・沖縄で行う「終活」とは、どんなもの?
・沖縄で終活を無理なく進めるポイントは?
・沖縄での終活でやるべき13の項目とは?
沖縄で広がる「終活」とは、自分の人生の最期を見据え準備をする作業です。葬儀・お墓・相続等だけではなく、終末期の希望も家族と共有することができます。
また家族と終活の内容を共有することで、万一の時にも家族の負担が軽減されるでしょう。
本記事を読むことで、沖縄での終活ポイント・やるべき13の事柄が分かり、楽しく終活を進めることができます。それぞれの局面で役立つ体験談や、詳細が分かるコラムもご紹介していますので、併せて参考にしてください。
沖縄で行う終活とはどんなもの?
「終活」とは人生の最期を自分で締めくくる準備です。自分に突然死が訪れたとしても、遺された家族が少しでも負担にならないよう、必要な情報を整理します。
ただ終活は遺された家族に役立つばかりではなく、自分の遺された人生に目的を見出し、身軽で充実した時間を見出すためにも有効です。
厚生労働省でも「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)」として終活を推奨し、11月30日を「人生会議」の日と定めました。
「人生会議(アドバンス・ケア・プランニング)」の定義は、人生の最終段階における医療・ケアについて、前もって考え、家族や医療・ケアチーム等と繰り返し話し合い、共有する取組とされます。(厚生労働省「人生会議(ACP)に 関する取組状況 」より)
①終活はいつから始める?
終活を始めるのに決まった年齢はありません。20代~70代以上まで幅広い年齢層の方々が終活を初めています。20代~40代で終活を始めた方々は、生活環境の変化に応じて定期的な見直しが必要です。
ただ生前整理など体力を伴う終活もあるため、60歳~65歳頃までには始めると良いでしょう。元気なうちこそ、対応できる終活もあります。人生は一般的に下記4つのステージで進むためです。
・判断能力が衰えてくる
・判断能力を失う
・自分亡き後の各種手続き
早い段階で終活を始めたい理由は、もしも認知症などを発症したケースがあります。また命に関わる病気に見舞われると、症状の進行とともに判断能力を失う経過を辿るでしょう。
そのため自分が元気なうちに、体力を伴う終活から順番に進めることがポイントです。
・【沖縄おひとりさま終活相談①】一人っ子独身で親の介護が大変!介護離職を考えるけど…
②終活をやらないとどうなる?
終活をしないまま人生の最期を迎えると、遺される家族に大きな負担がかかります。
危篤時には延命治療の有無、状況によっては臓器提供への対応判断を家族が担わなければなりません。大切な家族に対する延命努力をどこで止めるかを決断させるのは酷かもしれません。
自分の希望を適切に伝えることができないため、家族は想像で進めることになります。葬儀にご案内する人々や遺影、納骨先なども希望通りではない可能性もあるでしょう。
最後に家族は相続手続きが難航することもあります。相続人が見つからない・相続財産の申告漏れ・相続人間トラブルなど、思わぬ精神的負担がかかるリスクも大きいです。
・【家族が亡くなったら】死後14日以内に行う事務手続きとは?役所で行う、6つのリスト
・【沖縄の終活体験談①】ひとり親で癌発見。費用や預け先は?亡き後の子どもはどうする?
沖縄で進める終活のポイント
終活には時間がかかることを理解し、焦らず進めることがポイントです。時間とともに体力・思考力の衰えを感じて断念する方もいますが、賢く家族や専門家へ協力を仰ぎましょう。
これからの人生を充実させる目的もあるのに、終活を自分で進めようと抱え込んでしまうと悪影響です。家族と一緒に進めて行くことで、親子の絆も生まれます。
①家族に相談して進める
沖縄で終活を進めるポイントは家族と情報を共有することです。終活により葬儀やお墓の生前契約をしていても、その存在を家族が知らなければ見過ごされてしまいます。
また一緒に終活を進めることで、家族が本当に欲しい情報も分かるでしょう。生前整理も無理をせず、若い人々の力を借りながら進めることもスムーズに進めるポイントです。
②体力がかかるものから始める
終活は時間がかかるものとして進めなければなりません。
タイトなスケジュールを決めて無理に進めようとすると焦りが生じて、じっくりと検討できない・伝え漏れ等のリスクが起きてきます。
長い時間を見越して終活を進めるにあたり、将来的に気にかかる点が体力です。
家の物を断捨離する生前整理に体力を要することはもちろん、お墓や介護施設等の見学も1日に何件も回ることになるでしょう。
③ルールにこだわらない
終活の軸となるのが残る家族に向けた「エンディングノート(終活ノート)」ですよね。エンディングノートは遺言書とは違うので、遺すための決まり事はありません。
長い時間をかけて行う終活で「こうあるべき」「こうしなければならない」とルールを決めてしまうと、ストレスがかかってしまいます。
現代はエンディングノートを市販していますが、項目全てを埋めなくても構いません。タイトなスケジュールもストレスの原因です。ルールにこだわらず、自分のペースで楽しく進めましょう。
沖縄で終活を進める6つの理由
終活を始める目的は穏やかな老後を迎えるためです。「自分亡き後に遺された家族に負担をかけたくない、迷惑をかけたくない」と終活を始める方は多いでしょう。
人生の最期だけではなく、認知症等で判断能力を失った時の不安も終活により解消できます。
財産管理・身元保証・生活サポート等を頼れる家族・親族がいない方にとっても、元気なうちに適切な契約を済ませることで、安心できる老後生活が可能です。
・【沖縄おひとりさま終活相談②】子どもがいない夫婦の終活とは?夫が病弱で老後が心配!
①財産や保険情報を共有できる
財産を整理して可視化することで遺された家族の相続手続きがスムーズになるばかりではなく、放置していた銀行口座等が分かり断捨離できます。
子どもや孫の名義預金も入出金や管理を自分で行っている口座は、自分の財産として申告しなければなりません。予め相続対策ができる点もメリットです。
またタンス預金や貸金庫など本人しか分からない財産を共有できる点もメリットです。家族は相続税の申告漏れを防ぐことができるでしょう。
・【沖縄の終活】名義預金と疑われずに、非課税枠で預貯金を残す方法
②自分の最期を決める
終活は亡き後の事後処理だけではなく、自分の最期に対する希望も伝えることができます。例えば延命治療の有無、脳死時の臓器提供の意思、危篤時に読んで欲しい連絡先等です。
また在宅医療・介護施設への入所等、病気の進行具合や認知症等で判断能力を失った時に希望する医療の形を伝えることもできます。
なかには「かき氷が食べたい」等の人生の最期に食べたい食事等を記載する方、「最期は笑いながら見送って欲しい」等の希望を記載する事例もあるほどです。
・【余命宣告されたら】余命を受けたら、後悔しないために行う10の事柄
③これからの人生が身軽になる
生前整理により家の荷物を断捨離し、不動産等を整理することで抱えている負担が大幅に減少します。使用していない不動産は定期的なメンテナンス、固定資産税等がかかりますよね。
この他、墓じまいをすることで墓主としての負担がなくなります。定期的なメンテナンスや年間管理料等のコストも軽減できるでしょう。
何よりも人生の持ち物を断捨離することで、これからの人生を身軽に生きることができます。
④人生のゴールが分かる
終活は人生の最期をゴールとして進めます。人生の最期をどのような状態や心境で迎えたいか、誰に見送られ、誰に人生の後処理をお願いしたいか、をハッキリと決める作業です。
そのため終活を進めることで必然的に人生のゴール「最期」を見据えた生き方ができます。
終活を進めたことで、今まで信じてきた人生の優先順位が変化する方もいるでしょう。今までは仕事・お金を優先順位として時間を過ごしてきた方が、家族との時間を優先するようになるケースもしばしばです。
・【定年後の沖縄暮らし】定年後の過ごし方☆イキイキおすすめ6つの生き方
⑤家族の負担を軽減できる
終活を済ませておくことで、遺された家族への負担が大幅に軽減されます。特にひとり暮らし等で直近の暮らしぶりを家族が把握していない方は、終活による整理が有効です。
例えば「遺品整理」とは故人の持ち物を整理する作業ですが、数人で何日もかかる大変な作業です。生前整理を済ませていたら時間が大幅に短縮されるでしょう。
法廷相続人リスト・連絡先を作成・財産目録を作成することで、相続手続き等もスムーズに進みます。特に家族も知らない負債等がある場合には、ハッキリと記載すべきです。
・【沖縄の終活相談①】「未成年後見人」とは?小学生の子どもがいるひとり親、親権の終活
⑥孤独死を防ぐ
終活は人生の最期ばかりではなく、終末期を見越した準備でもあります。
認知症等の事情で判断能力を失う前に身元保証サービス・任意後見契約等を行っておくと、介護施設への入所、病院への入退院がスムーズになるでしょう。
身元保証サービスは身寄りのない高齢者の身元を保証するサービスで、生活支援を同時に契約することで通院付き添い等、家族に代わるサポートをしてくれます。
任意後見契約は自分が決めた人に後見人になってもらう制度です。信頼できる方と任意後見契約を交わすことで、病院で入退院時の清算等の財産管理を担ってくれます。
・【沖縄のおひとりさま老後】孤独死は避けたい!自分でできる8つの対策とは
沖縄の終活でやるべき事は?
終活は「終活ノート(エンディングノート)」に家族が役立つ情報を記載して進めます。終活ノートは市販されていますが、自作でも構いません。
終活ノートは遺言書と違い、法的効力はありませんが決まり事もない自由なものです。そのため大学ノート・メモ帳などに下記進める方もいます。
また近年ではメモ帳等のスマホアプリ、exelなどのソフトで書き進める方もいるでしょう。金融機関は提供する終活スマホアプリなども登場しました。
・那覇市「終活支援ノート」
①生前整理
生前整理とは身の回りの物・財産等を整理し、必要があれば処分することです。身の回りの物や財産を整理することは、自分の人生を振り返る作業にもなるでしょう。
物品等の仕分けは体力が必要ですし、処分するには車での搬送も伴うため、終活では優先順位の高い項目とされます。目安として65歳くらいには生前整理を始めたいところです。
40代~50代の現役時代から行う身の回りの整理「老前整理」から始める方もいます。断捨離を行うことでスッキリとした快適な暮らしが実現するでしょう。
・生前整理のやることリスト!何歳から始める?業者に依頼する費用相場は?注意点や進め方
②親族関係図(家系図)の作成
自分を中心とした親族関係図を作成することで、遺された家族は相続人を漏れなく把握できます。相続発生後に法廷相続人を調べたところ、思わぬ相続人が登場するケースもあるためです。
特に離婚経験があり元配偶者との間に子どもがいる・認知した子どもがいる場合は、関わる人々のリストと連絡先を記載しましょう。
この他終活をきっかけに「自分のルーツが知りたい」と戸籍謄本から辿った家系図を依頼する方もいます。
・【沖縄のおひとりさま終活】相続人になる人と優先順位を知っておく
③資産整理
終活で整理したい財産は・預貯金(年金、保険等)・デジタル資産・不動産・貸金庫(タンス預金)・負債(カード類)の5つの分類に分かれます。
なかでも価値のない不動産は相続すると維持管理費や定期的なメンテナンス等、遺族の負担にもなり兼ねません。放置している不動産は売却する等の対策を取ります。
また購入時の価格が分かることで相続税も大幅に節約できるため、契約書類の保管も重要です。
境界線・私道があれば権利関係が分かる書類、排水管の通り道等が分かる書類も保管します。
この他ローン等の負債もひと目で分かるように整理することで、遺された家族は必要があれば期限内に相続放棄等の対策もできるでしょう。
・沖縄で相続した実家とお仏壇じまい☆空き家にするなら売却した方が良い理由
④口座整理
沖縄の終活では口座の断捨離を行い、生活に必要な口座のみを残します。
まず、公共料金・クレジットカードの引き落とし口座を統一し、不要になった口座・使わなくなった口座は解約しましょう。
特に0円口座は口座名義人が亡くなった後の解約が面倒です。
この他、転勤先などで利用した現住所から離れている地方銀行・信用金庫・信用組合の口座、海外口座になると、さらに家族は解約手続きに時間と労力がかかります。自分で解約してしまいましょう。
近年では通帳のない口座もありますよね。通帳のない口座はエンディングノート等で存在を家族に知らせます。
・【沖縄の終活】相続財産の範囲はどこまで?生前整理をしておこう
⑤保険・各種契約の見直し
生命保険・医療保険の見直しでは最初に高齢者医療制度による自己負担額を確認し、貯蓄額に不安があれば、万一のために適切な医療保険を確保します。
若い頃に加入したまま放置している保険の補償内容も改めて見直しましょう。
各種契約としてはクレジットカード契約の見直し、不要なカードは解約します。
電子マネー・ポイントカードなども見直し生活に必要な契約のみを確保したら、エンディングノートに一覧を記載すると便利です。
クラウド・ソフト・サーバー・サービス等のネット契約も見直し、必要のないものは早い段階で解約しましょう。
・医療費の一部負担(自己負担)割合について
・【老後の暮らし】高額医療制度や保険の確認。まずチェックしたい5つの事柄
⑥デジタル資産・デジタル遺品
ネット銀行の預貯金口座・ネット証券の株式・投資信託の売買・暗号資産(仮想通貨)も、自分亡き後に家族が相続税の申告漏れを起こしやすいです。
この他にも、Suika・楽天edy等の「電子マネー」、PayPayやLINEPay等の「QRコード決済サービス」も整理をしましょう。
この他、「デジタル遺品」も整理が必要です。
ネット上の保存データがあれば置き場所をエンディングノートに記載します。ネットID・パスワードも必要ですが、悪用を避ける対策も必要です。パスワードは別紙に記載し保管先を書く等の工夫をしましょう。
・デジタル遺産・デジタル遺品とは?多発する相続トラブルへ5つの対策、生前整理の進め方
⑦遺言書の作成
遺言書は法的な効力を持つため、相続財産の分配に対して希望がある場合に有効です。ただし遺言書は規定に則り作成しなければなりません。
家族へのメッセージ等を付け添えたいならば、エンディングノートと併用すると良いでしょう。
ただし故人の遺言とは言え、相続人にはそれぞれ最低限に財産を相続する権利「遺留分」があります。遺留分を侵害しない、無理のない範囲での相続分配が好ましいです。
遺言書には・自筆証書遺言・公正証書遺言・秘密証書遺言の3種類があり、なかでも最も効力があるとされる遺言が公正証書遺言となります。目的に合わせて選びましょう。
・【沖縄の終活】遺言に有効な種類とは☆3つの遺言メリットとデメリット
⑧医療・介護の意思表明
終末期には認知症等の病気により判断能力が低下したり、病状の進行により意思を伝えられない状況も多々あります。
沖縄では終活を通して終末期の希望を、家族や医療機関等に共有することも可能です。例えば希望する医療機関・医療行為、延命治療の有無、臓器提供の希望等があります。
近年では自己判断ができなくなった際の希望をまとめ、書類を通して医師へ治療中止等の依頼ができる「リビングウィル(尊厳死)」等も登場しました。
・【余命宣告】リビングウィル(尊厳死)とは?作成4つのメリットとデメリット
⑨緊急時の連絡先
終活は家族と相談しながら進めエンディングノートを共有することで、自宅で突然倒れた時等の緊急時にも役立ちます。かかりつけ医・介護施設・利用しているディサービス等の連絡先の共有は重要です。
また危篤状態に陥った時、最期に会いたい知人・友人の連絡先リストを共有しておくことで、緊急時にも行き違いなく希望する人々への連絡が行き届きます。
・【家族の看取り】危篤が告げられたら、まず家族が行うべき6つの事柄
⑩お墓の検討
終活ではお墓に関する検討も重要です。人は亡くなると火葬・納骨の流れを辿りますから、誰もが検討しなければなりません。
先祖代々墓・門中墓等の入るお墓があるならば、そのお墓に入りたいか・入りたくないかを検討しエンディングノートで意思表示をしましょう。
墓主であれば継承者が必要なので、現存するお墓をどうするか?を検討します。個人墓地によるお墓の継承者は負担がかかるため、沖縄の終活では墓じまいや霊園への改葬を選択するケースが増えました。
所定のお墓に入りたくない・墓じまいをしてお墓がない・入るお墓がない方は、合祀墓・納骨堂・樹木葬・手元供養等、お墓のいらない遺骨供養を選んで生前契約を行うと良いでしょう。
・沖縄でお墓がいらない時、遺骨はどうする?お墓は必要?予算で選ぶ、お墓のない遺骨供養
⑪葬儀の準備
かつて沖縄では個人であっても100人を超える参列者をお迎えするような、規模の大きな一般葬が一般的でしたが、現代では葬儀スタイルも多様になりました。
「規模の大きな一般葬は遺された遺族にも負担が大きい」
「あまり知らない知人友人が大勢集まるのではなく、ごく身近な家族・友人に見送られたい」
など、さまざまな理由で生前に葬儀社と打ち合わせを行い、生前契約する終活が増えています。特に30以下の規模で行う家族葬等、新しい葬儀スタイルを希望する方が多いでしょう。
生前契約により一括で費用を支払うため、遺された家族も金銭面の心配を持つことなく、故人が亡くなったら葬儀社スタッフが通夜・葬儀等の進行を進めてくれます。
・沖縄で親や家族が亡くなったら、葬儀までにまずすることは?沖縄で昔と違う10の選択肢
・沖縄で葬儀までにかかる費用は?家族が亡くなったら葬儀に費用がかかる10項目と体験談
⑫家族信託・任意後見契約の検討
家族信託や任意後見契約は、認知症により判断能力を失った時に有効です。
「家族信託」は家族に財産の管理・運用を任せる「信託」する契約となり、認知症になった後も預貯金口座・不動産・有価証券等の財産管理を託した家族に任せることができます。
任意後見契約は、家族だけではなく知人友人・弁護士・司法書士・介護福祉士などの専門職等、第三者にも財産管理が依頼できる契約です。
「後見人」とは、他人でも契約をすると法的な代理人として財産管理・身上監護等を担う人ですが、通常は家族が担うべき身元保証義務はありません。
元気なうちに任意後見契約を交わしていない場合、後見人は「法定後見人」として家庭裁判所が選出します。
・「家族信託」とは?本当に必要?後悔したトラブル体験談から見る、メリット・デメリット
・「任意後見人」は必要?できること・できないこと、後悔した体験談から見る7つの注意点
⑬死後事務委任契約の検討
「死後事務委任契約」とは死後の事務手続きを託す契約です。
契約者が亡くなった時点から発生する契約で、家族や親族への連絡・死亡届等行政手続き・葬儀の喪主・お墓の管理・病院や介護施設の清算事務等、内容は依頼者の希望により多岐に渡ります。
おひとりさま終活・頼れる家族や親族がいない(負担をかけたくない)・内縁の夫婦や家族に役立つ契約です。
知人・友人等の他、司法書士や弁護士・民間企業・社会福祉協議会等も死後事務委任契約を受け付けているでしょう。
・「死後事務委任契約」とは?手続きや費用はどれくらい?沖縄ではどこに相談すれば良い?
まとめ:沖縄では家族に迷惑をかけぬよう終活をします
沖縄では終活を通して、荷物・財産・デジタル遺産(デジタル遺品)・保険・交友関係・終末期・葬儀・お墓関係等をそれぞれ整理して家族に引き継ぎます。
自分であれば簡単な手続きも、本人が亡くなってしまうと証明書類の手配等、多大な労力を要するでしょう。法廷相続人が突然現れる・連絡が取れない等の事情で、手続きが進まなくなることもあります。
終活の作業は「立つ鳥跡を濁さず」を意識して、自分の人生において処理すべきものがあれば大小関わらず断捨離です。そして残った物事を整理し一覧にして、分かりやすいように家族と共有します。
家族と共有するエンディングノートの書き方は、下記コラムをご参照ください。
・【沖縄の終活】エンディングノートの書き方☆ 役立つ8項目とは?