【家族が亡くなったら】沖縄で遺体搬送~葬儀まで、費用相場10項目|その1

2022.10.13
【家族が亡くなったら】沖縄で遺体搬送~葬儀まで、費用相場10項目|その1

家族が亡くなったら、現代の沖縄では葬儀費用の他にも、安置室の使用料や搬送費など、無事に葬儀・告別式を済ませるまでに、さまざまな支払いがあります。今回はご遺体の搬送から葬儀を無事済ませるまでに支払う費用10の項目、前半の5項目を解説します。

家族が亡くなったら、現代の沖縄では葬儀費用の他にも、ご遺体の安置室の使用料や搬送費など、無事に葬儀・告別式を済ませるまでに、さまざまな支払いがあります。

故人の銀行口座から引き出すことはできますが、凍結された場合、手続きも大変だとして、沖縄ではご遺族の一人が葬儀費用を立て替えることも多いです。

またメモリアルローンなどの選択肢もありますが、御香典の範囲内で沖縄の葬儀費用を納めるようにして、ご遺族に負担が掛からないようにしたいですよね。

今回は家族が亡くなったら、沖縄で無事に葬儀を済ませるまでの費用について、大きな10の項目に分け、前半の5項目をお伝えします。

 

沖縄の葬儀費用相場

現代の沖縄に多い家族葬、葬儀費用は?
財団法人日本消費者協会「第11回:2017年葬儀についてのアンケート調査」によると、沖縄も含めた九州地方の葬儀費用の平均値は約166万円、全国的な平均値は約195万円でした。

ただ現代では沖縄の葬儀も多様になり、費用も一概にいくらとは言えません。
傾向としては人数によって沖縄の葬儀費用も安くなりますが、棺や祭壇などのグレードや、花葬など、ご遺族の意向によっては、人数が少なくてもお金が掛かるでしょう。

<沖縄の葬儀費用:人数で違う相場>
①~10人…約65万円
②11人~29人…約108万円
③30人~49人…約137万円
④50人~74人…約148万円
⑤75人~99人…約154万円
⑥100人~…約195万円※安心葬儀:2019年調査より

葬儀社との打ち合わせでは、棺や祭壇、会場など、ひとつずつ選択して費用が決まって来るため、予め予算を決めて担当者にお伝えし、費用を掛ける優先順位を付けて打ち合わせを進めると良いでしょう。

葬儀以外にも費用は掛かる

ただし、この葬儀費用の平均値には、家族が亡くなってから沖縄で葬儀が終了するまでの費用、全てが含まれている訳ではありません。
沖縄も含めて一般的に「葬儀費用」と言えば、下記4つの項目で構成されているでしょう。

<沖縄の葬儀費用、4つの項目>
①葬儀一式の費用…平均値121.4万円
②僧侶への支払い…平均値47.3万円
③仕出し業者への支払い…平均値30.6万円※財団法人日本消費者協会「第11回:2017年葬儀についてのアンケート調査」より

この他に御香典返しもありますが、いただいた御香典の約1/3~半額ほどを目安に準備するため、葬儀費用には含めないことが多いです。
また沖縄では葬儀後、参列者全員にお食事を振る舞わない選択も多いでしょう。

沖縄で葬儀終了までの費用、10の項目

沖縄で葬儀終了までの費用、10の項目
けれども家族が亡くなってから沖縄で葬儀を済ませるまでの費用には、この他にもさまざまな項目が含まれます。

例えば家族が病院で亡くなってから、自宅や葬儀社が提供する安置施設など、次の安置場所へご遺体を搬送する時には、搬送費用が掛かるなどです。

<沖縄で葬儀が終わるまでの費用>
(1)搬送費…約1万円~2万円
(2)安置費用…約1万円~3万円/1日
(3)葬儀会場(斎場など)…約2万円~30万円
(4)火葬料金…約8,000円~20万円
(5)祭壇…約18万円~80万円
(6)棺…約3万円~25万円
(7)骨壷…約5千円~数十万円以上
(8)遺影写真…約1万円~3万円
(9)霊柩車・タクシー・マイクロバス…約1万円~10万円
(10)お布施…約7万円~数10万円以上

前述したように、それぞれグレードがある他、近年では平屋戸建てを貸し切りにしたリビング葬などもあり、一概に上記の範囲内で収まるとは限りませんが、一般的な沖縄の葬儀の費用目安です。

それでは、下記よりそれぞれの項目を細かく解説します。

(1)搬送費…約1万円~2万円

(1)搬送費…約1万円~2万円
搬送費は距離と時間によって算出されます。
一般的には病院から自宅、自宅から斎場などの距離は10キロ未満が多いため、10キロ未満として約1~2万円ほどが目安です。

<沖縄の葬儀費用(1)搬送費>
基本料金10キロまで…約15,000円~20,000円
・10キロ以上…約3,000円~5,000円/10キロごと

…状況によっては100キロ以上の中・長距離を走る搬送や、飛行機などで海を越える搬送もありますが、この場合は数十万円掛かります。

ただ飛行機で搬送したり、長距離のご遺体搬送をする選択はそれほど多くはありません。
現地で火葬を済ませて骨壺の状態で、ご遺族が持ち帰る選択が多いでしょう。

●搬送の注意点

ここで沖縄の葬儀費用において搬送費も、「どこからどこまでが」距離として算出されるのか、また深夜料金まで配慮したいところです。

<搬送の注意点>
①走行距離
車庫から出てご遺体を乗せるまでの走行距離
・ご遺体を乗せてから搬送先までの走行距離②留置時間(搬送車の待機時間)も料金が発生する

③時間帯による料金割増し
・深夜料金
・早朝料金

…以上の搬送料金も加算されることは注意をしてください。
留置時間は30分ごとに加算される業者が多いです。

ご遺体の搬出・搬入は、ご遺族の判断だけではどうにもならないので、病院の人々と相談して適切な時間帯で調整しましょう。

(2)安置費用…約1万円~3万円/1日

葬儀社は「代行業」
家族が亡くなったら、病院の霊安室は半日~1日ほどでご遺体を搬送しなければなりませんので、この間に安置場所を決めます。

昔の沖縄では自宅を安置場所にする家が多かったため安置費用は会場利用料は掛かりませんが、今では葬儀社が提供する、環境が整った安置施設を利用する判断が多いです。

<沖縄の葬儀費用:安置場所>
①自宅に安置
・ドライアイス…約5,000円~10,000円/1日②葬儀社が提供する安置室
・ドライアイス…約5,000円~10,000円/1日
施設使用料…約5,000円~30,000円/1日

③専用の安置施設
・ドライアイス…約5,000円~10,000円/1日
施設使用料…約10,000円~20,000円/1日

葬儀社が提供する安置室や、専用の安置施設の使用料は、施設によって幅が広いでしょう。

一般的にはご遺体の搬送を依頼する際に、通夜や葬儀までお願いできる葬儀社を決め、その葬儀社が提供する安置室を利用することが多いです。

最近ではコロナ禍などの影響で、葬儀社が安置室を提供できなかった場合など、専用の安置施設にご遺体を搬送することもあります。

※家族が亡くなったらまず行う、安置場所の決定については下記をご参照ください。
【家族が亡くなったら】沖縄でまず行う、葬儀社と安置場所の決め方を解説

 

(3)葬儀会場(斎場など)…約2万円~30万円

(3)葬儀会場(斎場など)…約2万円~30万円
沖縄で葬儀費用を安く抑えたい場合は、公営の葬儀会場を選ぶと良いでしょう。
全国的に葬儀会場には、公営と民営がありますが、墓地などと同じく公営の施設が割安です。

ただし居住する地域の施設でないと、価格が上がることが多いので確認をしてください。

<沖縄の葬儀費用(3)葬儀会場>
①公営の葬儀会場…約6,000円~50,000円
②民営の葬儀会場…約10,000円~300,000円

沖縄では火葬場と葬儀会場(斎場)が隣接している施設でも、火葬場のみ公営の施設で、葬儀会場(斎場)は民営場合も少なくありません。
この場合は民営と同様の価格帯になるので、この点も注意が必要です。

また葬儀会場は公営・民営限らず、会場の大きさに比例して「小ホール・中ホール・大ホール」と、使用料も高くなります。

※地域や会場の大きさで違う、沖縄の葬儀会場の費用目安は、下記にも詳しいです。
【沖縄の葬儀費用】祭壇セットの内容は?火葬料金など内訳が分かる5つの項目

 

(4)火葬料金…約8,000円~20万円

(3)ご遺体を火葬するタイミング
沖縄では葬儀会場の費用と同じく、火葬料金も公営と市営によって価格幅があります。

ただ公営の火葬場でも、地域によって価格幅は広く、約8,000円(読谷村村営火葬場)~約75,000円ほど(具志川葬斎場/住民以外)が目安です。

<沖縄の葬儀費用(4)火葬料金>
①公営の火葬場…約8,000円~75,000円ほど
②民営の火葬場…約30,000円~200,000円ほど

沖縄では葬儀会場の費用と同じように、火葬場も地域住民とそれ以外の人で、料金が大きく変わります。

例えば、前述した具志川葬斎場では、うるま市や具志川市民であれば約35,000円の火葬料金であるところ、地域住民以外の場合は75,000円と割引が適用されません。

なかには地域住民しか利用できない火葬場もあるので、公営の場合は使用できるかどうか、確認をすると安心です。

地域の火葬料金については、下記をご参照ください。
【沖縄の葬儀費用】祭壇セットの内容は?火葬料金など内訳が分かる5つの項目

 

(5)祭壇…約18万円~80万円

昔ながらの沖縄の一般葬、葬儀費用は?
沖縄の葬儀費用では祭壇こそ、選ぶグレードによって大きな幅があるでしょう。

ただ大きな会場に小さな祭壇ではバランスが取れないので、葬儀会場の大きさに合わせる必要はあります。
また祭壇は大きく2つの種類に分かれ、種類によっても価格幅が大きいです。

<沖縄の葬儀費用(5)祭壇>
①白木祭壇…約18万円~33万円ほど
②生花祭壇…約20万円~80万円ほど

ただし、生花祭壇などは選ぶ花々やグレードにも影響されます。

大きな祭壇でグレードが高いものになると、100万円以上のケースもある一方、現代では低コストプランもあるため、まず予算を決めて打ち合わせをしてください。

最後に

ここまで沖縄で葬儀費用に掛かる10の項目のうち、前半として5項目について解説しました。

後半の5項目については、「【家族が亡くなったら】沖縄で遺体搬送~葬儀まで、費用相場10項目|その2」をご参照ください。

規模の大きな一般葬が多い沖縄の葬儀費用は割高傾向にありますが、法的に通夜や葬儀費用は故人(被相続人)の相続財産から支払うことができます。

ただ相続人が取引銀行へ死亡報告をすると、直ちに故人の銀行口座は凍結されるため、それなりの手続きを踏まえて葬儀費用を引き出すことになるかもしれません。

取引銀行が名義人の死亡を確認していない場合、故人の銀行口座が凍結されないままのケースもありますが、後々相続トラブルに発展し兼ねないため、相続人全員の同意の元に引き出した後、領収書なども全て保管しておくと安心です。

※家族が亡くなったら、故人の銀行口座凍結や手続きについては、下記をご参照ください。
【沖縄の相続】故人の銀行口座はいつ凍結されるの?相続人が行う5つの手続き

まとめ

沖縄で葬儀が終わるまでの費用とは|その1
●その1
(1)搬送費…約1万円~2万円
(2)安置費用…約1万円~3万円/1日
(3)葬儀会場(斎場など)…約2万円~30万円
(4)火葬料金…約8,000円~20万円
(5)祭壇…約18万円~80万円

●その2
(6)棺…約3万円~25万円
(7)骨壷…約5千円~数十万円以上
(8)遺影写真…約1万円~3万円
(9)霊柩車・タクシー・マイクロバス…約1万円~10万円
(10)お布施…約7万円~数10万円以上


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