◇2027年1月、沖縄では旧正月に向けた旧暦行事で忙しくなる時期です。
…2027年1月は旧暦11月24日~12月24日にあたり、1月15日(金)には、現代も残る沖縄の旧暦行事「ムーチー(鬼餅)」が訪れます!
●月末の1月31日(日)は、旧正月前の準備にあたる旧暦12月24日です。
本記事では、2027年1月・旧暦11月~12月にあたる沖縄旧暦カレンダーをご紹介します。
本記事を読むことで、沖縄の旧暦行事
・ムーチー(鬼餅)
・旧正月前の「ウグァンブトゥチ(御願解き)」の進め方
・全国的な年末年始の行事
・寒中見舞いを送る時期
…なども分かります。
最後には2027年1月の二十四節気もご紹介しますので、どうぞ最後までお読みくださいね。
※このコラムは、沖縄の供養・仏壇に関するご相談(供養の窓口)を通じて、多くのご家族に寄り添ってきた供養ギャラリーが解説しています。本記事では記事内で自社サービスをご紹介する場合があります。(2026年10月20日更新)
2027年1月|沖縄の旧暦行事カレンダー

◇2027年1月、全国的にはお正月ですが、沖縄の旧暦は11月24日~12月24日にあたります。
…1月8日(金)の旧暦12月1日から、旧正月前の最後の月に入ります。
全国的にはお正月行事で賑わう1月、沖縄の旧暦では、旧正月に向けた準備が始まる時期です。2027年の旧正月は2月7日(日)で、月末の1月31日(日)は、その前の準備にあたる旧暦12月24日です。
ただ、沖縄では「ムーチービーサー(ムーチーの寒さ)」とも言われ、寒さが極限まで訪れる日ともされる「ムーチー(鬼餅)」が、旧暦12月8日、2027年1月15日(金)にやってきます。
●ムーチー(鬼餅)は沖縄で現代も残る旧暦行事ですよね。
…もち粉で作ったおもちを月桃の葉に包んで蒸す「ムーチー(鬼餅)」をいただき、寒さ厳しい折に健康を祈願する行事です。
| <2027年1月(旧暦11月・12月):沖縄の旧暦カレンダー> | |
| [旧暦行事] | [暦] |
| ①チィタチの拝み (一日の拝み) | ・2027年1月8日(金) (旧暦12月1日) |
| ②ムーチー (鬼餅) | ・2027年1月15日(金) (旧暦12月8日) |
| ③ジュウグニチの拝み (十五日の拝み) | ・2027年1月22日(金) (旧暦12月15日) |
| ④ウグァンブトゥチ (御願解き) | ・2027年1月31日(日) (旧暦12月24日) |
●旧暦12月24日は、家を大掃除したあとの「ヤシチヌウグァン(屋敷の御願)」から始まり、
「ウグァンブトゥチ(御願解き)」、ヒヌカンの上天の拝みまで、一連の御願を行う日です。
2026年12月21日(月)の「ウンネーウイミ(芋折目)」は、12月版でご紹介しています。
[2026年12月の旧暦行事]
・【沖縄旧暦カレンダー2026】新暦12月(旧暦10・11月)☆トゥンジー(冬至)の行い方
[2027年1月、全国的な正月行事の進め方]
・2027年1月、全国的な正月行事にはなにがある?松の内・鏡開きの日程は?初詣も紹介
沖縄の旧暦12月1日(2027年1月8日)|チィタチの拝み

◇チィタチの拝み(一日の拝み)は、旧暦1日にヒヌカン(火の神)へ捧げる、一ヶ月の始まりの御願です。
…2027年1月8日(金)は、旧暦12月1日です。
ヒヌカン(火の神)は、祀る家を守る「竈(かまど)の神様」で、家庭では台所に祀ります。毎月旧暦1日・15日は、そのヒヌカンへ感謝を捧げる日です。お供えとお線香は、次の表のとおりです。
| <ヒヌカンの拝み方> | |
| 【お供え物】 | ・ウブク(ご飯)×3膳 ・お酒 ・マース(お塩) ・ミジティー(お水) ・供え葉 |
| 【お線香】 | ●ジュウゴフンウコー(十五本御香) ・日本線香…15本、もしくは5本 ・ヒラウコー…タヒラ半(2枚半) |
この他、日ごろからのお供え物としてミジティー(水)・お酒・供え葉を整えてください。沖縄で定番の供え葉はチャーギ・クロトンなど、沖縄のスーパーでも販売しています。
●チィタチ(一日)と、ジュウグニチ(十五日)の違いは、チィタチが新月(朔月)、ジュウグニチが満月にあたる点です。
…2027年は、1月8日(金)が新月です。
月が満ちる満月は願いも満ちる時、満月のジュウグニチ(十五日)が祈りが叶ったことへの感謝を伝える日であるのに対して、これから願いが満ちて行く新月・朔月であるチィタチ(一日)は、ガンタティー(願立て)、つまり願いを立てる日となります。
【スタッフのマメ知識】
ヒヌカン(火の神)は、家族の日々の暮らしを守る神様。世界平和のような大きな願い事と言うよりは、この1ヵ月が家族安泰・平穏であるように祈願をする場です。
近年は、経済的な守護を願い、一から灰を作って祭壇を仕立てる家庭も増えました。ヒヌカンの仕立て方は、下記コラムをご参照ください。
[ヒヌカンの仕立て方]
・【沖縄のヒヌカン】ヒヌカンの始め方。親から引き継ぐ、一から仕立てる2つの方法を解説
[ヒヌカンへ旧暦1日・15日の拝み方]
・【沖縄のヒヌカン】旧暦1日・15日の拝み方☆お供え物やお線香の本数など解説!
沖縄の旧暦12月8日(2027年1月15日)|ムーチー(鬼餅)

◇ムーチー(鬼餅)は、屋敷に侵入するヤナカジ・シタナカジと呼ばれる厄災を払う、旧暦12月8日の行事です。
…2027年は、旧暦12月8日にあたる1月15日(金)で、全国の小正月と同じ日です。
ヤナカジ・シタナカジは疫病も意味するので、真冬の寒さ「ムーチービーサー」のなか、インフルエンザなど冬の流行り病を追い払う役目もあったのでしょう。
ムーチー(鬼餅)では、もち粉で作ったタネをサンニン(月桃)や桑の葉に包んで蒸し、できあがったムーチーを家族でいただいて、健康を祈願します。
●子どもは年齢分だけムーチー(鬼餅)をビニール紐などで繋げて、屋敷の梁からかける風習も有名ですよね。
ムーチーはヒヌカン(火の神)・お仏壇にも、それぞれ供えます。
[沖縄の旧暦12月8日:ムーチー(鬼餅)]
・【2027年度最新版】旧暦12月8日、沖縄のムーチー(鬼もち)はいつ?意味・作り方・行い方を解説!
沖縄の旧暦12月15日(2027年1月22日)|ジュウグニチの拝み

◇ジュウグニチの拝み(十五日の拝み)は、旧暦15日にヒヌカン(火の神)へ捧げる、感謝の御願です。
…2027年1月22日(金)は、旧暦12月15日で、満月と同じ日です。
ヒヌカン(火の神)へ、毎月の感謝を伝える日です。お供えやお線香の本数は、チィタチの拝みと同じで、白ウブク3膳と「ジュウゴフンウコー(十五本御香)」で拝みます。
●旧暦15日は満月の頃にあたるため、昔は「月が満ちるように家も満ち足りるように」との願いも込められてきました。
…2027年1月は、満月も22日(金)で、ジュウグニチと同じ日です。
旧暦12月15日は、旧暦の年内最後のジュウグニチです。9日後の1月31日(日)は旧暦12月24日で、一年の御願を解くウグァンブトゥチを迎えます。
沖縄の旧暦12月24日(2027年1月31日)|屋敷の御願とウグァンブトゥチ(御願解き)

◇沖縄の旧暦12月24日は、旧正月に向けた準備の日で、屋敷の御願とウグァンブトゥチ(御願解き)を行います。
…2027年は、旧暦12月24日にあたる1月31日(日)です。
全国の新正月前の大掃除「煤払い」と同じ役割の日で、沖縄では、家を大掃除して清めたあと、一年の感謝を神様へ伝えます。
●旧暦12月24日の儀礼は、次の3つです。
①ヤシチヌウグァン(屋敷の御願)
…家を守る神々様へ、一年の感謝を捧げます。
②ウグァンブトゥチ(御願解き)
…ヒヌカン(火の神)から、一年の祈願(ガンタティー)を請い下げます。
③上天の拝み
…里帰りをするヒヌカン(火の神)を、お見送りします。
●ウグァンブトゥチ(御願解き)では、赤ウブク(赤飯)を3膳、ウチャヌク(お茶の子)を3組供え、ジュウゴフンウコー(十五本御香)で拝みます。
…ヒヌカン(火の神)のウコール(香炉)の灰も、この日にあわせて掃除するのが、昔からの流れです。
屋敷の御願は、ヒヌカンや仏壇のほか、敷地の四隅・門・トイレなどの神様へも感謝を伝える御願で、春・秋のお彼岸と旧暦12月24日の、年3回行う風習があります。
ヒヌカン(火の神)は、この一年の記録を持って、旧暦12月24日から旧暦1月4日ごろ(地域によって異なる)まで、天界のウティン(御天)へ里帰りするとされています。
【スタッフのマメ知識】
喪中の家でも、旧暦12月24日のウグァンブトゥチは、お祝い事ではないので、行って問題ありません。
紅白のかまぼこやしめ縄などの正月飾りは控え、神様への儀礼は行います。
[旧暦12月24日の流れ]
・沖縄でウグァンブトゥチ(御願解き)を解説!旧正月準備・旧暦12月24日の流れを解説
[屋敷の御願]
・【屋敷の御願とは】6柱10か所の拝み方と現代のやり方を全解説|旧暦12月24日・春彼岸・秋彼岸
[ヒヌカン(火の神)上天の拝み]
・【沖縄の旧暦行事】旧正月前に行う、旧暦12月24日ヒヌカン送り「上天の拝み」とは?
2027年1月|全国の年中行事カレンダー

◇2027年1月、全国では、松の内・初詣・七草粥・鏡開き・成人の日・小正月・二十日正月と、お正月の行事が続きます。
…沖縄でも、新正月は全国と同じようにお祝いし、旧正月(2027年は2月7日(日))は、その後に迎えます。
2027年は、1月11日(月)の鏡開きと成人の日が、同じ日になります。
松の内|2027年1月1日(金)~7日(木)
◇松の内は、正月飾りを立てて、新年の歳神様をお迎えする期間で、一般的には1月7日までです。
…2027年は、1月1日(金)~7日(木)です。
関東では1月7日まで、関西では1月15日までとする地域もあり、地域差が見られます。この間は門松やしめ縄飾りを飾り、歳神様が家に留まってくださると考えられています。
●正月飾りを片付ける日は、松の内が明ける1月8日、鏡開きの1月11日、小正月の1月15日など、家庭によって異なります。
…沖縄では、新正月に飾ったしめ縄を、旧正月まで掛け続ける家もあります。
片付けた正月飾りは、「どんど焼き」などの火祭りで焚き上げるのが習わしです。
[正月飾りの片付け時期]
・【2027年度最新版】お正月はなぜ祝うの?正月飾りの飾り方・飾る時期・片付け方と処分方法
初詣|2027年1月1日(金)~3日(日)
◇初詣は、新年に初めて神社や寺院へ参拝し、一年の健康と家内安全を祈願する行事です。
…2027年は、1月1日(金)~3日(日)の三が日に、多くの人が参拝します。
参拝の際には、おみくじを引いたり、お札やお守りを授かるのが一般的です。
破魔矢や熊手などの縁起物を持ち帰り、一年の福を呼び込みます。沖縄でも、地元の拝所や寺院に参拝する家庭があり、「新しい年を神仏に誓う」大切な行事となっています。
[沖縄の初詣]
・2027年新正月!沖縄で初詣におすすめ神社・寺院は?知っておきたい初詣マナーも紹介
七草粥|2027年1月7日(木)
◇七草粥は、1月7日の朝に、春の七草を入れたお粥をいただいて、一年の無病息災を願う行事です。
…2027年は、1月7日(木)で、松の内の最終日です。
七草は、せり・なずな・ごぎょう・はこべら・ほとけのざ・すずな・すずしろの7種類です。お正月のご馳走で疲れた胃腸を、休める意味もあります。
●沖縄では、旧暦1月7日の「ナンカヌシク(七日節句)」に、沖縄野菜を入れた雑炊「ナージューシー(菜雑炊)」をいただきます。
…2027年の旧暦1月7日は、2月13日(土)です。
[全国の七草粥]
・【2027年度最新版】全国の七草粥はいつ、なぜ食べる?春の七草と効能・簡単レシピも紹介
[沖縄の七草粥]
・沖縄の七草粥、ナンカヌシク(七日節句)の過ごし方|2027年はいつ?沖縄の七草は?
鏡開き|2027年1月11日(月)
◇鏡開きは、正月に飾った鏡餅を下ろしていただく行事です。
…2027年は、1月11日(月)で、成人の日と同じ日です。
鏡餅を木槌で割り、お汁粉や雑煮にして家族で食べて、一年の無病息災を願います。
鏡餅は歳神様の依り代とされるため、刃物を使わず「開く」と表現するのが習わしです。食べることで神様の力をいただき、家族の健康を守ると信じられてきました。
成人の日|2027年1月11日(月・祝)
◇成人の日は、新成人を祝いはげます国民の祝日で、毎年1月の第2月曜日です。
…2027年は、1月11日(月)です。
もともとは「1月15日」に定められていましたが、ハッピーマンデー制度により、1月の第2月曜日へ変更されました。
2022年4月から、成年年齢は18歳に引き下げられましたが、成人式は、20歳を対象にする自治体が多いです。沖縄でも成人の日は全国と同じく、華やかな着物や衣装をまとい、盛大に祝います。
[参照]
・内閣府「国民の祝日について」
小正月|2027年1月15日(金)
◇小正月は、1月15日に小豆粥を炊いて食べ、一年の健康や豊作を祈願する行事です。
…2027年は、1月15日(金)で、沖縄では旧暦12月8日のムーチー(鬼餅)と同じ日です。
「女正月」とも呼ばれ、家庭の女性を労う日とされてきました。
正月三が日や松の内が「大正月」であるのに対し、小正月は家庭的な行事です。
正月飾りを焚き上げる「どんど焼き」も小正月に行われ、火にあたることで無病息災や学業成就を願う風習が、全国各地に伝わっています。
●沖縄では、旧暦1月14日を「ソーグァチグァー(小正月)」と呼びます。
…2027年の旧暦1月14日は、2月20日(土)です。
二十日正月|2027年1月20日(水)
◇二十日正月は、正月行事の締めくくりとされる、1月20日の行事です。
…2027年は、1月20日(水)です。
地域によっては、正月料理に使った魚の骨や頭までいただいて、お正月を納める風習があり、「骨正月」とも呼ばれます。
●沖縄では、旧暦1月20日に「ハチカソーグァッチ(二十日正月)」があります。
…2027年の旧暦1月20日は、2月26日(金)です。
[全国で行われる正月行事]
・2027年1月、全国的な正月行事にはなにがある?松の内・鏡開き、初詣はいつ?
2027年1月17日(日)~2月3日(水)|冬土用

◇2027年1月17日(日)~2月3日(水)は、冬土用です。
…立春(2月4日(木))の前日までの約18日間で、土いじりを忌む期間とされます。
土用とは?何をする?
◇土用とは、立春・立夏・立秋・立冬の前に訪れる、約18日間のことです。
…冬土用は、立春前の約18日間にあたります。
季節の移り変わりを掴む暦「雑節(ざっせつ)」のひとつで、節分やお彼岸も、雑節にあたります。季節の変わり目は体調を崩しやすいため、体を労わる時期です。
冬土用の「丑の日」と「未の日」
◇冬土用には、うなぎをいただく「丑の日」と、「ひ」の付く食べ物をいただく「未の日」があります。
…2027年は、丑の日が1月22日(金)と2月3日(水)、未の日が1月28日(木)です。
| <2027年|冬土用の丑の日・未の日> | |
| 【一の丑】 | 2027年1月22日(金)…辛丑 |
| 【二の丑】 | 2027年2月3日(水)…癸丑 |
| 【未の日】 | 2027年1月28日(木)…丁未 |
夏の土用の丑の日に、うなぎをいただいて精気を養う風習は、有名ですね。実は、冬の土用にも丑の日があり、「寒の土用の丑の日」として、うなぎをいただく人もいます。冬の方が脂が乗っていて好きだと言う人も多いので、いただいてみてはいかがでしょうか。
●冬土用は「未(ひつじ)」の日なので、未の頭文字「ひ」の付く食べ物が、行事食です。
…また赤い食べ物が良いともされます。ヒジキ煮やひらめ、赤い食べ物ではトマトやタコも、行事食になるでしょう。
2027年1月17日(日)~「冬土用の間日」とは?
◇土用の期間は、土いじりをしてはならないとされます。
…土用は、土を担う神様「土公神(どこうしん)」の支配する期間とされるためです。
●建築の基礎工事・造園・井戸掘りなど、土いじりはタブーとされ、建築の完成を祝う「地鎮祭」も、土用は避ける人が多いです。
けれども約18日間もありますから、畑仕事ではいつまでも土いじりをしない訳に行かないこともありますよね。そのため土用期間でも、間日(まび)は、土いじりが許されています。
| <2027年|冬土用の間日> | |
| 1月23日(土) | …壬寅 |
| 1月24日(日) | …癸卯 |
| 1月26日(火) | …乙巳 |
●土いじりもタブーですが、この時期は、新しい事を始める行為も避ける時期とされます。
…大きな契約や引っ越しなどの移動も、避ける人がいます。
全国的には土地を司る神様は「土公神」ですが、沖縄では各地の集落を守護する土地神さま「土帝君(トゥーティークン)」が、土公神にあたるでしょう。
[参照]
・国立天文台「令和9年(2027)暦要項|二十四節気および雑節」
寒中見舞いを出す時期とマナー(2027年1月8日~2月3日)

◇寒中見舞いは、松の内が明ける1月8日から、立春の前日までに出す、寒さを気遣う挨拶状です。
…2027年は、1月8日(金)~2月3日(水)が投函の目安です。
年賀状のやり取りがひと段落する松の内明けからは、「寒中見舞い」を出す時期に入ります。年賀状は1月7日までに出し、8日以降は、寒中見舞いに切り替えます。
寒中見舞いとは?
◇寒中見舞いは、冬の寒さが厳しい「寒中」の期間に出す、相手の体調や暮らしを気遣うお便りです。
…「寒中」は、小寒(2027年1月5日)から、立春の前日(2月3日)までの期間です。
年賀状との違いは、「新年のお祝い」ではなく、「寒さの中での無事を祈る」ことに重点がある点です。喪中の相手への挨拶や、年賀状を出しそびれたときの代わりとして、使われてきました。
●喪中ハガキを出しそびれた相手から年賀状をいただいた場合も、年賀状欠礼のお詫びとともに、寒中見舞いを送ると良いでしょう。
寒中見舞いを出す時期
◇松の内が過ぎてから、立春の前日までが、寒中見舞いを出す適切な期間です。
…松の内は、関東では1月7日まで、関西では1月15日までとされます。
●2027年は、1月8日(金)から2月3日(水)までが目安となります。
年賀状を出すタイミングを逃した場合や、喪中の方への配慮として、この期間に送ると失礼がありません。立春(2月4日)を過ぎたら、「余寒見舞い」として送ります。
[喪中ハガキはいつ出す?マナーは?]
・喪中ハガキはいつ出す?【2026年度版】マナーと文例・出す相手まで徹底解説
寒中見舞いの書き方とマナー
◇寒中見舞いは、「寒中お見舞い申し上げます」という言葉から始めるのが一般的です。
…その後に、相手の健康を気遣う言葉と、自分の近況を簡潔に伝えます。
●年賀状のように「おめでとうございます」といった、新年を祝う表現は避けます。
喪中の相手に出す場合も、控えめで落ち着いた文面にします。
寒中見舞いを出すときの注意点
◇喪中ハガキを受け取った相手に年賀状を出してしまった場合は、改めて寒中見舞いを送ります。
…気持ちを伝え直すことができます。
●年賀状を準備できなかった場合の代わりにも、使えます。
相手を気遣う便りなので、長文や派手なデザインは避け、簡潔で誠意のある一枚にまとめます。
[寒中見舞いの書き方・マナー]
・【2027年度最新版】寒中見舞いの書き方|いつからいつまで?出すタイミング・マナー・例文も紹介
2027年1月の二十四節気

◇2027年1月、沖縄の旧暦11月・12月の二十四節気は、冬至→小寒→大寒です。
…小寒は1月5日(火)、大寒は1月20日(水)に始まり、立春(2月4日(木))の前日まで続きます。
2027年1月は、旧暦11月24日~12月24日に当たります。「ムーチービーサー」に行うムーチー(鬼餅)を迎えるように、一年のなかでも寒さが厳しい、立春前の季節を迎えます。
| <2027年1月:沖縄の旧暦11月・12月の節気> | ||
| 【二十四節気】冬至(とうじ) ●七十二候 | ||
| (末候) | 雪下出麦 (ゆきわたりてむぎのびる) | ・1月1日(金)~1月4日(月) |
| 【二十四節気】小寒(しょうかん) ●七十二候 | ||
| (初候) | 芹乃栄 (せりすなわちさかう) | ・1月5日(火)~1月9日(土) |
| (次候) | 水泉動 (しみずあたたかをふくむ) | ・1月10日(日)~1月14日(木) |
| (末候) | 雉始雊 (きじはじめてなく) | ・1月15日(金)~1月19日(火) |
| 【二十四節気】大寒(だいかん) ●七十二候 | ||
| (初候) | 款冬華 (ふきのはなさく) | ・1月20日(水)~1月24日(日) |
| (次候) | 水沢腹堅 (さわみずこおりつめる) | ・1月25日(月)~1月29日(金) |
| (末候) | 鶏始乳 (にわとりはじめてとやにつく) | ・1月30日(土)~2月3日(水) |
小寒は「寒の入り」で、ここから寒さが厳しくなります。大寒は、一年で最も寒さが厳しい頃とされ、立春の前日の2月3日(水)まで続きます。
1月の沖縄の味|ムーチー(鬼餅)
◇沖縄の1月の味は、旧暦12月8日に食べる「ムーチー(鬼餅)」です。
…2027年は、1月15日(金)です。
沖縄のムーチーは、全国的なもち(もち米をついて作るもち)とは違い、もち粉と水で作った種を、月桃(サンニン)の葉に包んで、蒸して作ります。
●旧暦12月8日ごろは、沖縄で「ムーチービーサー」と呼ばれ、一年のなかでも最も寒い時期と言われます。
…月桃の強い香りは、邪気を寄せ付けないとされ、寒さのなか、ムーチーは健康祈願に使われてきました。
近年は、紅芋などで色を付けたムーチーも人気です。
【スタッフのマメ知識】
赤ちゃんがいる家庭では、「初ムーチー」として、ムーチーを近所に配ることもあります。最近は、沖縄ファミリーマートでも、ムーチーの頃に、ムーチーまん(中華まん)やチルドデザートのムーチーが、期間限定で販売されることがあります。
[参照]
・沖縄ファミリーマート「2026年1月13日週発売の新商品情報」
1月の沖縄の花|寒緋桜(カンヒザクラ)
◇沖縄の1月の花は、日本一早く咲く桜、寒緋桜(カンヒザクラ)です。
…1月上旬から2月初旬ごろに、見頃を迎えます。
本土のソメイヨシノとは違う種で、釣り鐘状に下を向いて咲く、濃い桜色の花です。沖縄では、気温の低い北部から南へ、桜前線が下っていくのが特徴です。
●本部町の八重岳では、日本一早い桜まつり「もとぶ八重岳桜まつり」が、例年1月中旬から2月上旬ごろに開かれます。
…名護さくら祭りは、毎年1月最後の土・日曜で、2027年は1月30日(土)・31日(日)にあたります。
[参照]
・国立天文台「令和9年(2027)暦要項|二十四節気および雑節」
まとめ|沖縄の旧暦12月(新暦1月)は、ムーチーと御願解きで、旧正月を迎える準備をします

◇2027年1月は、沖縄の旧暦11月24日~12月24日で、1月15日(金)のムーチーと、1月31日(日)の御願解きが訪れます。
…旧暦12月24日は、屋敷の御願とウグァンブトゥチ(御願解き)を行い、2月7日(日)の旧正月を迎える準備をする日です。
毎月のチィタチ(1月8日(金))とジュウグニチ(1月22日(金))の拝みもあり、旧暦の年末へ向けて、家庭の御願が続く月です。
●ムーチー(鬼餅)は、沖縄で「ムーチービーサー」と呼ばれる寒さのなか、月桃の葉で包んだムーチーをいただいて、家族の健康を祈願します。
…1月31日(日)は、家を大掃除して、一年の感謝を伝え、祈願を請い下げます。
全国的には、松の内・初詣・七草粥・鏡開き・成人の日・小正月と、新年の行事が続きます。沖縄では、新正月も旧正月もお祝いし、新正月に飾ったしめ縄を、旧正月まで掛ける家もあります。
[沖縄の新暦2月(旧暦12月・1月)の旧暦行事]
・【沖縄旧暦カレンダー2027】新暦2月(旧暦12月・1月)☆沖縄の旧正月到来!年始行事は?
【執筆・監修:供養の知恵袋編集長】

株式会社琉球メモリアルパーク 企画担当 仲間 仁史
2021年11月入社。
仏壇販売、商品仕入れの他、IT企業に務めていた前職の経験を活かして当社Webサイト等の運営も担当。
お客様やお取引先から学んできた知識や経験を発信いたします。
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