【沖縄旧暦カレンダー2025】新暦1月(旧暦12月)☆1月29日にソーグァチ到来!

【沖縄旧暦カレンダー2025】新暦1月(旧暦12月)☆1月29日にソーグァチ到来!

2024.11.01

2025年新暦1月は沖縄の旧暦12月2日~1月3日、全国的にお正月で賑やかですが沖縄では2025年1月29日(水)に旧正月を迎えます。新正月から旧正月へと慌ただしい1ヵ月となりますね。本記事では2025年1月、沖縄の旧暦行事をご紹介します。

「2025年1月、沖縄の旧暦行事は?」
「2025年沖縄の旧正月はいつ?」
「旧正月に向けた年末年始行事はいつ?」

2025年1月、沖縄では旧正月へ向けた旧暦行事で忙しくなるでしょう。2025年沖縄の旧正月「ソーグァチ」は1月29日(水)、その前日2025年1月28日(火)は旧暦の大晦日「トゥシヌユール」です。

本記事では2025年1月・旧暦12月の年末年始にあたる、沖縄旧暦カレンダーをご紹介します。本記事を読むことで沖縄の旧正月ソーグァチの迎え方、年末に行う沖縄の旧暦行事が分かりますので、どうぞ最後までお読みください。

 

2025年1月(旧暦12月):沖縄の旧暦カレンダー

2025年1月(旧暦12月):沖縄の旧暦カレンダー


◇2025年1月沖縄では旧暦12月、年末年始を迎えます

2025年1月は全国的にお正月を迎えて賑やかな1ヵ月ですよね。一方、沖縄では旧正月「ソーグァチ」が年末1月29日(水)に控えています。

年末年始に行う沖縄の旧暦行事は、ヒヌカン(火の神)のお見送り・ヤシチヌウグァン(屋敷の御願)などがあるので、慌ただしくなるでしょう。

 

<2025年1月(旧暦12月):沖縄の旧暦カレンダー>
[旧暦行事][暦]
①ムーチー(鬼餅)・2025年1月7日(火)
(旧暦12月8日)
②ジュウグニチの拝み
(十五日の拝み)
・2025年1月14日(火)
(旧暦12月15日)
③ヤシチヌウグァン
(屋敷の御願)
・2025年1月23日(木)
(旧暦12月24日)
④ウグァンブトゥチ
(御願解き)
・2025年1月23日(木)
(旧暦12月24日)
⑤ヒヌカンのお見送り
(ヒヌカン上天の拝み)
・2025年1月23日(木)
(旧暦12月24日)
⑥トゥシヌユール
(大晦日)
・2025年1月28日(火)
(旧暦12月29日)
⑦ソーグァチ
(旧正月)
・2025年1月29日(水)
(旧暦1月1日)
⑧チィタチの拝み
(一日の拝み)
・2025年1月29日(水)
(旧暦1月1日)
⑨ハチウクシー
(初起こし)
・2025年1月31日(金)
(旧暦1月3日)
⑩マドゥトゥシビー・2025年1月30日(木)~2月10日(月)
(旧暦1月2日~13日)

 
沖縄の旧正月ソーグァチに向けた旧暦行事は、旧暦12月24日に行うヤシチヌウグァン(屋敷の御願)・ヒヌカンのお見送り(ヒヌカン上天の拝み)・ウグァンブトゥチ(御願解き)から始まります。

新正月は1月20日の「二十日正月」をもって、一連の正月行事の締めくくりを終えていますので、忙しいではありますが旧正月へ向けて準備に集中することができるでしょう。

 

 

①ムーチー(鬼餅)


◇旧暦12月8日、2025年1月7日(火)はムーチー(鬼餅)です

旧暦12月8日、沖縄の旧暦行事ではムーチー(鬼餅)があります。もともとは屋敷に侵入するヤナカジ・シタナカジと呼ばれる厄災を払う行事です。

真冬にあたる旧暦12月8日頃、沖縄の寒さは「ムーチービーサー」と呼ばれます。ヤナカジ・シタナカジは疫病も意味するので、インフルエンザなど冬の流行り病を追い払う役目もあったのでしょう。

ムーチー(鬼餅)では、もち粉で作ったタネをサンニン(月桃)や桑の葉に包んで蒸す「ムーチー(鬼餅)」をいただいて家族の健康祈願をします。

子どもは年齢分だけムーチー(鬼餅)をビニール紐などで繋げて、屋敷の梁からかける風習も有名ですよね。ムーチーはヒヌカン(火の神)・お仏壇にもそれぞれ供えます。

 

オススメ モダン仏壇

 

②ジュウグニチの拝み

2023年8月16日:沖縄旧暦7月1日ヒヌカン


◇旧暦1日・15日はヒヌカン(火の神)へ拝みを捧げます
2025年1月14日(火)は、旧暦12月15日です。

毎月旧暦1日・15日はヒヌカン(火の神)へ拝む日です。ヒヌカン(火の神)とは、祀る家を守るパーソナルな神様で、家庭では台所に祀ります。「竈(かまど)の神様」ですね。

ヒヌカン(火の神)を台所に祀る家では、旧暦1日・15日になるとウブク(ご飯)3膳をヒヌカン(火の神)へ供え感謝を捧げます。

お線香は日本線香15本分の「ジュウゴフンウコー(十五本御香)」、沖縄線香ヒラウコーであればタヒラ半(2枚半)ですね。

 

<ヒヌカンの拝み方>
【お供え物】・ウブク(ご飯)×3膳
・お酒
・マース(お塩)
・ミジティー(お水)
・供え葉
【お線香】●ジュウゴフンウコー(十五本御香)
日本線香…15本、もしくは5本
ヒラウコー…タヒラ半(2枚半)

 
この他、日ごろからのお供え物としてミジティー(水)・お酒・供え葉を整えてください。沖縄で定番の供え葉はチャーギ・クロトンなど、沖縄のスーパーでも販売しています。

家庭を守護するパーソナルな神様なので、経済的な守護を願い、近代になって一から灰を作り祭壇を仕立てる家庭も増えました。ヒヌカンの仕立て方は下記コラムをご参照ください。

 

 

③ヤシチヌウグァン(屋敷の御願)

①ヒヌカンへのお供え物


◇旧暦12月24日、2025年1月23日(木)はヤシチヌウグァン(屋敷の御願)です

沖縄では毎年旧暦12月24日、旧正月に向けた年末行事がたくさん詰まっています。最初に行う行事が、屋敷の神々様へ感謝を捧げる「ヤシチヌウグァン(屋敷の御願)」です。

ヤシチヌウグァン(屋敷の御願)ではお供え物の盆を持って、ヒヌカン(火の神)・仏壇から始まって家の隅々まで6柱・10か所の神々様へ感謝を捧げます。

一般的にはヤシチヌウグァン(屋敷の御願)にあたり、事前に家中を掃除するので、全国的な「煤払い(すすはらい)」大掃除の役割があるのでしょう。

沖縄のヤシチヌウグァン(屋敷の御願)は旧暦12月24日だけではなく、春と秋のお彼岸にも行うので、年内で3回は屋敷の神々様を巡拝する計算です。

6柱の屋敷の神々様がいらっしゃる場所や拝み方、お供え物については下記コラムで詳しく解説しています。

 

 

④ウグァンブトゥチ(御願解き)

沖縄旧暦12月24日:ウグァンブトゥチ(御願解き)


◇旧暦12月24日、2025年1月23日(木)にはウグァンブトゥチ(御願解き)も行います

「ウグァンブトゥチ(御願解き)」は、前回の旧正月に立てた祈願事を請い取り下げる儀礼です。

ウグァンブトゥチ(御願解き)の前にヒヌカン(火の神)の灰や祭壇を掃除し、清めた後にお供え物をして一年の御守護へ感謝をささげます。

 

<ウグァンブトゥチ(御願解き)のお供え物>
【お供え物】・酒(おちょこ・両脇にとっくり)
・ハナグミ(花米)×2皿
・アライグミ(洗い米)×1皿
・ウチャヌク(お茶の子)×3組
・赤ウブク(赤飯)×3杯
・シルカビ(白紙)
【お線香】●ジュウゴフンウコー(十五本御香)
日本線香…15本、もしくは5本
ヒラウコー…タヒラ半(2枚半)

 
一方でこの一年で起きた災難はウグァンブトゥチ(御願解き)をもって終わりとし、過去一年間の祈願事を請い下げる儀式です。詳しくは下記コラムをご参照ください。

 

 

⑤ヒヌカンのお見送り

◇旧暦12月24日、2025年1月23日(木)はヒヌカン(火の神)の里帰りです

旧暦12月24日、2025年1月23日(木)の最後の儀礼としてヒヌカン(火の神)をお見送りする「ヒヌカン(火の神)上天の拝み」があります。

旧暦12月24日、2025年1月23日(木)旧正月に向けて天の神様「ウティン(御天)」へと里帰りをする日です。そして旧正月明け旧暦1月4日に戻ってきます。

ウグァンブトゥチ(御願解き)に続いて、お線香ジュウゴフンウコー(十五本御香)をヒヌカン(火の神)へ供え、お見送りをしてください。ヒヌカン(火の神)のお見送りの仕方については下記コラムにより詳しいです。

 

 

⑥トゥシヌユール(大晦日)

沖縄旧暦12月30日:トゥシヌユール(年の夜)


◇旧暦12月29日、2025年1月28日(火)はトゥシヌユール(大晦日)です

旧暦12月29日、2025年1月28日(火)に行う沖縄の旧暦行事は大晦日にあたる「トゥシヌユール」、その昔は家庭で豚を一頭さばいてご馳走を作りました。

 

<トゥシヌユール(大晦日)>
●仏壇へのお供え物
【仏壇】・ウチャトゥ(お茶)×2杯
・酒×1杯
【年越し膳】・赤飯
・ソーキ汁
・ウサチ(酢の物)
・ウチャワキ(お茶脇)
・ニンニクの葉
【お線香】ジュウニフンウコー(十二本御香)
・日本線香…12本、もしくは4本
・ヒラウコー…タヒラ(2枚)

 
トゥシヌユール(大晦日)にはお正月飾りを全て済ませた後、ヒヌカン(火の神)と仏壇にお供え物をしながら、一年間の家族への御守護を感謝します。

そして来る一年も良い年を迎えることができるよう、祈願をしながら年明けを迎えるのです。トゥシヌユール(大晦日)の過ごし方について、詳しくは下記をご参照ください。

 

 

⑦ソーグァチ(旧正月)

沖縄旧暦1月1日:ソーグァチ(旧正月)


◇旧暦1月1日、2025年1月29日(水)は旧正月「ソーグァチ」です

旧暦1月1日、2025年1月29日(水)は沖縄の旧暦行事では旧正月「ソーグァチ」を迎えます。朝からヒヌカン(火の神)と仏壇に、ワカミジ(若水)を供えて御挨拶をしましょう。

ワカミジ(若水)とは朝一番のお水です。かつては井戸からお水を汲んできましたが、現代では朝一番にお水を供える方法で構いません。

 

<ソーグァチ(旧正月)飾り>
①ヒヌカン(火の神)
【正月飾り】ウカリー(三枚重ねの色紙)×3組
・ウチャヌク(お茶の子)×3組
・昆布で撒いた炭×3組
・橙(みかん)
・花活け(若松・竹など)
【お供え物】ワカミジ(若水)×1杯
・お酒×1杯
・マース(お塩)×1皿
・赤ウブク(赤飯)×3杯
【お線香】●ジュウゴフンウコー(十五本御香)
日本線香…15本、もしくは5本
ヒラウコー…タヒラ半(2枚半)
②お仏壇
【正月飾り】・ウカリー(三枚重ねの色紙)×2組
・昆布で撒いた炭×2組
・橙(みかん)
・花活け(若松・竹など)
【お供え物】・ウチャトゥ(お茶)×2杯
・お酒×1杯
【ハレの膳】・赤飯
・ソーキ汁
・ウサチ(酢の物)
・ウチャワキ(お茶脇)
など
【お線香】●ジュウニフンウコー(十二本御香)
日本線香…12本、もしくは4本
ヒラウコー…タヒラ(2枚)

 
床の間がある家庭は、おめでたい生け花、ウカリーの上に・昆布で巻いた炭・橙(みかん)・ウチャヌク(お茶の子)を供えましょう。

ウチャヌク(お茶の子)は沖縄のもち粉で作った白もちを三段に重ねた飾り物です。仏壇に供えるお茶は朝一番に汲んだワカミジ(若水)を温めて作りましょう。

ワカミジ(若水)は健康祈願に用いられ、若返りの水とも言われます。中指にワカミジ(若水)を付けておでこに3回ほど付ける風習「ミジナディー(御水撫で)」を行う家庭も多いでしょう。

沖縄の旧暦行事、旧正月の迎え方について詳しくは、下記コラムをご参照ください。

 

 

⑧チィタチの拝み

◇旧暦1月1日、2025年1月29日(水)はチィタチの拝みでもあります

旧暦1月1日は旧正月ソーグァチでもありますが、同時にヒヌカン(火の神)への拝む新月「チィタチの拝み」でもありますよね。

仏壇がある家は、旧暦1日・15日にはヒヌカン(火の神)と併せて仏壇にも拝みましょう。仏壇には「ジュウゴフンウコー(十二本御香)」を供えます。

ヒヌカン(火の神)へのお供え物は先ほどジュウグニチの拝みでお伝えしたので、ここでは仏壇へのお供え物をご紹介しますね。どうぞ参考にしてください。

 

<ソーグァチ(旧正月)飾り>
【お供え物】・白ウブク(ご飯)×2膳
・ウチャトゥ(お茶)×2杯
・お酒×1杯
・供え花×2立
【お線香】●ジュウニフンウコー(十二本御香)
・日本線香…12本、もしくは4本
・ヒラウコー…タヒラ(2枚)

 
旧暦は太陰暦なので月の満ち引きに沿っています。1日は新月・旧暦15日は満月となり、新月にあたる旧暦1日に家族の守護を祈願し、旧暦15日の満月に守護への感謝を捧げるとも言われます。

 

 

⑨ハチウクシー(初起こし)

◇旧暦1月3日、2025年1月31日(金)はハチウクシー(初起こし)です

沖縄で旧暦1月3日、2025年1月31日(金)は一年の仕事始め「ハチウクシー(初起こし)」が行われます。農村地域では「ハチバル(初畑)」、漁村地域では「フナウクシ(船起こし)」呼ばれるでしょう。

農村ではかつて農具を祀って祈願するハチバル(初畑)が行われましたが、現代ではすっかり廃れています。

一方で漁村地域で行われるフナウクシ(船起こし)は、糸満漁港などを中心に旧暦行事として現代でも盛んです。漁船には色鮮やかな大漁旗が掲げられ、華やかな姿を見ることができるでしょう。

 

⑩マドゥトゥシビー

◇旧暦1月2日~13日、2025年1月30日(木)~2月10日(月)はマドゥトゥシビーです

マドゥトゥシビー(小年目)」とは、沖縄で旧正月ソーグァチが明けてから初めて迎える家族の干支日にあたり、干支日にあたる家族の厄祓いを行います。

「干支日」とは自分の干支に割り当てられた日です。旧暦1月2日・2025年1月30日(木)であれば暦は友引の「己亥」、十二支が亥年の人の干支日となります。

マドゥトゥシビー(小年目)では干支日にあたる本人が祈願するのではなく、その家族が祈願するとされてきました。家族の名をヒヌカン(火の神)・仏壇へ伝え、一年の安全を祈願しましょう。

 

<マドゥトゥシビー>
①ヒヌカン(火の神)
【お供え物】・酒×1杯
・赤ウブク(赤飯)×3膳
【お線香】●ジュウゴフンウコー(十五本御香)
日本線香…15本、もしくは5本
ヒラウコー…タヒラ半(2枚半)
②お仏壇
【お供え物】・ウチャトゥ(お茶)×2杯
・酒×1杯
・赤ウブク(赤飯)×2膳
・ウチャワキ(おかず)
(お箸を添えて)
【お線香】●ジュウニフンウコー(十二本御香)
日本線香…12本、もしくは4本
ヒラウコー…タヒラ(2枚)

 
その年の干支にあたる年女・年男が旧正月ソーグァチ明けに初めて迎える干支日は「ウフトゥシビー(大年目)」です。

2025年は巳年なので、旧暦1月8日・2025年2月5日(水)の暦が友引の乙巳、ウフトゥシビーにあたります。祈願の仕方が少し異なりますので、詳しくは下記コラムをご参照ください。

 

 

オススメ モダン仏壇

 

2025年1月の冬土用とは

全国的な冬至と、沖縄のトゥンジー


◇2025年1月17日(金)~2月2日(日)は冬土用です

「土用」とは季節が立つ・立春・立夏・立秋・立冬の前に訪れる約18日間を指します。冬土用は立春前の約18日間にあたりますね。季節の移り変わりを掴む暦「雑節(ざっせつ)」のひとつです。

雑節には節分などがありますね。お彼岸も雑節にあたります。季節の移り変わりは体調を崩しやすいため、体を労わる時期です。夏土用にウナギをいただいて精気を養う「土用の丑の日」は有名ですね。

冬土用は「未(ひつじ)」の日、未の頭文字「ひ」の付く食べ物が行事食です。また赤い食べ物が良いともされます。ヒジキ煮やひらめ、赤い食べ物ではトマトやタコも行事食になるでしょう。

 

①冬土用の間日

◇土用の期間は土いじりをしてはならないとされます

土用は土を担う神様「土公神(どこうしん)」の支配する期間とされるため、建築の基礎工事・造園・井戸掘りなど、土いじりはタブーです。建築の完成を祝う「地鎮祭」も土用は避けましょう。

けれども約18日間もありますから、畑仕事ではいつまでも土いじりをしない訳に行かないこともありますよね。そのため土用期間でも間日(まび)は、土いじりが許されています。

 

<2025年冬土用の間日>
・2025年1月21日(火)…寅
・2025年1月22日(水)…卯
・2025年1月24日(金)…巳
・2025年2月2日(日)…寅

 
土いじりもタブーですが、この時期は新しい事を始める行為も避ける時期です。大きな契約・引っ越しなどの移動も避けましょう。

全国的には土地を司る神様は「土公神」ですが、沖縄では各地の集落を守護する土地神さま「トーティークー(土神帝)」が土公神にあたるでしょう。

 

2025年1月:沖縄の旧暦12月カレンダー

2025年1月:沖縄の旧暦12月カレンダー


◇2025年1月、沖縄の旧暦12月の二十四節気は冬至→小寒→大寒です

2025年1月、旧暦12月2日~1月3日に当たる二十四節気は冬至→小寒→大寒、「ムーチービーサー」に行うムーチー(鬼餅)を迎えるように、1年のなかでは残寒、寒さが残る立春前の季節を迎えます。

関西圏では年明けの1月9日(火)~1月11日(木)の3日間に掛けて「十日戎(とおかえびす)」が行われ、1年の商売繁盛祈願に熊手など、縁起物を入手する人が多いでしょう。

 

<2025年1月:沖縄の旧暦12月の節気>
【二十四節気】冬至(とうじ)
●七十二候
(末候)・雪下出麦
(ゆきわたりてむぎのびる)
・12月31日(火)~1月4日(土)
【二十四節気】小寒(しょうかん)
●七十二候
(初候)・芹乃栄
(せりすなわちさかう)
・1月5日(土)~1月9日(水)
(次候)・水泉動
(しみずあたたかをふくむ)
・1月10日(木)~1月14日(月)
(末候)・雉始雊
(きじはじめてなく)
・1月15日(火)~1月19日(金)
【二十四節気】大寒(だいかん)
●七十二候
(初候)・款冬華
(ふきのはなさく)
・1月20日(月)~1月24日(金)
(次候)・水沢腹堅
(さわみずこおりつめる)
・1月25日(土)~1月29日(水)
(末候)・鶏始乳
(にわとりはじめてとやにつく)
・1月30日(木)~2月2日(日)

 
1月の和名はお正月に仲良く宴を催す「睦月(むつき)」、お正月を祝う意味で「祝月(いわいづき)」とも呼ばれますね。

年賀状や喪中ハガキ(年賀状欠礼状)を出せなかった人は、松の内明け1月8日(月)~2月3日(金)、立春の前日に掛けて「寒中見舞い」を出しましょう。

時候の挨拶は「残寒の候」「余寒厳しき折りから」などがあり、結びには「まだまだ厳しい寒さが続きますが、どうぞ風邪など召されませぬように」などと、お身体を気遣います。

 

 

まとめ:2025年1月:沖縄では旧暦12月の年末年始です

まとめ:沖縄の旧正月は一年の祈願を行います


2025年1月29日(水)は旧暦1月1日、全国的にはお正月も落ち着いた頃に沖縄では旧正月の年末年始を迎えます。そのため2025年1月の沖縄の家庭では新正月・旧正月と続き、慌ただしい日々となるでしょう。

旧正月に向けた沖縄の旧暦行事のなかでも、最も忙しい1日になるであろう日は旧暦1月24日、2025年1月23日(木)です。

ヒヌカン(火の神)がウティン(御天)へ里帰りをするので、家庭では家を掃除して厄払いを行った後、屋敷の神々様・ヒヌカン(火の神)様へ一年の感謝をささげます。

そして最後に、ウティン(御天)へと帰るヒヌカン(火の神)をお線香の煙とともにお見送りするのが、沖縄年末年始の旧暦行事です。

沖縄の旧正月ソーグァチと全国的なお正月は少し異なります。全国的なお正月の迎え方については下記を参考にしてください。

 

 

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