手元供養とは、どういう意味?良くない?やり方や必要なもの、いつまでにすればいいの?

2023.07.01
手元供養とは、ご遺骨を手の届く場所で供養することです。ご遺骨を粉骨してコンパクトに加工し、自宅で祀りやすい方法が増えています。本記事では、手元供養とはどのような供養か?「良くない」と言われる理由や、手元供養のやり方、必要なものが分かります。

手元供養とは、ご遺骨を手の届く場所で供養することです。ご遺骨を粉骨してコンパクトに加工し、自宅で祀りやすい方法が増えています。本記事では、手元供養とはどのような供養か?「良くない」と言われる理由や、手元供養のやり方、必要なものが分かります。

・「手元供養」とは、どういう供養?
・「手元供養は良くない」とは、どういうこと?
・手元供養のやり方は?

手元供養」とは、ご遺骨を手の届く場所で供養することです。
ご遺骨を粉骨してコンパクトに加工し、自宅で祀りやすい手元供養が増えています。

本記事を読むことで、手元供養とはどのような供養か?「手元供養が良くない」と言われる理由や、手元供養のやり方、必要なものが分かります。
 

「手元供養」とは?

沖縄での仏壇購入は、旧七夕やユンヂチが適しています
◇「手元供養」とは、ご遺骨を自宅など手の届く場所に祀り供養することです

「手元供養(てもとくよう)」は名前の通り、家族のご遺骨を自宅や手元に祀り、供養をすることを差します。
ただし「手元供養」と呼ぶ時、2つの意味があるので注意をしてください。
 

<「手元供養とは:2つの意味>
●手元供養…ご遺骨を個人で管理供養する方法全般
・「手元供養」 …キーホルダーなどにご遺骨を入れて持ち歩く供養
・「自宅供養」 自宅にご遺骨を祀り供養する

 
そのため全骨を手元供養にした場合、お墓や納骨堂など、ご遺骨の安置場所を必要としません。
持ち歩く供養を「手元供養」とするのは、「自宅供養」との区別を付けるためでしょう。
 

<手元供養とは:2つの種類>
[種類] [内容] [アイテム]
●手元供養 ・遺骨を手元で供養する
(狭義の手元供養)
・ペンダントトップ
・ブレスレット
・キーホルダー
…など
●自宅供養 ・ご遺骨を自宅で祀る ・骨壺
・手元供養仏壇
・仏壇
…など

 
また「ペットの手元供養」とは、ペットが亡くなるとペット火葬場で火葬し、ご遺骨を手元に残し、供養することです。

現代はペットも火葬による供養が一般的になりました。
そのためペットの手元供養以外にも、納骨堂や合祀墓などのペット供養があり、ペットの手元供養も、そのなかのひとつの選択肢です。

●今回は、家族の手元供養とは何か?について解説します。
 

 

手元で供養する「手元供養」とは

◇「手元供養」とは、家族のご遺骨を、アクセサリーに収納し持ち歩き供養します

火葬した家族のご遺骨を粉骨して、その一部をペンダントトップやキーホルダーに納めて、手元で供養する方法です。
 

<手元供養とは:「手元供養」>
[特徴] 持ち歩ける
・ベッド脇などに安置
・遺骨は少ない
・分骨による供養が多い
[アイテム] ペンダントヘッド 
・ブレスレット
キーホルダー
・ダイヤモンド加工
[費用目安] ・約1,500円~10万円以上

 
手元で供養する「手元供養」とは、ペンダントヘッドやブレスレッドなどに納めて持ち歩き、一緒の時間を過ごし供養できる方法です。

そのため配偶者や子どもなど、より思い入れが深い家族のご遺骨に対して選択をする人が多いでしょう。
 

 

自宅に祀る「自宅供養」とは

◇「自宅供養」では、ご遺骨を自宅に祀り供養します

家族のご遺骨を手の届く場所で供養することは変わりませんが、自宅供養では、自宅に祭壇などを設けて、お仏壇のお世話をする要領で供養をする方法です。
 

<手元供養とは:「自宅供養」>
[特徴] 自宅に祀る
・リビングなどに安置
・全骨を祀ることも可
[アイテム] ・仏壇
手元供養仏壇(ミニ仏壇)
ステージのみ
・骨壺のみ
[費用目安] 約0円~10万円以上

 
火葬場で受け取ったご遺骨を前に、お花やお水を供えて供養することも、手元供養のひとつですので、この場合は特別な費用は掛かりません。

多くの手元供養では、ご遺骨をパウダー状に粉骨した後、コンパクトな手元供養専用の骨壺で祀り供養します。
 

 

「手元供養は良くない」とは?

「手元供養は良くない」とは?
◇「手元供養は良くない」とする考え方もありますが、それは誤解です

昔の日本では土葬の風習があったため、ずっとご遺骨をお墓に埋葬してきました。
そのため高齢の親族などから反対を受けることもあるでしょう。
 

<「手元供養は良くない」とは>
[良くないとする] [伝え方・対策]
●埋葬しないと成仏しない ・仏教的な考え方
埋葬しない供養もある
(納骨堂など)
●自宅にご遺骨がある 洗骨、殺菌、粉骨をする
・火葬場から戻されたままではない
●法律に反するのでは? ・手元供養は「埋葬」に当らない

 
「手元供養はどの宗教でもできますか?」との相談も多いですが、手元供養は無宗教をはじめ、菩提寺がある仏教徒の人々でも選択しています。

そのため、宗教に左右されることはないでしょう。
ただ宗教により位牌と骨壺を祀る、などの方法もあります。
 

 

手元供養とは、法的に問題ないの?

◇手元供養は、法律に違反する供養方法ではありません

確かにご遺骨は、知事が定めた管理者が運営する霊園や墓地に埋葬します。
自分の土地であっても、庭や裏山に許可なく人のご遺骨を埋葬すると遺棄にあたり、法律に違反する行為です。

ご遺骨の扱いに関する法律「墓埋法」では、下記のように記されています。
 

<手元供養とは:墓埋法>
「定められた墓地以外に埋葬(土に埋める行為)してはならない」

 
けれども手元供養はご遺骨を自宅に祀るため「埋葬」にあたりません
ご遺骨を手元で保管する、粉骨したりダイヤモンドなどに加工する人々も増えましたが、法律に反することなく、自由な選択ができます。
 

手元供養のやり方は?

手元供養のデメリット?位牌は必要?
◇手元供養では、ご遺骨を骨壺やアクセサリーに収納します

手元供養の基本的なやり方は、手元供養専用の骨壺やアクセサリーを購入し、ご遺骨を納める方法です。

火葬場から受け取ったままの骨壺では、サイズも大きくものものしいため、一般的には自宅に祀ってもおしゃれにまとまる、手元供養専用の品を用意します。
 

<手元供養とは:やり方>
[手順] [サービス] [費用]
(1)収納する品を購入する 骨壺
・アクセサリー
・約1,500円~
(2)ご遺骨を粉骨する ・洗骨
・殺菌
・乾燥
粉骨
・約30,000円/1柱~
(3)必要なものを用意する ・おりん
・仏具
ステージ
・仏壇
…など
・約30,000円~
(4)ご遺骨を祀る リビング
・ベッドサイド
…など
・約0円~
(5)供養をする お供え
・お線香
・合掌
・約0円~

 
現代の手元供養とは、お墓を持たない供養の選択肢です。
位牌を祀らない手元供養も多く、昔ながらの日本や沖縄の供養の仕方とは違います。

そのため家族や親族には、最初に理解を得るように話し合うと、よりスムーズに進むでしょう。
 

 

(1)収納する品を購入する

◇まず、ご遺骨を収納する骨壺やアクセサリーを購入します

手元供養とは、まだ新しい供養の形で決まり事はありません。
そのためまずは、ご遺骨を収納する器があれば、すぐに手元供養ができます。
 

<手元供養とは:収納する品>
[手元供養] ・骨壺
・ミニ骨壺
・喉仏用骨壺
[アクセサリー] ・ペンダントヘッド
・キーホルダー
・ブレスレット
・リング

 
小さなご遺骨を分骨し手元供養とする場合、予めご遺骨を収納する品を購入して持参すると、火葬場で納めることができるでしょう。

アクセサリーにご遺骨を納める場合には、多くが粉骨をしなければ納められない商品が多いです。
 

 

(2)ご遺骨を粉骨する

◇ご遺骨の粉骨は、専門業者に依頼します

ご遺骨の粉骨は専門業者に依頼しましょう。
自宅でご遺骨を粉骨することも法的に問題はありませんが、あまり気持ちの良いものではありませんし、精神的にも哀しみを増長し兼ねません。
 

<手元供養とは:粉骨>
[手元供養] 仏壇仏具店
・葬儀社
散骨業者
[費用目安] 約3万円/1柱~

 
また火葬場でご遺骨の一部を骨壺に合わせて分骨した場合、粉骨の手順を踏まずに手元供養を進めることもあります。

一般的に粉骨をせずに手元供養をする場合、「仏様の形をしている」とされる喉仏のご遺骨を祀る人が多いです。
 

 

(3)必要なものを用意する

◇手元供養の品は、仏壇仏具店で購入できます

沖縄でも現代は仏壇仏具店に行くと、手元供養専用の仏具を扱っているでしょう。
手元供養と仏壇との仏具の違いは、手元供養の方がコンパクトな祭壇が多く、費用も割安で収まる点です。
 

<手元供養とは:仏具>
[最初に揃える] ●骨壺 
●おりん
●仏具
・燭台
・香炉
・花立
・仏飯器
…など
[祭壇に祀る] ・ミニ仏壇
・ステージ(祭壇)
…など
[その他] ・写真立て
・お線香
・ロウソク
・生花

 
手元供養の品は、選ぶ仏具や祀り方により金額幅が広いでしょう。
シンプルなステージと遺影、香炉、花立てのみの小さなセットで約20,000円以下~用意することもできます。
骨壺だけであれば約5,000円以下の品もあるでしょう。
 

 

(4)ご遺骨を祀る

◇手元供養でご遺骨を祀る場所は、ベッドサイドやリビングが多いです

手元供養とは自由な供養の形ですから、一般的な仏壇のように「西方浄土に向かい拝むように」など、決まり事はありません。

けれどもキッチンなど水場など、祀っていて気持ちの良くない場所はあるでしょう。
 

<手元供養とは:祀る場所>
[タブー(良くない場所)] ●水回り
・キッチン
・洗面所
●敬う場所
・目線より下
・神様の真下
[多い場所] ・ベッドサイド
リビング
(テレビ脇)

 
来客が頻繁に訪れる家でリビングでの手元供養は避けられがちですが、故人を家族で囲むリビングは、温かな供養の場として人気です。

手元供養専用の祭壇のなかには、扉を閉めると手元供養とは分からないデザインのものも多いため、このような祭壇を選んで、来客時には扉を閉めるのも良いでしょう。
 

(5)供養をする

◇供養の基本は、生花・お水・仏飯・お線香・ロウソクです

手元供養とは手元で供養をすること、そのメリットは大切な故人へ、毎日のお世話や供養ができることです。
基本的な供養は「五供(ごくう)」と呼ばれ、下記5点を供えます。
 

<手元供養とは:供養をする>
[五供] [お供え] [役割(意訳)]
●花 ・生花、造花 あなたに感謝
●水 ・お水 ・心を清める
渇きを癒す
●飲食(おんじき) ・ご飯
・食べ物
日常に感謝
(毎日の食事)
●香 ・お線香 故人へ捧げる
・仏様の慈悲
●灯明 ・ロウソク 繋がる道を照らす
・気付き(智慧)
・闇や煩悩を照らす

 
役割としては、例えばお花であれば、置かれた場所で忍耐し咲きながら、通り過ぎる生きる者へ、この世の儚さや癒し、美しさを説きますが、ここでは「供養の役割」として意訳をしました
 

 

手元供養とは、いつまでにする?

手元供養とは、いつまでにする?
◇手元供養は一般的に、四十九日法要までに整えます

手元供養をするのに期限はありませんが、一般的に忌明けとなる四十九日法要を目安に進める人が多いです。
 

<手元供養とは:いつまでにする?>
[四十九日] 故人の霊魂が成仏する
・四十九日法要がある
・お墓では納骨の目安
[いつでも] グリーフケアでの手元供養
・お墓を建てている
・墓じまいで取り出した遺骨

 
従来の沖縄では葬儀当日の納骨式が多かったのですが、現代は本州の風習に倣い、四十九日法要を目安に納骨式を行うことが増えました。

手元供養か、他の供養方法かを迷っていた家族が、四十九日法要を目安に決めることも、背景にあるでしょう。
 

 

手元供養はずっとできる?

◇自宅にご遺骨を保管し供養することに問題はありません

昔からの日本の風習として「ご遺骨はどこかに納骨・埋葬しなければならない」考え方もありますが、法的にはいつまでも手元供養ができます。
 

<手元供養とは:ずっとできる?>
●法的には問題がない
[納骨のタイミング] 祭祀者が亡くなった時
・祭祀者が供養できなくなった時
[いつか納骨するために] 火葬証明書(埋葬許可証)は残しておく
(遺骨の証明となる)
[後々の供養方法] ●永代供養
・納骨堂
・合祀墓
●自然葬
・樹木葬
・散骨

 
ただ、手元供養をしている人が亡くなった時、あまり御縁のない遺骨を自宅で管理供養してくれる人は、なかなか見つからないかもしれません。

また夫婦の場合、祭祀者である配偶者が老人ホームに入るタイミングでも、手元供養をしていたご遺骨を埋葬することがあります。

「永代供養」とは、ご遺骨の管理や供養を、家族に代わり霊園や墓地、納骨堂などの施設管理者に、永代に渡って任せることです。
 

 

まとめ:手元供養とは、手元でご遺骨の管理供養をすることです

まとめ:手元供養とは、手元でご遺骨の管理供養をすることです
手元供養とは、ご自宅など手の届く場所でご遺骨を安置し、管理や供養を行うことを差し、現代ではお墓のない新しい供養の形として広がっています。
手元供養が広がる理由には、下記のような事例がありました。
 

・遠方のお墓に埋葬すると、お墓参りができない
・納骨するお墓がない
・マンションで大きな仏壇を置けない

 
ただ昔から「遺骨はお墓に納骨するもの」とされる日本では、手元供養に親族の理解が得られないなど、デメリットもあります。

下記コラムを参考にしながら、手元供養も含めたご遺骨の供養方法を検討してみてはいかがでしょうか。
 

 


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