入念に行います

お仏壇ははたきで埃を払い、仏具を移動して乾拭きをすると良いでしょう。
ひとつひとつの仏具の存在を意識して、感謝しながらお世話をします。

そのためなかにはお声がけをしながら掃除をする人も少なくありません。
 

<2023年沖縄の秋彼岸:お仏壇>
[お仏壇の掃除] ・埃を払う
・乾拭き
・仏具の拭き掃除
[六波羅蜜] ・供物を供える
・お線香をあげる
・花を供える
・塗香(ずこう)を刷り込む
・ご飯を供える
・ロウソクに火を灯す

 
「六波羅蜜(ろくはらみつ)」とは、日々のお世話を6つに分けたものです。
ひとつひとつはとても簡単な先祖供養の所作となり、「ロウソクの火を付ける」などの行為になります。

ロウソクに火を灯す際には六波羅蜜の「智慧(ちえ)」を意識しながら丁寧に行う…、と言ったもので、それほど時間や労力が掛かる事柄ではありません。
 

 

 

お仏壇の供養

お仏壇の供養
◇沖縄の秋彼岸でも、お仏前の供養を行います

沖縄では秋彼岸にお墓参りを行う家もありますが、春彼岸と変わらずお仏前にはご馳走を供えて、手を合わせます。
 

<沖縄の秋彼岸:お仏壇の供物>
[お供え物] ・ウチャトゥ(お茶)
・ウサク(お酒)
・ウチャワキ(お茶脇)
・もち7個
・ムイグァーシ(お菓子の盛り合わせ)
・果物の盛り合わせ
※お箸を添える
[その他] ・供花
・ウチカビ(御膳に乗せる)
[お線香] ●ジュウニフンウコー(十二本御香)
・日本線香…12本、もしくは4本
・ヒラウコー(沖縄線香)…タヒラ(2枚)

 
台所にヒヌカン(火の神様)を祀る家では、お仏壇へ供える前に、ヒヌカンへウチャワキ(お茶脇)を供えて、無事にお彼岸事が済むように祈願しましょう。

「ウチャワキ(お茶脇)」とはご馳走を取り分けたお皿です。
ヒヌカンやお仏壇へのお供え物や拝み方については、下記をご参照ください。
 

 

2023年沖縄の秋彼岸:お墓参り

2023年沖縄の秋彼岸:お墓参り
◇沖縄の秋彼岸は「外祀り彼岸(フカマチヒグァン)」、外回りをする家もあります

沖縄で秋彼岸は「外祀り彼岸(フカマチヒグァン)」、家拝み(イエウガミ)を中心とする春彼岸とは違い、外を巡るお墓参りを行う家や門中もあるでしょう。
 

・春彼岸…「今ここに在る」ことへの感謝
・秋彼岸…「先祖供養」の意味がより深い

 
世界的にもキリスト教ですが、春のお彼岸時期はイースターの復活祭がありますね。「春」の到来を祝う行事は世界各地で見かけるでしょう。
 

秋彼岸のお墓参り

◇秋彼岸のお墓参りでは、まず左神(ヒジャイガミ)様へ拝みましょう

ヒジャイヌガミ(左神)様とは、沖縄で墓地を守る土地神様です。
沖縄ではお墓の左側(向かって右側)に鎮座されています。
 

<お墓参りの流れ>
お墓掃除
・左神(ヒジャイガミ)様へ拝む
・墓前の拝み

 
清明祭(シーミー)のように大所帯で重箱料理の御三味(ウサンミ)を持ってお参りをする必要はなく、家族だけでご挨拶をすれば問題はありません。
 

秋彼岸のお供え物

家族で行う沖縄の秋彼岸では、旧暦7月7日の七夕(タナバタ)などとお供え物(ウサギムン)はほぼ同じです。
 

<沖縄の秋彼岸:ヒジャイヌガミのお供え物>
[ヒジャイヌガミ(左神)] ・ミジティ(お水)
・ウサク(お酒)
・シルカビ
[お線香] ●ジュウニフンウコー(十二本御香)
・日本線香…12本、もしくは4本
・ヒラウコー(沖縄線香)…タヒラ(2枚)

 
まずはヒジャイヌガミ(左神)様へご挨拶をして、お墓参りに来た目的を伝え、その後にご先祖様がいらっしゃる墓前へ拝み供養すると良いでしょう。
 

<沖縄の秋彼岸、墓前のお供え物>
[墓前] ・供え花…左右1対2組
・ミジティ(お水)
・ウサク(お酒)
・ウチャトゥ(お茶)
・シルカビ
[お線香] ●ジュウニフンウコー(十二本御香)
・日本線香…12本、もしくは4本
・ヒラウコー(沖縄線香)…タヒラ(2枚)

 
最近では門中墓を墓じまいして、合祀墓などに永代供養をする事例も増えましたが、特に民間霊園が管理する合祀墓などの場合、参拝できる施設が多いです。

他のご遺骨と一緒に合祀埋葬はされていますが、合同参拝スペースや献花台を設けている合祀墓も少なくありません。

沖縄で墓じまいや合祀埋葬を済ませている場合にも、お墓参りが可能かどうか、確認をしてみると良いでしょう。
 

 

[秋彼岸の供え花]
・【沖縄の秋彼岸】供え花に供え方はあるの?秋彼岸におすすめ3種の花々

 

沖縄の秋彼岸は、外祀り御願です

ウークイ、1日の送り方
全国的にはお彼岸はお墓参り行事ですが、沖縄では屋敷の御願(ヤシチヌウグァン)と仏前供養とされます。

けれども、沖縄の秋彼岸は「外祀り彼岸(フカマチヒグァン)」と呼ばれ、家や門中によってはお墓参りを行うこともあるでしょう。

ただ沖縄では秋彼岸でも、お仏壇の供養は欠かせません。
御馳走のウチャワキ(お茶分け)とおもち、ウチカビやムイグァーシ(お菓子の盛り合わせ)、果物の盛り合わせを供えて、手を合わせます。
 

 


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